更新日:2019-11-28 18:03
投稿日:2019-11-28 18:00
「別々に寝るの淋しい」
その夜も彼女は泊まっていきましたが、私は新しく買った布団に、半纏やレッグウォーマーを着けたまま、導入剤を多めに飲んで寝ました。
彼女は「別々に寝るの淋しい。ふたりのほうがあったかいよ」と言いましたが、私は「仕事が立て込んでいるので、ちゃんと睡眠を取りたいんです」と本音で答えました。
翌朝、彼女は仕事に行く前にまた言います。
G「昨日、綾さんと会うことはみんな知ってるから、同じ服を着ていったら、泊まったことがバレちゃうわね」
そうして私の前に立ち、「キスして」とせがんできます。私が突っ立っていると、続いてまた、恥ずかしそうに俯く、パターン動作をしました。
でも私はもう腰を屈めませんでした。
「そんな俯かれたら出来ないですよ」と笑い、彼女から離れました。彼女がどんな目をしていたのかも見ていません。彼女はくすっと笑い声を出して、部屋を出ていきました。
次回に続きます。
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