ブサカワな実写版「生理ちゃん」も観るほどに親近感がわく!

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2019-11-09 06:05
投稿日:2019-11-09 06:00

女性軽視な男性上司に「女性の苦しみと痛みが少しは分かったか!」

(C)吉本興業 (C)小山健/KADOKAWA
(C)吉本興業 (C)小山健/KADOKAWA

 筆者が個人的に共感したのは、青子が上司に叱られるシーン。生理中で集中力が途切れ、ボーッと話を聞いている青子に対してです。

 コントロール不可の、尋常ではない眠気。経験者の女性にとっては、“生理あるある”ではないでしょうか。生理中は寝つきが悪くなる人もいるそうですが、筆者は前者です。以前OLをしていた頃、新人研修中にこっくりこっくりと船をこいでしまい、起きた時にはすでに手遅れ。男性上司の冷たい視線にさらされながら二度寝に突入するという暴挙に出てしまい、社内での居心地が微妙に悪くなった自分を、青子に重ねてしまいました。

 ぼんやり話を聞いている青子に、男性上司が女性蔑視の意見をするシーンは、シリアスなはずなのにクスッと笑いが。生理ちゃんが男性上司のお腹に“生理パンチ”をお見舞いし、生理の苦しみを味わわせるからです。

「こんなの初めて……」と苦悶する男性上司を観て、「女性の苦しみと痛みが少しは分かったか!」と、胸がスカッとする人もいるかもしれません。

原作もオススメ

“生理パンチ”シーンは、原作漫画では何度も描かれています。映画よりも原作のほうがやや荒々しく描かれていて、注射器での「経血注入」も笑えます。

 原作を連載中のサイト『オモコロ』(原作のタイトルは『ツキイチ! 生理ちゃん』)が、映画公開を記念して無料公開しているので、一読するのもオススメです。おもしろいうえに全て短編なので、「夢中で読みすぎてしまい、気づけば時間が経ちすぎていた」という事態にはご注意を。

内埜さくら
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これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

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