家庭内の緊急事態宣言…もし夫の浮気が「本気」になったら?

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-04-11 06:00
投稿日:2020-04-11 06:00

もはや“浮気”ではなく“本気”になった夫

 緊急事態宣言が発動するほどの現状では、“ただの浮気”の場合ならば家族を最優先し、愛人(彼女)のことは二の次です。

 愛人さんも後回しにされたことで傷つきますが、浮気の口実を作りづらい状況では会うこともままならず、関係がギクシャクしてきます。ちょっとした浮気は、平和な世の中だからこそ成立するのではないでしょうか。

 その後、A子さんは夫と話し合いをしましたが、まさか本気で離婚を考えているはずはないと思っていたそうです。

 しかし、夫の口から出た言葉は「大切に思う人がいる。申しわけない」と、同じ会社の部下と交際していることを正直に話し、A子さんに再度離婚を要求し謝ったそうです。

 このケースは“浮気あるある”とは逆の流れで、浮気相手に本気になった最悪のパターンです。こんな大変な事態だからこそ、大切なものが見えたという心境になったと言われたことが、ショックを倍増させたはずです。

彼の心に私はもういない

 浮気されて一番苦しむのが、このA子さんのパターンで、夫の心が完全に離れて相手に本気になった時です。

 いわゆる普通に肉体関係が何度かあってデートをしていた等の比になりません。

 ここでのアドバイスとしては、浮気した男性が「妻が一番大切で許して欲しい」と謝った時には一度は許してあげましょう。苦しく腹立たしいですが、許して欲しいと懇願している時は行動はどうあれ、家族が一番大切だと思っているのは間違いありません。

 しかし、A子さんの夫は許しを請うわけでもなく、離婚を切り出しました。

 その決定的な理由として、コロナが蔓延してから、彼女が心配でたまらなく自分の気持ちに気づいたと言われたそうです。小さな子供を抱えてA子さんは答えを出せずにいるだけではなく、毎朝目が覚めた時に、離婚なんて夢でありますようにと願いながら、現実を知るという辛い日々を過ごしています。

 母親に相談すると我慢していたら戻ってくるよ。頑張って待ちなさいと言われる。

 友達に相談すればさっさと離婚しちゃえば? と言われる。

 さて、こんな時はどうしたらいいのでしょうか?

 人間は決められないことを、白黒ハッキリつけようと相談に来られます。決められないことを決めようとせずとも必ず自然と答えが出ます。

 まずは無理に答えを出そうとして悩まないことです。ただ、今だからこそ言えることはひとつ。史上初めての緊急事態宣言が発令されるほどの今現在、こんな男と一緒では幸せになれないんじゃないかな~ってことです。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

ラブ 新着一覧


「妻は不倫報道のたびにギャーギャーと…」浮気を罪悪感ゼロで繰り返す47歳男性の主張。慰謝料は高い恋愛代?
「冷酷と激情のあいだvol.247〜女性編〜」では、何度も浮気を繰り返す夫・ツヨシさん(仮名)と、離婚をしたくても経済的...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
夫の浮気は6回、女性からDMも…芸能人の不倫報道のように「制裁を下したい」と願う40歳主婦の苦しみ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-24 06:00 ラブ
意外と簡単? 男に「守ってあげたい」と思わせるLINE3選。やっぱりギャップが大事なのね
 男性には庇護欲があるもの。「守ってあげたい」と思った瞬間、相手の女性を意識したり好意を持ったりしがちです。あなたも意中...
恋バナ調査隊 2025-05-24 06:00 ラブ
43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンター...
蒼井凜花 2025-05-23 11:15 ラブ
やらかしたー!「いい女アピール」が完全裏目に… 恋愛ブランディング失敗談4選
 マッチングアプリやSNSなどが普及し、多くの異性と気軽に出会える時代。だからこそ、いい男を見つけた瞬間「他の女に取られ...
恋バナ調査隊 2025-05-23 06:00 ラブ
男性が即OKするデートの誘い方とは? “断られ知らず”アラサー女子の極意
「勇気をふりしぼってデートに誘ったのに断られちゃった」と嘆く女性は少なくありません。その一方で、お誘いに全部OKをもらえ...
内藤みか 2025-05-22 06:00 ラブ
ぽっちゃり女、マチアプでの悲劇。緊張で「寄行」に走った結果、まさか自分が“モンスター”側になるとは…
 世田谷乃たらこと申します。30歳でフリーランス(とは名ばかりのフリーター寄り)ですが、この度婚活を始めることにしました...
返信が遅い=脈ナシは嘘! 好きだからこそ「即レスできない」5つの理由
「好きな人からメッセージが来ると、つい即レスしてしまう」このような女性が多い一方で、なかには「好きだからこそ返信が遅れて...
恋バナ調査隊 2025-05-22 06:00 ラブ
流出したら恥! 不倫カップルのLINEを暴露。「楽園に行きたかった」って悲劇のヒロイン気取るんじゃない
 昨今では、永野芽衣さんと田中圭さんのように、不倫が発覚しようものなら大変な非難に晒される時代。でも、2人の世界に溺れた...
恋バナ調査隊 2025-05-21 06:00 ラブ
なぜ? 離婚しないサレ妻たちの6つのホンネ。許したなんて“フリ”だけです
「男は浮気する生き物だから……」と寛大な心で許す女性なんてひと握り。大半の女性は、許しているフリをしているだけのようです...
恋バナ調査隊 2025-05-20 06:00 ラブ
「最悪な事態」になる前に…彼氏への“罪悪感”に押し潰されそうな時の対処法。男の連絡先は全消去を
 彼氏のことが大好きなのに、お酒の勢いや元カレからの連絡に流されて、つい一夜を共にしてしまった人もいるかもしれません。そ...
恋バナ調査隊 2025-05-19 06:00 ラブ
LINE未読スルーに心が折れた…男が「俺がいなくても大丈夫そう」と思う3つの瞬間
「彼女は俺がいなくても大丈夫そう」。そう思った彼はあなたから離れていくかもしれません。求めたり頼ったりせずにいると誤解さ...
恋バナ調査隊 2025-05-18 06:00 ラブ
「妻は正論ばかり」48歳薄給夫がアルバイトを渋る理由。“中年の現実”に立ちはだかる壁
「冷酷と激情のあいだvol.246〜女性編〜」では、仕事の売上が激減した夫・ヨウスケさん(仮名)への不満を募らせる妻・紗...
並木まき 2025-06-04 11:01 ラブ
フリーランス夫を「ヒモみたい」と嘆く43歳妻。稼ぎ激減の貧乏男を嫌悪する日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-17 06:00 ラブ
「明日は休みで!」体調を気遣うLINE、嬉しかった3つのお手本例♡
 好きな彼が体調を崩したとき、あなたならどんなLINEを送るでしょうか? 彼が嬉しく感じるLINEを送れば、さらに距離が...
恋バナ調査隊 2025-05-17 06:00 ラブ
不倫相手は女装おじさんです。28歳ホステスが“女同士”の恋に落ちた理由「深紅のレースに目を奪われて…」#1
 不倫や婚外恋愛と聞くと、多くの人は男女のそれを想像するかもしれない。  しかし、夜の街には常識をくつがえす愛の形...
蒼井凜花 2025-05-16 06:00 ラブ