いい関係を築きたい お姑さんに気に入られるための3つの作戦

内藤みか 作家
更新日:2019-12-12 06:00
投稿日:2019-12-12 06:00

彼をけなさない

なるべく余計な不安を与えない(写真:iStock)
なるべく余計な不安を与えない (写真:iStock)

 私の知り合いで、3年ともたず離婚してしまった女性がいます。彼女は、お姑さんに対し「この人はほんとうにだらしなくて」などとけなすことが多かったのです。しかも彼が目の前にいる前でそういう態度だったので、彼もお姑さんもあまりいい気持ちになれなかったのだと思います。

 お母さんにとっては、どんなにだらしなくても、自分が産んで育てた大事な息子です。悪口を言うような嫁にいい印象を持てるわけがありません。それに「うちの子を大事にしてくれているのかしら」と愛情に不信を感じてしまうのです。また彼に対しても「あのお嫁さん大丈夫なの?」と不満をもらしたり、悪口も積み重なると不協和音へと発展しかねません。

彼に姑の悪口を言わない

彼に愚痴をぶつけるのはやめておこう(写真:iStock)
彼に愚痴をぶつけるのはやめておこう (写真:iStock)

 これも多くの女性が忘れがちなことなのですが、彼には極力、できれば一度もお姑さんの悪口を言わないほうがいいでしょう。確かになにかと問題があるお姑さんもいるでしょうし、彼にグチりたくなることもあるでしょう。けれど、彼からすれば、自分を産んでくれたこの世にたったひとりのお母さんなのだということを、絶対に忘れてはいけないのです。

 お姑さんの悪口を彼にぶちまけると悲劇の連鎖が起きます。まず、彼が嫁と姑の間で板挟みになってしまうのです。彼には女性同士のぶつかりあいを平和に解決させるような技術はおそらくないはずで、どうしていいかわからずオロオロしたりイライラしたりで、夫婦喧嘩にまで発展するおそれがあるのです。お姑さんのせいで夫婦仲が悪くなってしまうのは、かなりもったいないので、やはり悪口は言うべきではありません。

 どんなにムッとすることをされたとしても、その人は彼のお母さんです。尊重し、優しくすることで相手の心は開きます。反発するといがみあうことになるので、まずは嫁のほうが大人になり、一歩引いてあげることが円満な関係の第一歩ではないでしょうか。

内藤みか
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作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
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