妻を蝕む サイコパス系モラ夫の“エキセントリックな口癖”3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-10-18 06:00
投稿日:2019-10-18 06:00
 サイコパスちっくな本性をもつモラハラ夫ほど、口にしがちなフレーズもあります。妻をじわじわと追い詰める、冷酷なそのセリフとは……? 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、サイコパス系モラ男が言いがちなエキセントリックすぎるフレーズを3選ご紹介します。

1:「僕はそう思わない」

 サイコパスモラ夫が行動する基準のひとつは、“自分がどう思うか”。

 そもそもサイコパス気質な男性は、他者の気持ちに寄り添うことができないため、最愛の存在であるはずの妻が困っていたり悩んでいたりしていても、どこ吹く風。さらには、“夫婦”としての助け合いや慈しみ合う意識にも欠ける男性が多く、妻が「夫婦なんだから、夫としてここを助けてほしい」と願っても「僕はそう思わない」のひとことで片付けてしまうのです。

 サイコパス系モラ夫には、責任感に欠ける気質を併せ持っているタイプも多いので、このフレーズによって、あらゆる責任を放棄する傾向にもあります。

2:「君の問題でしょ?」

 一般的には、夫婦は助け合って生きていくものですし、愛する女性が困ったり悲しんだりしていれば、進んでサポートする男性も多いものです。

 ところがサイコパス系モラ夫ほど「夫婦は運命共同体」の意識が欠如。妻がなんらかの問題を抱えていても「俺には関係ない」とばかりに「それはさ〜。君の問題でしょ?」と言い放ち、いともたやすく突き放します。

 サイコパス系モラ夫にとって、妻はあくまでも“他人”。自分以外の人の感情にはまったく関心が湧かないため、こういった夫といると、妻は精神的にも物理的にも追い詰められてしまいます。

3:「だから何?」

 愛する女性が悩みを抱えていれば、それが深刻であるほどに親身になるのが、一般的なパートナーのあるべき姿。しかしサイコパス系モラ夫は、自分に影響がない事柄にはどこまでも無関心であるため、妻が切実な悩みを打ち明けても「だから何?」のひとことで済ませがちな傾向です。

 妻が抱いている悩みの内容がどんなにシリアスであっても、とことんまで「俺は関係ない」のスタンスを貫き、妻を孤独の底に追いやるのです。

まとめ

 サイコパス系モラ夫との結婚生活は、妻にとっては地獄でしかありません。夫から道徳的にも許しがたい発言を繰り返し浴びせられることで、とことんまで突き放され、孤独な立場に追いやられます。その結果として、メンタルや身体を壊す女性があとを絶たないのも実情です。

 こんなセリフを日常的に浴びせられていれば、どんなに健康な女性でも、いつしか心や身体が蝕まれても、無理はないのではないでしょうか。サイコパス、そしてモラハラ気質が少しでも垣間見えたら、その男性とは結婚しないに越したことはありません……。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼とのスキンシップが面倒。性欲が低いのはおかしいですか?(46歳・会社員)
 46歳・会社員の婚活女性です。好きな人が相手でもスキンシップを取るのが面倒くさく感じてしまいます。同世代の元彼とも仲は...
植草美幸 2025-05-26 06:00 ラブ
ぎゃー! 初対面デート、相手がタイプじゃない…どうする? 5つの対処法
 素敵な男性と出会えるチャンスが潜んでいる、マッチングアプリ。マッチングアプリで恋愛成就させる人も増えている一方で、初デ...
恋バナ調査隊 2025-05-26 06:00 ラブ
【男女別】結婚の理想と現実をガチ告白。思ってたんとちがーう!
 あなたは結婚に対してどのような理想を持っているでしょうか? 理想の結婚生活を求めて婚活している人もいるでしょう。  ...
恋バナ調査隊 2025-05-25 06:00 ラブ
「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
意外と簡単? 男に「守ってあげたい」と思わせるLINE3選。やっぱりギャップが大事なのね
 男性には庇護欲があるもの。「守ってあげたい」と思った瞬間、相手の女性を意識したり好意を持ったりしがちです。あなたも意中...
恋バナ調査隊 2025-05-24 06:00 ラブ
43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンター...
蒼井凜花 2025-05-23 11:15 ラブ
やらかしたー!「いい女アピール」が完全裏目に… 恋愛ブランディング失敗談4選
 マッチングアプリやSNSなどが普及し、多くの異性と気軽に出会える時代。だからこそ、いい男を見つけた瞬間「他の女に取られ...
恋バナ調査隊 2025-05-23 06:00 ラブ
男性が即OKするデートの誘い方とは? “断られ知らず”アラサー女子の極意
「勇気をふりしぼってデートに誘ったのに断られちゃった」と嘆く女性は少なくありません。その一方で、お誘いに全部OKをもらえ...
内藤みか 2025-05-22 06:00 ラブ
ぽっちゃり女、マチアプでの悲劇。緊張で「寄行」に走った結果、まさか自分が“モンスター”側になるとは…
 世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
返信が遅い=脈ナシは嘘! 好きだからこそ「即レスできない」5つの理由
「好きな人からメッセージが来ると、つい即レスしてしまう」このような女性が多い一方で、なかには「好きだからこそ返信が遅れて...
恋バナ調査隊 2025-05-22 06:00 ラブ
流出したら恥! 不倫カップルのLINEを暴露。「楽園に行きたかった」って悲劇のヒロイン気取るんじゃない
 昨今では、永野芽衣さんと田中圭さんのように、不倫が発覚しようものなら大変な非難に晒される時代。でも、2人の世界に溺れた...
恋バナ調査隊 2025-05-21 06:00 ラブ
なぜ? 離婚しないサレ妻たちの6つのホンネ。許したなんて“フリ”だけです
「男は浮気する生き物だから……」と寛大な心で許す女性なんてひと握り。大半の女性は、許しているフリをしているだけのようです...
恋バナ調査隊 2025-05-20 06:00 ラブ
「最悪な事態」になる前に…彼氏への“罪悪感”に押し潰されそうな時の対処法。男の連絡先は全消去を
 彼氏のことが大好きなのに、お酒の勢いや元カレからの連絡に流されて、つい一夜を共にしてしまった人もいるかもしれません。そ...
恋バナ調査隊 2025-05-19 06:00 ラブ
LINE未読スルーに心が折れた…男が「俺がいなくても大丈夫そう」と思う3つの瞬間
「彼女は俺がいなくても大丈夫そう」。そう思った彼はあなたから離れていくかもしれません。求めたり頼ったりせずにいると誤解さ...
恋バナ調査隊 2025-05-18 06:00 ラブ
「妻は正論ばかり」48歳薄給夫がアルバイトを渋る理由。“中年の現実”に立ちはだかる壁
「冷酷と激情のあいだvol.246〜女性編〜」では、仕事の売上が激減した夫・ヨウスケさん(仮名)への不満を募らせる妻・紗...
並木まき 2025-06-04 11:01 ラブ