夫は見た! ウチの妻が“鬼嫁”へと変化を遂げたきっかけ3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-03-14 06:00
投稿日:2020-03-14 06:00
「鬼嫁」と呼ばれる女性のなかには、もともとの性格だけでなく、特別な事情を経て鬼嫁化した女性もいるようです。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、夫たちがコクハクした「我が妻が鬼嫁になったきっかけ」をご紹介します。

1:不妊治療の末に子供ができず…

「今年46歳になった妻とは、10年ほど不妊治療をしていましたが、結局子供には恵まれませんでした。

 それで、子供は諦めようってことになったのですが、それを決めてから1年くらいすると妻の性格が激変。

 彼女にとってつらい決断だったと思い、しばらくは大目に見ていたら、どんどんエスカレートしてしまい……。今では、手をつけられない暴君にまでなってしまいました。

 そろそろ、もとの妻に戻ってほしいけど、もはや別人レベルなので難しそうです」(48歳男性/IT)

  ◇  ◇  ◇

 受け入れがたい体験によって、性格がキツくなる女性もいるのは確か。しかし短期にとどまらず、年単位で暴君化が止まらないとなれば、一緒に暮らす夫には厳しい環境なのも事実でしょう…。

2:濡れ衣の浮気疑惑で開き直り

「実際には浮気をしていないのに、妻からやたら浮気を疑われた時期があって、それ以来、ずっと僕に対する態度がキツくて困っています。

 そのときの妻は、被害妄想に取り憑かれたみたいになっていたから、更年期障害かなって思い、医療機関への受診も勧めたんですけど…。まったく聞き入れてもらえず、今に至ります。

 本当に僕が浮気していたならともかく、まったくの誤解。なのに、今では『していたかどうかに関係なく、妻に浮気を疑わせた時点で、夫が悪い!』とキレながら開き直り、浪費や家事放棄を正当化するので、どうしたものか……」(43歳男性/サービス)

  ◇  ◇  ◇

 夫婦関係に陰りが生じる出来事があると、しばらく尾を引くのも事実。しかし濡れ衣のせいで、どんどんと関係が悪化するとなれば、真剣に頭を抱える夫も少なくないでしょう。

3:働ける派遣先が限られプライドがズタズタ

「結婚直後から、年上の妻に鬼嫁っぽさは感じていましたが、妻も派遣で働いていたので、少しは家計の足しにもなっていました。

 けれど40代後半になって、働かせてくれる派遣先が見つかりにくくなり、どんどん条件も悪くなったあたりから、家での鬼っぷりが加速。

 性格がキツくなったのに加えて、子どもがいないことも関係しているのか、僕の給料から化粧品や洋服に散財するようになり、節約どころか浪費ざんまい。今では、もともと妻が派遣で稼いでいた金額を超える額を、貯金を崩してまで使い始めている始末です。

 このままでは破綻するので、何度も妻に意見していますが、そのたびに『そもそも、あなたがもっと稼がないのが元凶』と言い放ち改善の見込みはゼロ。もうウンザリすぎて、マジメに離婚を考えています……」(44歳男性/金融)

  ◇  ◇  ◇

 収入が減ったのに浪費は加速となれば、家計が破綻するのは時間の問題。社会的役割へのプライドが傷つけられたのを機に、何かの“タガ”が外れてしまう女性もいるようですね。

まとめ

 もともとは鬼嫁ではなくとも、何かのきっかけによって、鬼嫁化してしまう妻もいるのが現実。そんな変化を目の当たりにしている夫の苦悩たるや、相当なものでしょう……。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ラブ 新着一覧


