未婚女子にグサグサ刺さる 共感を呼ぶオススメ“婚活小説”3選

七海 ライター
更新日:2020-05-20 11:29
投稿日:2019-11-15 06:00

婚活のしんどさをユーモアたっぷりに描いた「婚活1000本ノック」(南綾子)

 こちらは一風かわった小説ですが、作者自身を主人公に見立てており、ギャグ小説として書かれています。小説は普段読まない、という人にもとっつきやすいのでおすすめです。

 昔、自分をやり逃げした男がユーレイとして現れ、「お前が結婚するまで成仏できない」と一緒に婚活に奮闘する物語。あらすじの時点でかなり面白さが伝わるかと思います。

 けれど、内容はかなりシビア。32歳の官能小説家である南綾子氏が、ありとあらゆる婚活に手を出すのですが、なかなかうまくいきません。

 婚活サイト、お見合いパーティー、お料理合コン……。「悪い人じゃないけどなんか違う」と良さそうな人を断ったり、つまらないシモネタを言う男にドギツイシモネタで返して黙らせたり。

 幸せになりたいだけなのにうまく行かない、というアラサー女子の魂の叫びが詰まっています。深刻な気持ちになりたくない、げらげら笑ってしまいたい、という気分のときにおすすめです。

終わりに

「自分だけじゃない」と大きくうなずいたり、「またあしたから心機一転頑張ろう」と思えたり、はたまた「ちょっと婚活を休んでみようかな」と方向転換のきっかけになったり……さまざまな気持ちになるかと思います。

 婚活の辛さは、婚活している人同士でしかなかなか分かち合えないですよね。とはいえ、女性同士だとマウント合戦になりかねないのもまた事実。そんな時は、婚活小説を読むのも良いかもしれません。


【訂正とお詫び:2019年11月15日】
 本記事「未婚女子にグサグサ刺さる 共感を呼ぶオススメ“婚活小説”3選」で紹介した作品の著者名に誤りがありました。『婚活1000本ノック』の著者を「宮木あや子」としていましたが、正しくは「南綾子」でした。訂正しお詫び申し上げます。

七海
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ライター
95年、雪国生まれ。元バニーガール広報兼ライター。大学3年の時にブログを始める。婚活と読書がルーティン。卒論は綿矢りさ。好きなタイプは高学歴童貞。13のマッチングアプリを駆使し、1年半で会った男性は100人を超える。

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