「忙しい」を理由になかなか会ってくれない彼の本音とは?

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2020-05-16 23:51
投稿日:2020-05-16 06:00

「忙しい」とばかり言うは、実はそんなに忙しくない男

不眠不休で働いているわけがない!(写真:iStock)
不眠不休で働いているわけがない! (写真:iStock)

 眠る間もない人気芸能人だって、きちんと交際して結婚しています。

 本当に会いたければ時間を作るはずです。少しでも声が聞きたいから電話をするはずです。

 なかなか会えない彼氏は、食事も取らず不眠不休で働いているのでしょうか? スマホも丸1日触らない?

 答えは「そんな奴おらんやろ~」です。3日以上LINEやメールの返信がなく放置されている状態が続くようであれば、本気で付き合っているとは思えません。

 少なくとも女性を幸せにする男性ではありませんね。本当に忙しくても心に余裕のない人です。

惚れた弱みで恋人を信じてかばうオトナ女子たち

「会いたい」=我儘ではない(写真:iStock)
「会いたい」=我儘ではない (写真:iStock)

「ほんとに彼は忙しいんです」と、会えない悩みを相談に来られているのに健気に彼氏をかばう方がほとんど。

 仕事と言われちゃ無理を言っちゃいけない、と自分に言い聞かせても不安感は拭えないもの。それで来られるわけですが、根底にわがままを言って「嫌われたくない」という気持ちがあるんですよね~。

「会いたい」と表現するって悪いことではありませんし、わがままでもありません。

 それよりも仕事を盾に彼女を悩ませる男性の方がよっぽど悪いです。

彼女だと勘違いする理由

 以前、本命でない女性に対する気持ちのサンプルのような相談がありました。

「彼女(29)は行きつけのバーの常連客で顔見知りでね。その日は盛り上がっちゃってホテルに行ったんです」と不動産業の男性Aさん(31)が、その女性ともう距離を置きたいと話始めました。

 よく聞くと関係を持って約4カ月。その間3回食事に行って、2度ラブホテルに行ったそうです。

 Aさんにとっては、単純に“エッチができてラッキー!”という程度で、心が盛り上がっていたわけではありません。女性の価値観では「エッチする関係=恋人同士」と解釈しがちですが、男性はそうとも言えません。

付き合うより別れるほうが難しい

やっといてなんだけど…タイプじゃなかった(写真:iStock)
やっといてなんだけど…タイプじゃなかった (写真:iStock)

 その後Aさんは、3回目のデートまで2か月以上の間隔を空けたそうです。彼女からのLINEも毎日来ていましたが、付き合っていると思われないように仕事が忙しいからという理由をつけ即レスはしない、電話で話すこともほぼナシ。会う時間も作ろうとせず、彼女が諦めるのを待つ作戦に出ました。

 Aさんの態度が冷たいことに悩んだ彼女はメンタルがやられてしまったらしく、泣きながら連絡があり会わざるを得なくなったそうです。「で、彼女に本心は話されたんですか?」と質問すると「いえいえ。言えません。言えません。不眠症になったらしくて……。どうしたらいいか」

 もし何かあれば責任を感じるのは当然でしょう。

 ここで深いテーマの「エッチしたら必ず付き合わんとあかんのか問題」をふと考えてしまうのです。

 酔った勢いでいきなりホテルに行ったものの、Aさんなりに期待はしていました。しかし素面になった時に話がなんとなく合わないのと、やせ型の彼女を抱きしめた時にポッチャリ派のAさんは少し違和感を覚えました。

 そして2回目のエッチの時に「やっぱり俺のタイプじゃない」と確信したそうです。こればっかりは相性で「やってみないと分からない」ものです。

山崎世美子
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男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
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