#東大女子お断りサークルが物議…高学歴女子が感じる差別

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-02-28 06:00
投稿日:2020-02-28 06:00
 先月、「東大女子」を議題にある話題が世間を騒がせました。東京大学のサークルの中で、東大女子はサークル入部ができない「#東大女子お断り」のサークルがあるという問題。ネットだけでなくテレビでも報道されました。
 他大学の女子は入部できて、東大女子は入部を断られるというこの問題は「東大女子差別」として物議を醸しましたが、一部では「今に始まったことではない」「やっと取り上げられたか」というような意見も。
 東大女子を初めとする高学歴女子たちは、どんなシーンでそのような「差別」を感じているのでしょうか。実際に偏差値70以上の女子たちに、日常で感じる「差別」について聞いてみました。

1:ナンパや相席でも一歩引かれて恋愛対象外に

高学歴ということで男性から距離をとられる(写真:iStock)
高学歴ということで男性から距離をとられる (写真:iStock)

 高学歴女子が最も日常で感じやすいのが、「男性から引かれてしまう」こと。相席居酒屋やナンパでも、学歴を伝えると一気に「恋愛対象外」になってしまうそう。

「初対面の異性と話す時に、自分の学歴を正直にいうと引かれてしまう時があるので、最近ではあえて自分から言わない時があります。

 勝手に相手がこちらに引け目を感じ、威圧されていると感じるようなんです。“そんなに頭がいいなら、俺なんかじゃ無理だね”って……。

 今じゃもう、そんなことを思うような根性なしなら、こっちから願い下げって思ってますけど。

 ナンパする人の中には、高学歴な人お断りって言ってる人もいるみたいですよ」(29歳・東大卒)

2:飲み会や合コンで雰囲気を壊す時がある

マウントしてくる男性にうんざり(写真:iStock)
マウントしてくる男性にうんざり (写真:iStock)

 ほかの女子と一緒にお酒を飲む時も、萎縮されたり場の空気が壊れたりするのを感じることがあるそう。世間の「高学歴女子なんだから」というイメージがしんどいと感じることがあるそうです。

「合コンや飲み会など男女混合での会で、不本意な役回りになる時があります。くだらないクイズの時に“〇〇は京大女子だから簡単でしょ”と決めつけられたり、マウントしてくる男子の盾にされて“でも〇〇も頭いいもんね?”と言われ、男性側から牽制されることもあります。

 空気を壊してしまうからと、合コンに誘えないと女性から言われたこともありました。私の個性は頭がいいことだけではないのに、その部分ばかりを誇張されるとしんどいです。

 高学歴な男性がこういう時にふんぞり返っているのを見ると、自分も男だったらなあと思ってしまう」(27歳・京大卒)

3:なぜか「家事ができなそう」と言われる

勝手な思い込みを抱かれる(写真:iStock)
勝手な思い込みを抱かれる (写真:iStock)

 高学歴であることで「女性的ではない」というレッテルを貼られることも多いといいます。

「家事が不得意そう、子育てより仕事を優先しそう、といったイメージを勝手につけられることがあってびっくりします。

 子どもは欲しいし結婚願望もあるのに、学歴があるというだけで男性的なキャリア形成に興味があると勝手に思われるので腹が立ちます。

 結果、対等に接してくれるのが自分と同じくらい学歴の人ばかりになってしまうので、恋人も友人も高学歴な人が多くなってしまいました。それ自体を選民的だと言う人もいるので、もうどうしたらいいか分かんないですよね」(28歳・東北大卒)

「高学歴であること」だけが個性ではない

学歴で人を判断するのはやめよう(写真:iStock)
学歴で人を判断するのはやめよう (写真:iStock)

 高学歴女子たちの悩みは、彼女たちが「高学歴である」というだけで性格やイメージを決めつけられてしまうことのようです。

 高学歴な女子の中にも、結婚願望がある人もいれば、日常ではあまり論理的に考えるのが好きではないという人もいるのに、表面的な肩書ばかりで自分を見られるのがツライ、という意見が多くありました。

 学歴に限らず、肩書だけで自分を見られるのは悲しいものです。学歴はその人のある一つの側面でしかなく、性格や価値観は人それぞれ。「多様性」がうたわれる現代で、人を学歴だけで決めつけてしまうというのは、明確な「差別」と呼べるのかもしれません。

 あなたもどこかで、誰かを肩書で決めつけてしまってはいませんか。今一度、自分の人との接し方を考えてみてください。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


