欅坂46停滞から再生へ! 活動自粛期間に絶対できる2つのこと

こじらぶ ライター
更新日:2020-05-16 06:00
投稿日:2020-05-16 06:00

FC会員向けの有料コンテンツ「けやみみ」

白石(左)卒業ライブ開催延期を過去ライブ無料配信で盛り返した乃木坂46。メンバー主体で手洗い動画を明るく可愛く完成させた日向坂46/(C)日刊ゲンダイ、日向坂46公式サイト(19年7月25日付)より
白石(左)卒業ライブ開催延期を過去ライブ無料配信で盛り返した乃木坂46。メンバー主体で手洗い動画を明るく可愛く完成させた日向坂46 /(C)日刊ゲンダイ、日向坂46公式サイト(19年7月25日付)より

 一方の欅坂46はというと、デビュー記念日4月6日前から、メンバーが交代で登場する運営主導の「けやみみ」というラジオ企画を継続的に行っているが、基本的には有料のファンクラブ会員向けコンテンツであり、無料で一般層へ広く行き届くことはない。

 欅坂46メンバーはこれまで他のグループに比べると、無料閲覧可能なブログや有料会員向けメッセージの投稿、また無料でも課金しても楽しめるライブストリーミングのSHOWROM配信の頻度が少なかった。

 それでも楽曲を表現すること、パフォーマンスの力で勝負し人気を博してきた。ファンを必死に繋ぎ止めるような行為を積極的に行わずともファンがついてくるその様が彼女たちらしく、また、カッコいいと擁護する者たちもいた。

 しかし、残念ながらいまはメンバー揃ってパフォーマンスを披露する機会そのものが思うように得られない。そして他のどのグループよりファンを待たせてしまっている状態だ。

 この状況下でメンバーたちは自主的な行動を起こし始めた。メンバー同士のビデオ通話を使ったコラボ動画やラジオ、ファンからの質問返しのラジオ投稿などなど。

 しかしこちらも有料会員向けアプリでのみ視聴することができ、「けやみみ」同様、拡散力に乏しく一般ライト層から見れば敷居は高いといえよう。

 欅坂46メンバーそれぞれは努力をし頑張ってはいる。それはひしひしと伝わってくるのだが、グループとファンの一体感や、一般層を巻き込んでのムーブメントには繋がっていない。

 仮にメンバー総出演で可愛らしく歌って踊っての手洗い動画をグループ公式Twitterで公開する、なんてことができたら欅坂46としてイメージを覆す革命的なことではある。だが、これまでのグループの特性やファンが彼女たちに望むものとは少し違う気がする。

こじらぶ
記事一覧
ライター
ジャニーズ、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


シン・スズ子誕生!タナケンに「面白いね」と言わしめたヒロインの魅力
 喜劇「舞台よ! 踊れ!」の幕が上がる。タナケン(生瀬勝久)に稽古ですべてを受け止めると言われたとおり、スズ子(趣里)は...
桧山珠美 2024-01-19 14:45 エンタメ
タナケン(生瀬勝久)の決め言葉、「どうだろうね」に込められた真意
 スズ子(趣里)は、不安を抱えたまま喜劇王・タナケン(生瀬勝久)との舞台稽古を続けていた。  なんとかしようと、ス...
桧山珠美 2024-01-22 15:16 エンタメ
ブギウギ新章、タナケン役生瀬勝久の“顔芸”と「3枚の張り紙」が見もの
 小夜(富田望生)が付き人をやめると言って姿を消してから3カ月、愛助(水上恒司)は大学を卒業し、村山興業で働き始める。 ...
桧山珠美 2024-01-17 15:49 エンタメ
5年ぶり「おっさんずラブ」にコレジャナイ感?それでもいいと思うところ
 あの「おっさんずラブ」が5年ぶりに帰ってきました。2018年4月期にスタートした同作は、ピュア過ぎるおっさんたちの恋愛...
小夜(富田望生)の食い意地は国境を越えた!愛か、餌付けされただけか
 復学した愛助(水上恒司)は、スズ子の公演に触発され、いっそう勉学に励んでいた。  そして、公演が再開して以来、ス...
桧山珠美 2024-01-12 16:05 エンタメ
任侠ドラマ出演の高岡蒼佑様…小栗旬&芸能界批判に“かわいいチワワ”か!
 アウトローな役柄などで人気を博していた元俳優の高岡蒼佑。役者引退宣言をしていたものの、今年2月にリリースされる任侠ドラ...
堺屋大地 2024-01-11 06:00 エンタメ
朝ドラ名物の闇市、小夜の食い意地はタダモノじゃねえ!
 戦争が終わって3カ月、世の中の混乱は続き、スズ子(趣里)たちは未だ公演ができずにいた。  愛助(水上恒司)の病状...
桧山珠美 2024-01-09 14:50 エンタメ
歯に衣着せぬ小夜のキャラを生かしたブギウギ流「玉音放送」シーン
 終戦の日。スズ子(趣里)たちは巡業先の富山で玉音放送を聞く。りつ子(菊地凛子)は慰問先の鹿児島で敗戦を知る。  ...
桧山珠美 2024-01-08 15:50 エンタメ
原作は4コマ漫画! 名作“ぎぼむす”のイケメントリオを味わい尽くそう
 新年あけましておめでとうございます。  例年であれば、大晦日は「ジャニーズカウントダウンライブ」で年越しするので...
特攻隊の前で「別れのブルース」、過去の“淡谷のり子物語”と異なる描き方
 1945年、日本の戦況はますます悪くなっていた。富山に慰問に来ているスズ子(趣里)は、女中の静枝(曽我廼家いろは)の話...
桧山珠美 2024-01-05 14:00 エンタメ
制作費の都合?「夜来香ラプソディ」音楽会シーンなしは残念すぎる
 上海の羽鳥善一(草彅剛)は、音楽会の準備を進めていた。羽鳥は、黎錦光(浩歌)が作曲した「夜来香」にブギを取り入れた音楽...
桧山珠美 2024-01-04 17:50 エンタメ
【2023年人気記事】マッチ様は逃げ上手と無責任のプロだった
【「残念プロフェッショナル」の流儀】  2023年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大き...
堺屋大地 2024-01-02 11:44 エンタメ
辻希美&杉浦太陽はニベアのCM…仲良しラブラブ芸能人夫婦はお金を生む
 元モーニング娘。のなかで1番の勝ち組は、やっぱり辻ちゃん(辻希美)でしょう。  先日も元モー娘。の中澤裕子、保田...
スズ子と愛助の無償の愛、平和ボケの今とは違って生きるも愛するも命がけ
 東京に戻ったスズ子(趣里)は、空襲で一面ががれきになっている惨状を目の当たりにする。  スズ子が三鷹の家に戻ると...
桧山珠美 2023-12-28 14:10 エンタメ
東京大空襲、愛し合うスズ子と愛助の運命は…金曜放送回を前におさらい
 トミ(小雪)の許しが出て、山下(近藤芳正)が正式に楽団のマネージャーとして加わることになった。  スズ子(趣里)...
桧山珠美 2023-12-27 17:40 エンタメ