別れたいのに別れられない…コロナ自粛が引き延ばす惰性の恋

七海 ライター
更新日:2020-05-03 07:18
投稿日:2020-04-28 06:00
別れたいけど、今じゃないかも…(写真:iStock)
別れたいけど、今じゃないかも… (写真:iStock)

「そろそろ別れを告げよう。春は別れの季節だし、いいよね」

 そう思っていた矢先、コロナの騒ぎが大きくなり自粛ムードがいっぱいで、なんだか別れを切り出す勇気が削がれた……そんなモヤモヤした状態で彼と「会うのも自粛しようか」と関係を切らずに続けている人もいるのではないでしょうか。

 思ってもみなかった理由で「今は別れられない」人の理由をご紹介します。

今は別れられない女性の3つの事情

意外な思いやりに惚れ直した(写真:iStock)
意外な思いやりに惚れ直した (写真:iStock)

今別れたら次の彼氏がいつ見つかるかわからない

「合コンも3カ月くらいやってないし、次の候補が見つけられるような状況じゃないし…」

 会社の人とさえ画面越しでしか会っていないのに、ましてや新しい出会いなんて望めない。そう思うと、今いる彼氏を手放すのは少し怖いし、もったいないと思ってしまいますよね。

「いつこの自粛が終わるかわからないまま彼氏と別れるのはなんだか怖い。不満はあるけど、彼氏がいないよりましかな、と思ってダラダラ連絡を取り続けてる」(27歳・事務)

 夏までにはおさまります! という明確な終止符がわからないからこそ、ダラダラと続けてしまうのかもしれません。

不安な情勢の中、一人になる勇気がない

 ツイッターでは本当か嘘かわからない噂が流れ、その日の夕方には今日の感染者数がニュースで報道される……そんな落ち着かない日々はストレスがたまるし、「このコロナ感染の自粛っていつ終わるの?」「もし自分が感染したらどうなるの?」などと不安も募りますよね。

「本当だったら別れるはずだったんだけど、コロナのせいで別れ話がうやむやになった。さっさと切りたいけど、不安や愚痴を思う存分話せるのは結局彼氏だけだから、連絡を断ち切ると孤独感が過ごそう」(25歳・保育士)

 人と離れて暮らしているからこそ、親密な関係が恋しくなり、恋人という存在がマストに思えることもあります。ダメ男でもいないよりはマシかな……とずるずる毎日通話してしまう、という人もいるのではないでしょうか。

意外としっかりしている、など惚れ直す面があった

 同棲しているカップルは特に、家で一緒に恋人と過ごす時間が増えたはず。もしお互いにテレワークになったりしていたら、彼が仕事をしている様を盗み見ることも当然、起こりますよね。

「ZOOM越しにテキパキ後輩に指示出しして真剣に仕事してるのをみたらちょっとむらむらしてしまった。喧嘩が増えるかも? と危惧していたけど、かえっていいところを見られたから別れの危機が少し去りました」(32歳・フリーランス)

 こんなに仕事ができるなんてかっこいい! と惚れ直したり、自分が取り乱して泣いていたら「大丈夫だよ」と根気強くあやしてくれたり、別れを密かに取りやめた人もいる一方、「自宅勤務中ずっとゲームしてる」「選挙にも行ったことがないくせに、ずっと政治家の批判をしている」なんてがっかりな面を見て、別れたい気持ちが加速している人もいるようです……。

終わりに

これからも一緒に歩める相手かどうか(写真:iStock)
これからも一緒に歩める相手かどうか (写真:iStock)

「コロナ自粛が終わったら絶対別れてやる」という人もいれば、「コロナが終わったら、この人と結婚してもいいな」と思う人もいるかもしれません。

 思ってもみない災害の渦中にいると、その人の真価が見えてきますよね。あなたの恋人や旦那さんはどうですか?

