マンションを購入しようと思ったときに、必ず確認する間取り図。見ているだけでなんだかワクワクしますよね。
実はこの間取り図から色々なことが読み取れることをご存知ですか。前編に続いて簡単にご説明しますので参考にしてくださいね。
間取り図は家具の配置の参考になる
窓やバルコニー位置、扉の位置や形、開き方がわかる
この間取り図の場合、前編のとおりバルコニーは南向き、間口は短辺で、広いバルコニーとはいえないでしょう。
近年、バルコニーにウッドデッキを作りイスやテーブルを置いたり、ガーデニングを楽しむ方も多いので、バルコニーの形状や広さ、SK(スロップシンク)があるかなどもチェックしておきましょう。
また、間取り図の黒い太線の部分は壁、白抜きの部分は窓や扉、手すりやパネルなど壁以外のものを示しています。窓や扉には「開き戸」と「引き戸」があり、図の表現方法の違いで見分けることができます。
たとえば、6と10の開き戸は、90度の角度で開く「開き戸」が付いていると読み取れます。また5の「引き戸」は、扉が開く軌跡を示す円が描かれていないので、横にスライドして開く「引き戸」ということもわかります。
さらに、13の「引き違い扉」は左右どちらでも開閉できる引き戸が2枚。14は引き戸が3枚あることを示しています。なお、開き戸は扉の軌跡上にモノが置けないため注意する必要があります。
動線や家電などを置く場所がわかる
間取り図から日常生活で人が動く経路(動線)もわかります。
たとえば、洗濯と食事作りを同時進行でしたい方は、洗濯機置場とキッチンが近いと使い勝手が良いでしょう。よく使う動線の経路が短いと、効率的に家事が行えるので時短にもなります。
また、マンションの間取りは、家電や家具を置く位置をある程度想定してスペースを取っています。たとえば8の洗濯機置場、21の冷蔵庫置場などです。洗濯機置場には給水のための蛇口と洗濯パン、冷蔵庫置場には冷蔵庫用のコンセントが設置されています。キッチンに電子レンジや炊飯器を置く方は、コンセントの位置やスペースがあるかも確認しましょう。
さらに、7のクローゼット、12の押入れ、19のウォークインクローゼットなど収納が多いか少ないかも読み取れます
気になったら詳しい間取り図を入手して
このように間取り図からは色々なことが読みとれます。
ただし、チラシやインターネットの間取り図は、見やすさを重視するため、簡略図になっていることが多いです。
新築時のパンフレットでは、天井の高さや梁、ダウンライト、エアコン、テレビやインターネット、コンセントの位置など、より詳しい情報が盛り込まれた間取り図であることが多いものです。気になるマンションを見つけたら、詳しい間取り図を不動産会社から入手しましょう。
ぜひ、間取り図から新しいライフスタイルを思い描いてみてくださいね。内覧時には、間取り図を参考にいま自分が使っている家電や家具などが置けるかどうかのチェックも忘れずに。
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