ご、500円!? 腰痛持ちおばさん、病院のリハビリに感動。年間10万円の治療はなんだったのか

小林久乃 コラムニスト・編集者
更新日:2026-01-14 11:45
投稿日:2026-01-14 11:45

ご、500円!?

 驚いたのはその後。リハビリを終えて会計をすると、受付で求められた金額は

「500円です」

 だった。は? は? は? 500円?

「間違えてないですよね?」

 再度、受付スタッフに聞き直してしまった。なぜなら安すぎる。鍼灸院と同じような治療だったのに、費用は10分の1に満たない。今まで他のマッサージも受けたけれど、同様の金額だった。そしていつも「小林さん、凝りすぎです。肩がパンパンです」と常套句のように凝りを注意されていた。では今日は? と思い返すと整体師からはそんなことは言われず、今後どうやって筋肉をつけて、治療を卒業していくのかを話された。

「筋肉をつけて好きなスポーツができるようにしましょうね」

 私は腰の痛みの影響で、好きな水泳も腰に負担がかかると医師から止められていた。筋肉さえつけられることができれば、復活できるとも。一気にさまざまな思いを巡らせながら、500円の支払いを終えて、病院を後にした。金額に感動もしたけれど、もうひとつは1階で診察、国の保険をしっかりと使って、多くの中高年が安価にリハビリを受けられるシステムを構築した院長のビジネス手腕にも感動した。

 最近、完治を目指して、整体師との会話を楽しみながら週一回のペースで通院している。今までは月に一〜二回程度の治療に留めていたが“500円”であれば、治療費を気にする必要もない。たまたま私はいいスポーツ外科に出会ったけれど、おそらく日本全国のどこかの外科でも受けられるはずなので、気になる人はぜひ検索を。使えるものは使ったほうがいいもんね。

小林久乃
記事一覧
コラムニスト・編集者
出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にてデビュー。最新刊はドラマオタクの知識を活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社刊)。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディアの構成と編集、プロモーション業が主な仕事。正々堂々の独身。最新情報は公式HP

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


“にゃんたま”は神様の化身?幸せを呼ぶまあるい鈴カステラ
 あけましておめでとうございます。今年も「にゃんたま詣」でスタート!  神社で動物に出逢うのは、神様の歓迎サインと...
ご祝儀は新札しかNG? 土日の入手方法やアイロンでの作り方
 友人の結婚式が近づいて、美容院の予約やドレス、靴の手配まで完璧なのに「ご祝儀の新札がない!!」と焦った経験はありません...
来年は猫年じゃない? 干支に入れず恨み節の“にゃんたま君”
 昔、神様は元旦に動物たちにあいさつに来るよう言いました。12番まで先着順に、年の動物になれるという大イベントでした。 ...
本当に自分のために? 素直に聞くべきアドバイスの見極め方
 昔から「素直さは大切」だと言われます。大人になっても素直さを忘れずに、周囲のアドバイスを聞き入れられる人のことは尊敬し...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #3
 投資していた友人の失脚により、K社長はブラックな債権者から追われる身となりました。  社長は行方をくらまします。...
縁を切るべき友達の5つの特徴&上手に縁を切る方法とは?
 どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、「苦手だな」「付き合いにくいな」と感じる人は、誰にだっているもの。仕事の付...
後ろ足で器用にポリポリ…一緒に“にゃんたま”も揺れちゃうの
 きょうは、首元がカユ~イにゃんたま君です。  首を掻くのに、うしろ脚を使うなんて…ニャイす!  一本だけ爪...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...
お葬式に黒いタイツはダメ?寒い日の防寒対策&喪服のマナー
 真冬にお葬式に参列することになった時、黒のストッキングでは足元が寒いことってありますよね。でも、暖かい格好で行こうと思...
配信者にとっては厄介!「察してもらいたい欲」がすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
この匂いはあの子かにゃ?チェックに余念のない“にゃんたま”
 猫の嗅覚は、人間の嗅覚の数万倍から数十万倍鋭い、といわれています。  猫の鼻先は常に湿っていて、空気中に流れてい...
今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月
「今年の千両、実付きがいいよ!」  花市場でいつもお世話になっているセリ人のお兄様が電話の向こうで叫んでおります。...
旅行できない今こそ…年末年始におすすめグルメサービス2選
 政府の観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止が決まり、年末年始の予定を変更した人も少なくないはずです。こんな...
静かな時間の終わりなき毛繕いに感じる“にゃんたま”の美学
 男には自分の世界があるらしいと知ったのは、小学校低学年の頃。  テレビでルパン三世のアニメのテーマ曲が流れていて...
人と仲良くなる6つのコツ&友達作りが上手な人の共通点♪
 社会人になってから、「人付き合いに苦労している」という人は多いはず。学生の頃には、無難にこなしていたはずの人付き合いが...