東京では憧れの「私立」地方では“滑り止め”扱い。認識のズレはなぜ起こる? 高校受験のリアル

しろいしろ
更新日:2026-01-22 11:16
投稿日:2026-01-22 11:16
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高校まで公立進学が当たり前だと思っていた筆者はその固定観念を見直すことに。アタフタしながらも奮闘する母親の中学受験挑戦記です。

地方では「公立」が優位という認識

 以前、Xでこんな投稿が話題になった。要約するとこうだ。

 ――地方育ちの投稿者は、私立は「公立に落ちた子が高いお金を払って入学する学校」という認識だった。なので上京後、都会では公立が下位とされる文化を(頭では理解していても)いまだに受け止められない――

 そう、そう。

 地方出身者として言わせてもらうが、地方の「公立優位」はまさにその通り。都会で当然とされている私立優位なんて価値観、実は全国的にみると少数派だと思う。

【関連記事】「お受験」界隈で赤っ恥!港区女性との会話が噛み合わない…庶民ママが後悔する“無知すぎた”一言

 私が育った地元には、偏差値60~70の私立高校がいくつかある。だけど、そこを第一志望で目指す生徒はほとんどいなかった。私立高校はどの学校も公立の滑り止めの学校で、高偏差値の私立はトップ高を落ちた人たちで成り立っているイメージ。

「私立専願」という「そこしか受けないから合格基準を下げます」的な優遇措置があるくらいだ。その「専願」も、受験する人は、スポーツ強豪校に部活目当てで行く人か、下位公立にも行ける学力がない人のためのものという認識だ。

私立の筆者は肩身が狭かった

 地方、しかも閉鎖的な田舎ゆえなのか…私の生まれ育った町では、高校受験で私立に進学するというのは、「肩身が狭い」を通り越して屈辱的なことだった。現に私自身も、公立に落ちて、滑り止めの私立高校に行ったパターンである。だから、3年間は地獄だった。

 私立の制服を着ているだけで「あの子、第一志望に落ちたんだ」と思われているような気がして、学校を出たら制服を早く脱ぎたかった。嫌々行っていたので高校ではいい思い出が一個もない。心を許せる友人もできなかった。

 地方の中受私立は別格扱いなので、中学受験をして件の(※第1回目参照)私立中高一貫校に行っておけばよかったと改めて思ったものだ。

しろいしろ
記事一覧
地方出身。公立中→高校受験でN大付属校から内部進学でそのままN大へ。現在フリーライター。神奈川・湘南地区在住。現在公立小一年生のひとり娘・ミオリの中学受験を検討中。夫も地方出身で、公立高校→私立工業系大学卒のサラリーマン。

ライフスタイル 新着一覧


爪噛み、鼻ほじ、風呂排尿…やめられない「私の悪習慣」から卒業する方法
 人間、生きていれば一つや二つくらいは人には言えない「やめられない習慣」があるもの。やめたいと思っていても、ついやってし...
セックスは嗜好品ですか? 子宮頸がんサバイバーの性生活を語ります
 日本人の2人に1人が罹患するといわれる「がん」。  ひと昔前なら不治の病とされていましたが、今は早期発見と手術や...
2023-06-22 18:37 ライフスタイル
癒しの漫画/第50回「君のトモダチは、僕のトモダチ」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
歯科矯正で“ハムカツNG”となり、人生の楽しみが半減 2023.6.3(土)
 46歳になって歯科矯正(表側のワイヤー矯正)をはじめた女の悲喜こもごも。わかっちゃいたけど、食事に“難あり”の日々を強...
「圧が強い人LINE」に見る“3大”特徴…もっと違う言い方あるよね?
 圧が強い人と会話していると、なんともいえない嫌な気持ちになりますよね。勝手に断定して話を進められたり、強い口調で上から...
外国に来たかと思ってしまう光景 2023.6.2(金)
 外国語を話す人々に囲まれて、まるでこちらが旅行に来た気分。  僕らの日常は、この人たちの目にどう映っているんだろ...
SNSに疲れてない? 心身を整える「デジタルデトックス」5つのコツ
 インスタ、Twitter、TikTok……SNSのチェックやUPが日常となった今、「スマホやパソコンが欠かせない」とい...
デキる女が徹する「人の噂話3原則」乗らない・広めない・わかんない
 みなさんは人の話を聞く時、どんなことに気をつけていますか? コミュニケーションのテクニックは色々とあるでしょうが、私は...
お父さんといっしょ♪ チビ“たまたま”の尊さにノックダウン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
トイレ行列を横目に「今だけ男ね!」おばちゃん最強と悟った瞬間5選
 親しみを込めて「おばちゃん」と呼ばれる人もいる中、一部の女性は「鋼(はがね)の最強メンタルな迷惑おばちゃん」に仕上がっ...
【保存版】梅雨のお楽しみ♪ アジサイの切り花を“愛で尽くす”テクニック
 アジサイの美しい季節がやってまいりました! 近年アジサイ品種の豊富さは、アジサイフリークにとって誠に悩ましく、毎年コレ...
さいきん梅雨が来るの早すぎじゃない? 2023.5.31(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
誰にも言えない癖8選 鼻をかんだティッシュをつい見ちゃう!
 誰にだって、癖のひとつやふたつあるはず。癖は無意識にやっているため、いまだに自分で気づいていないことがあるかもしれませ...
ドッグフードってウマそうじゃない? 巷で噂の3品を食べたら思いのほか…
「毎日の食事が身体の基本を作る」と巷ではいわれていますが、それはわんちゃんも同じこと。  最近では犬の健康を追及し...
2023-05-30 06:00 ライフスタイル
【マツキヨ】プライべートブランド日用品4選 2023.5.30(火)
 ドラッグストアで買い物してると、「matsukiyo」と記載された商品が増えてきたなと思う今日この頃。ご存知の方も多い...
茜色に染まる景色に心安らぐ 2023.5.29(月)
 たった数十分くらいの間に刻々と変化していく空の色。  茜色に染まる景色に心安らぐ。  日が落ちるまで眺めて...