未婚女子にグサグサ刺さる 共感を呼ぶオススメ“婚活小説”3選

七海 ライター
更新日:2020-05-20 11:29
投稿日:2019-11-15 06:00

必死になればなるほど空回りする姿がリアルな「デートクレンジング」(柚木麻子)

 夫の実家である喫茶店で働くみつ子。仕事命で恋愛なんて二の次だった親友の実花が「結婚したい」と言い出し、ふたりの関係が変わっていきます。

 既婚者と独身者、となると女子はどうしても友達関係が変容してしまいます。けれど、それはもしかしたら世間からそうなるように仕向けられているのかもしれません。

 美人で仕事もできるのに、個性の強い実花が自分を殺して婚活に必死に取り組む姿は、どこか哀しさもあります。本当に結婚がしたいのか、それとも「結婚しないと女は一人前じゃない」という思い込みがそうさせているのか? 自分の婚活の原動力を振り返るきっかけにもなる一冊です。

「あの人独身なの?」と条件が良さそうな男性を見るとつい食いついてしまうのは、正直かなりわかる……と思いました。

七海
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ライター
95年、雪国生まれ。元バニーガール広報兼ライター。大学3年の時にブログを始める。婚活と読書がルーティン。卒論は綿矢りさ。好きなタイプは高学歴童貞。13のマッチングアプリを駆使し、1年半で会った男性は100人を超える。

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