“女”にこだわった元妻 養育費5万円は愛娘へのせめてもの贖罪
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
「子犬系男子」出現!手なずけ方法は? 相性のいい女性は?
「◯◯系男子」といった呼び方はいろいろありますが、今、特に話題なのが「子犬系男子」。対照的な意味を持つ、気まぐれタイプの...
恋バナ調査隊 2022-06-07 06:00 ラブ
ないないだらけ?「彼氏から毎日連絡がくる」に隠された心理
 大好きな彼氏から毎日連絡がくることを、あなたはどう感じるでしょうか?「それだけ私を思ってくれてるんだ」と嬉しく感じるか...
恋バナ調査隊 2022-06-07 06:00 ラブ
「純愛の不倫」は存在する? “私たちは特別”と思い込む理由
 不倫をしている人の中には、自分の都合のいいように「不倫」に対するイメージを変えてしまう人がいます。確かに、自分がしてい...
恋バナ調査隊 2022-06-06 06:00 ラブ
“モテ女”が仕掛ける「あいうえお」合コンで確実に使えます!
 数年前に、合コンの「さしすせそ」が分かる曲がSNSで流行していたのをご存知でしょうか。  雪印メグミルクの『重ね...
ミクニシオリ 2022-06-06 06:00 ラブ
「彼ママが嫌い!」上手に付き合う方法と諦めてもいいこと
 彼氏のことは大好きだけど、彼ママに嫌悪感を抱いている女性は多いでしょう。彼ママといえば、将来のお姑さんになる可能性もあ...
恋バナ調査隊 2022-06-06 09:46 ラブ
「倦怠期って何?」余裕こくために…彼に飽きない理由を知る
 付き合い当初はラブラブでも、長く付き合うにつれて「倦怠期」に悩んだことがある人もいるでしょう。でも、中には倦怠期がまっ...
恋バナ調査隊 2022-06-05 06:00 ラブ
バツ1同士婚 喧嘩も浮気もないのに夫の離婚宣言に戸惑う女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-06-04 06:00 ラブ
バツ2になる覚悟を決めた男性の怒り 娘を侮辱するなんて…!
「冷酷と激情のあいだvol.93〜女性編〜」では、夫・リュウタさんから突然に離婚を切り出され、さらには夫が勝手に家出して...
並木まき 2022-06-04 06:00 ラブ
「駆け引き上手」はやっぱり恋愛上手なのよ【モテ診断付き】
 いつの時代も駆け引き上手な人は恋愛上手。いくつもの駆け引きをさりげなく実践している女性は、恋愛のチャンスだって多いので...
恋バナ調査隊 2022-06-04 06:00 ラブ
「奥さんになるための…」彼氏悶絶!策士な彼女の可愛いLINE
 今や「LINE」は、カップルの毎日のコミュニケーションに欠かせないツールですよね。実際に会った時に甘えるだけではなく、...
恋バナ調査隊 2022-06-04 06:00 ラブ
友達と夫がこたつの中で…靴を脱ぐとパンツを脱ぎたくなる!?
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。友達の夫や彼氏だろうがだれかれ構わず男性を誘惑してしまう癖のあるオトナ女子も...
山崎世美子 2022-12-10 21:47 ラブ
「彼女にぞっこん男」の特徴 態度を観察すれば一目瞭然です
 彼氏がどのくらい自分にぞっこんな状態なのか、知りたいと思ったことはありませんか? でも、彼氏に直接聞くのはなんだか恥ず...
恋バナ調査隊 2022-06-03 06:00 ラブ
“キス慣れしている女性”モテとは限らない?男心ってやつは…
 恋人とのキスは、とても大切なもの。恋愛上級者でキス慣れしている人は、ここぞとばかりにテクニックを見せつける人もいるかも...
恋バナ調査隊 2022-06-03 06:00 ラブ
恋愛中でも“やんごとなき秘密”だらけ?彼氏が隠したがるワケ
 彼氏との交際が長い女性は、「彼氏のことならなんでも知ってる!」という自信があるかもしれませんね。しかし、男性には「大好...
恋バナ調査隊 2022-06-02 06:00 ラブ
年下男子になぜガツガツしちゃう? 失敗例から検証してみた
 年下男子と付き合いたい! という女性は大勢います。けれど、いざ年下男子を目の前にすると、ガツガツしすぎてドン引きされる...
内藤みか 2022-06-02 06:00 ラブ