“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです

東城ゆず ライター・エディター
更新日:2019-10-16 06:00
投稿日:2019-10-16 06:00
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆者は「健康寿命への認識はまだまだ甘い」と思っています。

“死”と聞けば健康寿命のみ意識する

最後まで健康でいたい(写真:iStock)
最後まで健康でいたい (写真:iStock)

 健康寿命とは、“健康的な生活ができている年齢まで”のことを言います。例えば、95歳で生涯を終えたとしても、82歳で要介護状態になってしまっていたら、82歳で健康的な人生を終えたことになります。多くの人が死期を考えるとき、それは“健康寿命”を指すと思います。まさか、「ラスト5年にかけて、寝たきりになるかも」と予想する人はいないのです。

 しかし、実際はそのような人も多いのが事実です。人生のラストスパートで認知症を患い、友達や家族の名前も忘れたり、利き腕が麻痺して動かなくなったりと不便な思いをして、残りの人生に失望することになる人も多いのです。

 現代はただ長寿を考えるだけではなく、「いかに健康な状態で生涯を全うするか」を考える時代に来ていると言えるのではないでしょうか。そのためには、認知症の予防だけは不完全! まずは認知症と同じくらい怖い、“生活習慣病”を予防しましょう。生活習慣病は、自分の心がけ次第で予防することができるのです。

東城ゆず
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ライター・エディター
1994年生まれ。11歳の頃からブログを運営。ライターやエディターとして、女性誌メディアや地元新聞のコラム枠まで幅広く活躍中。恋愛やママ友問題、介護士であった経験からリアルな介護問題まで幅広い知見がある。年子兄弟を連れ離婚の経験があり、現在は再婚に至る。

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