更新日:2020-02-29 06:00
投稿日:2020-02-29 06:00
平手友梨奈と長濱ねるは幾多の試練を2人で乗り越えた
平手(右)を献身的に支えた長濱(左)だったが、アイドルでいることに限界を感じ卒業を決断 (C)日刊ゲンダイ
先日(2月27日)欅坂46初のドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」が4月3日に公開されることが発表となった。そこで本当の真実だけが明らかになることを願うが、まずは筆者が見てきた事実から長濱ねる卒業の真相を再考したい。
幾多の試練を相棒長濱ねる(21)と乗り越えて来た平手友梨奈(18)だったが、18年をターニングポイントとして、19年3月、長濱の衝撃の卒業発表に至る。その間に何が起きていたのか、2人の活動から読み解いていく。
「不協和音」の“僕”の世界も生きた平手
17年NHK紅白の「不協和音」で振り付けとして全力で倒れ込んだ結果、全治1カ月の怪我を負った平手(中央)。負傷を恐れず妥協を許さない全身全霊のパフォーマンスが人々の胸を打った (C)日刊ゲンダイ
平手は17年末の第68回NHK紅白歌合戦で、全力のパフォーマンスの結果、右腕上腕三頭筋の全治1カ月のけがを負った。
18年上半期の平手は自身初出演にして初主演の映画「響 -Hibiki-」の撮影が4月末から6月初旬まで予定されていた。紅白のけがの療養から映画撮影の準備期間もあって、同年3月発売の6thシングル「ガラスを割れ」製作やMV撮影以外は、表立った欅坂46での活動から極力離れた状態にあった。
当時のことを平手は「ROCKIN' ON JAPAN」(2019年4月号)で、自身の代理でセンターに入っていた小林由依(20)にセンターを任せた方がグループのためになるのではないかと考えていたことを明かした。その上で、
「自分が『響』をやれたこと、映画っていう世界に一歩踏み出せたきっかけを考えると、欅坂がなかったら自分はいなかったと思う。だから私はもう1回欅坂に戻りました。戻らなきゃいけないっていう気持ちもあったし、~中略~ 『響』のクランクアップの日もわかってるから、だんだんタイムリミットが迫ってくるじゃないですか。それが結構きつかったかな」
と述べている。
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