アニラ大阪で「平手推しは2度昇天する」
パンツスタイルだった最新曲「黒い羊」と異なり、ライブ1曲目の「サイレントマジョリティー」はミニスカートの制服衣装で、どうにも超絶イケメン顔に合わないように最初は思えた。しかし始まってしまえば、曲が持つメッセージと力強いパフォーマンス、眼力が相まって、これぞ欅坂46という様を見せてくれた。
7曲目「Nobody」前のVTRでは高いヒールにリップの似合うオトナの女を平手が演じた後、同曲披露へ。MV同様の女性らしいオレンジのスーツで色気たっぷりの腰使い、指使いと表情で歌い上げた。この時の平手は弱冠17歳だったが、すでに「大人の女優平手友梨奈」の様相を呈していた。
と思いきや、この後のVTRではメイク中、前髪をピンで留め、女性スタッフにもちもちのほっぺたを両手でむにむにと引っ張られ、何故か「にへぁあ」と嬉しそうに笑う平手……いや、“ばぶ(赤ちゃん扱いされる平手の愛称)”の姿が唐突に映し出された。
このスタッフは恐らく、平手がたびたびクソガキぶりを発揮しては怒られると嬉しそうに報告してきたMao氏だろう。力強い楽曲では鋭い眼力でSっぽく見える平手だが、わりと強めに叱ってくるMao氏に対してはとってもM。そして、イケメンからオトナの女になったかと思えば、突然、ばぶ。
そんなギャップの凄まじさに「アニラ大阪で平手推しは2度昇天する」と騒がれた。この2つのVTRだけでも映像作品化すれば、間違いなく、めちゃくちゃ売れるはずだ。
坂道AKB「誰のことを一番愛してる?」を欅坂46ver.で披露
10曲目は、歴代欅坂46衣装をそれぞれ身にまとったメンバーたちによる「誰のことを一番愛してる?」。この曲は17年3月、AKB48の47thシングルカップリングのためにグループの垣根を越えて結成されたユニット「坂道AKB」の楽曲だ。名だたる先輩グループエース級のメンバーが揃う中、最年少かつアイドル歴も一番短い平手がセンターに抜擢され、ただならぬオーラで圧倒的センター感を放ち、先輩グループのファンをもうならせた。
そして、3周年アニラの舞台で欅坂46バージョンとして満を持して2度目の披露。各メンバーが歴代欅坂46の衣装を着用し、楽曲を完全に欅坂46のものとしたセンターには、もちろん、平手がいた。彼女は、秋元康系アイドルではデビュー1年目にして初のNHK紅白歌合戦出場(2016年)を果たした際の衣装を身にまとい、凄まじい皇帝感が漂っていた。
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