甘みと酸味のハーモニーが最高
ギリシャ料理のムサカをイメージした、ナスの果肉入りハンバーグ仕立て。食べきれず、冷凍庫に入れたままにしていたミートソースがあれば、ぜひ、使って欲しい。
「ナスの甘味とミートソース、トマトの酸味が一体になった一皿です。ミートソースが余ったらぜひ作ってみてください」
これからの季節は温めずに「冷製ナスのひき肉詰め」のまま食べても、またさっぱりとした味わいが楽しめますよ。
「ボナペティ(bon appetit)」(さぁ、召し上がれ!)
【材料】
・米ナス 1個
・合いびき肉 600グラム
・タマネギ 2分の1個
・ニンニク 適量
・赤ワイン 50㏄
・ローリエ 適量
・ナツメグ 適量
・中濃ソース 50㏄
・塩、コショウ 適量
・トマトソース(市販品でも可) 煮込み用に150 ㏄、仕上げ用に50㏄
【レシピ】
1. 米ナスは縦半分に切り、油で揚げて果肉と皮に分ける。果肉は粗みじん切りにしておく。
2. 皮はココット型(プリン作りに使う耐熱性の陶器でできた丸い焼き型)に敷いておく。
3. 鍋でタマネギ、ニンニクを炒め、ひき肉を入れ、肉汁が澄んだ状態になったら残りの材料を入れ、塩、コショウで味を調え、ミートソースを作る。
4. 3に1のナスの果肉を加え、よく混ぜ合わせる。
5. 2に4を詰め、レンジで温めて皿に盛り付け、トマトソースを加える。
本日のダンツマ達人…鬼頭典久さん
▽鬼頭典久(きとう・のりひさ)
中学生のころから料理人を目指していたが、テレビ番組「料理天国」を見て料理の世界で働きたいと強く思い、高卒後、大阪の辻調理師専門学校に入学。東京・青山のフランス人シェフの店で4年間、さらに代官山、麻布台の店で2年間修業。広島に戻り、3年間、広島ターミナルホテルで働く。再度、上京して修業を重ね、広島の会員制イタリアンを経て1996年に独立、西洋食堂「コパン」をオープン。その後、店名を「こぱん亭」に変え、現在の場所に移転した。
▽こぱん亭
「こぱん」とはフランス語で「仲間」とか「友達」という意味。カウンターの前には大きな鉄板があり、ジャンルを問わず、夜は50種類ほどのメニューから和食、洋食とバラエティーに富んだ料理を味わうことができる。広島市中区大手町5―8―13。
(日刊ゲンダイ2019年7月13日付記事を再編集)
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