「男性をHな映画に誘って発情させる作戦」が失敗する理由

内藤みか 作家
更新日:2019-09-23 06:23
投稿日:2019-09-23 06:00

官能映画に自分から誘わない

 ちなみに私は官能的な映画は男性とは一緒に観ません。じっくりひとりでかぶりついて楽しみたいからです。そして、後日、男性に「最近どんな映画を観た?」と話題を振るのです。そして自分が観た映画の話もする。たとえば先日だったら映画『火口のふたり』をひとりで観たので「登場人物が男女2人だけなの。ベッドでのエッチなシーンもすごく多くて……」などと話をするのです。そうすると、男性は「それ、一緒に観たかった!」と言い出します。

 男性は妄想の生き物です。女性がひとりでエッチな映画を観ていたなんてことを知ると、モヤモヤしてきて、ちょっかいを出したくなるものなのです。「おいおいお姉さん、なにひとりでエッチな気分になっちゃってるの。俺が気持ちよくしてあげようか?」というような気分になるらしいです。

 でも逆に、女性のほうからエッチな映画に誘ってきて、さあどうぞと言わんばかりの態度をされるとちょっかい出す気になれないのです。

 男性は自分から追いかけたいたちなので、一緒に官能的な映画を観たいのなら、相手に一緒に行こうと言い出すように仕向けることが必要です。向こうが乗り気なら、映画中にお互いに気分も盛り上がり、上映終了後に彼のほうから「どっか行こう」と言い出すかもしれません。

 今回の年上女性のように自分だけ先に熱くなってしまい、ホテルに行くのが当然であるかのような強引な誘いかたをしてしまったら、男性はドン引きしてしまうので、気をつけましょう。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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