もう2度と…子宮全摘&腸閉塞と全力で闘った30日間入院生活

コクリコ 編集者
更新日:2019-11-05 13:05
投稿日:2019-10-22 06:00

長さ190㎝の管をノー麻酔で一気に抜く!?

 待ちに待った月曜日。挿管して8日目の朝です。絶食は通算13日目。抜管後、1日ほど絶食して、重湯から食事がスタートするそう。

 ほんまに先生が来て、ベッドに腰掛けるように言われます。

「じゃあ、抜きます」

「えっ! 麻酔は?」

「ないない。抜くだけだし」

「えっ! 気持ち悪くならないんですか?」

「うーん。入れる時ほどではないかな。途中でやめると気持ち悪くなるから、一気に抜きます」

 挿管は麻酔をして行われましたが、抜管はノー麻酔です。190㎝をノンストップで抜くというわけです。ぎゃーーーーーーーーーーーーー。

 ほんまに先生が引っ張っても引っ張っても、のどを通して鼻からチューブが出てきます。万国旗が出てくる手品みたいな感じでしゅるしゅるしゅるしゅると190㎝抜きました。涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃになった顔をあったかいおしぼりで拭いて、ああすっきり!!! 目の前のビニール袋にはへびみたいにとぐろを巻いたイレウス管が入っていました。こいつめ~。

気になる個室の料金

 それにしても、すっかりがんになったことを忘れ、全力でイレウスと向き合った2週間でした。ご飯がちゃんと食べられるようになって、排尿がうまくできるようになれば、今週末には退院です。

 順調なら3週間で退院だったのに、1週間も伸びてしまった。早く外に出たい!

「保険もおりるはずだし3週間なら」と思って清水の舞台から大ジャンプとばかりに申し込んだ個室(1泊4万円弱)でしたが、さすがに個室料も気になってきた……。

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【ニトリ】話題の「重い毛布」買ってみた!2022.10.25(火)
 加重することで、包み込まれる安心感を与えるーー。ニトリの「重い毛布」を知っていますか? 本格的に寒くなる前に購入したの...
こんな時代だから「初心者向けの一人旅」メリット&楽しみ方
 気ままで自由な一人旅。憧れますよね! でも、実際には「会話する相手がいなくて寂しそう」「勇気がない」「一人だと不安」な...
チビッ子“たまたま”とピンク肉球のマリアージュにメロメロ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
作り笑い以前に“笑顔が苦手な人”の原因と対策 どう接する?
 仕事やプライベートで人と接する時、なかなか笑顔を見せてくれない人がいると「嫌われているのかな?」と不安になってしまう時...
都会の雑踏で聞こえた地元の方言 2022.10.23(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
大凶作のドラフト会議でイケメン“ザックザック大豊作”のなぜ
 今年のプロ野球ドラフト会議は空前の大凶作といわれていた。目玉となる選手はゼロで、多くの球団が争奪戦を繰り広げるようなス...
2022-10-22 06:00 ライフスタイル
「やりすぎ時短LINE」BBQの役割分担までエクセルにするの?
 忙しい社会人で時短術を活用している人はたくさんいますよね! でも、何事もハマりすぎは良くないようです。今回は、時短術に...
パワハラ虫に遭遇、最悪!でも「したたかな準備」で反撃可能
 仕事でもプライベートでも、パワハラ気味な人に遭遇してしまうと最悪ですよね。  災難だと思って諦めることもできますが、...
ヘアサロンから濡れ髪のまま飛び出てくる女、になった。
 書店員として本を売りながら、踊り子として舞台に立つ。エッセイも書く。“三足の草鞋をガチで履く”新井見枝香さんの月イチ連...
【ドンキ】エモい「情熱価格」激旨1位は… 2022.10.20(木)
 みなさん、ドン・キホーテは好きですか? 筆者は大好きです。右を向いても左を向いても物価高なこのご時世、「驚安の殿堂」っ...
本当の友情ですか? 同性の友達の束縛がつらいと思ったら…
 同性の友達に「束縛されてる」と感じたことはありませんか? その子との予定を最優先させられたり、あなたに彼氏ができると機...
まるでぬいぐるみ!モッフモフ高密度“たまたま”にキュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
友達ってなんだろう 2022.10.19(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
何コレ!? 天然の「旅人の木」はコバルトブルーの種がヤバい
 ある冬の日のお話しでございます。  猫店長「さぶ」率いる我がお花屋さんに、ややご年配の、でもやたらと威勢の良い殿...
アラフォーが「テヘッ」はねぇ…今どきの「痛い女あるある」
「いい年してそれは痛いでしょ」と思える言動をする女性、あなたの周囲にいませんか? 若い頃は「かわいい」と言われた行動も、...