そうだ、別居婚だ!婚約者のツンとしたニオイに倒れそうな43歳女の画策
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-02-17 06:00 ラブ
女性への理想はエベレスト級? 陰キャ男性のこじらせ恋愛あるある5選
 今回は、陰キャ男性の恋愛あるあるを紹介します。陽キャ男性は男性・女性関係なくフレンドリーにコミュニケーションを取ろうと...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
幸せにはなれないかも…体だけの「割り切った関係」を望む男たちの事情
「セックスする仲でも付き合うのは無理」と、割り切った関係を望む男性は一定数いるもの。そんな彼に悩んでいる女性もいるでしょ...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
コスパもタイパもいいかも♡奢られ上手の女性がデートで実践するテク3選
 奢られ上手な女性は、本当に嫌味なく気持ちよく奢られていますよね。反対に奢られるのが苦手な人は、オドオドしたり、レジ前で...
恋バナ調査隊 2024-02-17 06:00 ラブ
隙あらば会話泥棒! すぐ「俺も」としゃしゃり出る“自分語り”男の心理
 会話中、すぐに「俺もさ〜」と自分語りに話を持っていく男性ってかなり多いですよね。  女性からすると「いや、聞いてない...
恋バナ調査隊 2024-02-16 06:00 ラブ
恋愛するとなぜかメンヘラ化…“病まない方法”を学んで幸せになりたいな
「恋愛になるとメンヘラになる」と自覚している女性もいるのではないでしょうか? 普段サッパリした性格であっても、好きな人が...
恋バナ調査隊 2024-02-16 06:00 ラブ
ラブorマネー…男性がカネより愛を選ぶ時はあるのか?
「愛かお金か」究極の選択を強いる恋愛リアリティー番組『LOVE CATCHER Japan』が話題です。  出演者は「...
内藤みか 2024-02-15 06:00 ラブ
20代という若さを失った…30歳でマッチングアプリを始めるのは遅い?
 女性にとって「20代という若さを失った…」と焦る年齢、30歳。でも、30歳からだって恋愛はしたい…!  今回は、「...
恋バナ調査隊 2024-02-15 06:00 ラブ
生き別れの妹?無理ありすぎ! 妻が呆れ果てた不倫のありえない言い訳
 妻から不倫を疑われて「してるよ!」と正直に話す夫はいませんよね。咄嗟に嘘をついたりごまかしたりと言い訳するでしょう。 ...
恋バナ調査隊 2024-02-14 06:00 ラブ
職場バレンタインは面倒です!ばらまく?廃止?賢い乗り切り方とNG行動
 いよいよ、バレンタイン。好きな相手を想ってチョコレートを準備するのは楽しい一方で、職場でのバレンタインはぶっちゃけめん...
恋バナ調査隊 2024-02-13 17:10 ラブ
堕ちる前に知っておきたい 既婚男性が結婚指輪をしない“多角的”な理由
 気になる彼が既婚者かどうかは、結婚指輪をチェックするのがド定番。  ただ、意図的に指輪を外す男性もいるため、指輪の有...
恋バナ調査隊 2024-02-13 06:00 ラブ
共働きの育児にモヤっ 妻と夫では家事と子育ての見え方がなぜ違う
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  家事や子育て...
まめ 2024-02-13 06:00 ラブ
男性は母親に似てる女性を好きになる? 脈あり判断方法とは
 恋愛においてよく言われるのが「男性は、母親に似てる人を好きになる」という説です。実際にはどうなのでしょうか?  ま...
恋バナ調査隊 2024-02-12 06:00 ラブ
カトちゃん夫婦は特例? 10歳以上の歳の差恋愛がうまくいく人の特徴6つ
 もし好きになった人が、あなたよりも10歳以上も歳の差のある人だったらどうしますか?  芸能人では、45歳差で結婚し...
恋バナ調査隊 2024-02-12 06:00 ラブ
夫の浮気疑惑助けて…!ラブホのライターは修羅場案件でも言い訳に納得
 夫が浮気をしているかもしれないけど決定的証拠や確信がない、そんな状況が続いたらつい誰かに助けを求めたくなりますよね。 ...
2024-02-11 06:00 ラブ
友達の彼氏と禁断のキス…今だから言える私のワンナイト物語
 一夜限りの体の関係を持つ“ワンナイト”。あなたには経験があるでしょうか? 「今だから言える」と、ワンナイトの経緯...
恋バナ調査隊 2024-02-10 06:00 ラブ