七海
記事一覧
ライター
95年、雪国生まれ。元バニーガール広報兼ライター。大学3年の時にブログを始める。婚活と読書がルーティン。卒論は綿矢りさ。好きなタイプは高学歴童貞。13のマッチングアプリを駆使し、1年半で会った男性は100人を超える。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


蠍座の男に恋したら♡ 恋愛傾向を把握→「喜ぶキス」で落としちゃお
 あなたは好きな男性の星座を知っていますか? 実は、彼の星座の特徴から、恋愛傾向や基本的な性格がわかるのです。  今回...
恋バナ調査隊 2024-03-22 06:00 ラブ
3月で異動や退職する同僚男性にアプローチしなきゃ…上手な方法はある?
 春は別れの季節。密かにいいなと想っていた同僚男性が異動や退職などで離れることになった人も少なくないと思います。  去...
内藤みか 2024-03-21 06:00 ラブ
再婚しないシンママの実事情5選 子どものために新しいパパは本当に必要?
 シングルマザーの再婚率は20%ほどだそう。周りから「まだ若くて綺麗なのにもったいない!」「1人での子育て大変そう〜」と...
恋バナ調査隊 2024-03-21 06:00 ラブ
冷めた彼や恋愛の執着は不幸のはじまり…別れられない思いを捨てる方法
 恋は盲目といいますよね。一度恋に落ちると、彼のどんな部分も素敵に見えるものです。でも、彼の心が離れていると気づいても、...
恋バナ調査隊 2024-03-21 06:00 ラブ
生理事情やたら詳しい彼。それ元カノの影響ですよね?っていうエピ4選
 好きな彼に自分よりも先に出会っている元カノ。仕方ないとは思いつつも、存在がチラつくとモヤモヤしますよね。  元カ...
恋バナ調査隊 2024-03-20 06:00 ラブ
バリバリ恋愛中でも孤独感が消えずに寂しい! 3つの原因と対処法
 皆さんは、恋愛中に謎の孤独感や空虚感を抱いた経験はありますか? 一緒にいて愛し合っているのに、寂しく孤独でつらくなって...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
バツイチ女性が“禁断”の職場恋愛を成就させるには? 3つの秘訣と注意点
 バツイチの女性は、職場で好きな人ができても「既婚者と思われているから無理」「周囲の目が怖いからやめておこう」と、なかな...
恋バナ調査隊 2024-03-19 06:00 ラブ
社内不倫やってるよね? 怪しい二人ならでは特徴と波風立てない対処法
 社内にどう見ても怪しい二人がいると「不倫しているのかな?」と気になってしまいます。もちろん、恋愛は二人の問題で周囲が口...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
家庭に戻った彼との復縁できる? 本気だったからこそ気になる選択肢3つ
 あなたと不倫中の彼が、そっけなくなり家庭に戻った時、「もう復縁は無理かも」と思うはず。男性が家庭に戻る理由には、いろい...
恋バナ調査隊 2024-03-18 06:00 ラブ
プロ愛人の腕に男性メロメロ? 性欲、癒し、出世に貢献しまくるLINE
 世の中にはたくさんの仕事がありますが、「プロ愛人」という職業をご存知ですか?  プロ愛人の女性たちは、お金をも...
恋バナ調査隊 2024-03-17 06:00 ラブ
床下手の恋人はまるでトドのぬいぐるみ! 57歳モテ男が引いた貧乏くじ
「冷酷と激情のあいだvol.186〜女性編〜」では、マッチングアプリで知り合った10歳年上の恋人・ヒデナリさん(57歳・...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
マチアプリ交際3カ月目、57歳の彼氏が性の亡者に変貌! 悔やむ47歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-03-16 06:00 ラブ
結婚10周年、何もしないのありえない? みんなのエピソード
 結婚10周年は、夫婦にとって大きな節目。でも、世間の夫婦の中には、結婚10周年にお祝いする夫婦だけでなく、何もしないで...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
40代の結婚前提交際…でも縁がない相手だったら? 見極めポイントを解説
 40代になると「結婚を前提に付き合っている彼氏」がいる人も多いですが、どうしても結婚だけは決断できないと悩む人も…。そ...
恋バナ調査隊 2024-03-16 06:00 ラブ
自民青年局はチップ口移し会合 夫の夜のハメ外しはどこから浮気と不倫?
 夫の夜の店通いやハメ外しは裁けないのか――。  2023年11月、自民党青年局の懇親会で行われた過激なダンスショ...
彼氏のスマホやPCに「エロい検索履歴」を見つけたら…要注意ワードは?
 彼氏の検索履歴が目に入ってくる時があります。そこにいかがわしいワードや動画を見つけてケンカになる人も…。けれどちょっと...
内藤みか 2024-03-14 06:00 ラブ