自宅の“お一人様ごはん”がショボい!その理由を検証してみた

terumi スタイリスト
更新日:2020-05-20 06:01
投稿日:2020-05-20 06:01

直径26cmの「大きな平皿」活用してみる!

 前置きが少し長くなりましたが、今回は、平皿(プレート)。大胆なデザインに惹かれて手に入れたのですが、眠らせてしまっていたプレートの使い方についてお話ししたいと思います。

 我が家にあるこちらのプレートは、北欧インテリアの人気が出て間もなく日本橋のデパートで購入ました。はっきり言って宝の持ち腐れというやつです。

 私と同じように使いこなせずにいる方も多いかもしれません。直径26cm。26cmといえば、2人分の料理を盛り付けるにはちょうどいい大きさなので、「毎日」使うつもりで購入したのですがね(あれ? おかしいな・笑)。

 ひとりごはんには少し大きい印象でしょうか。でも、使い道はいろいろあります。

主菜もサラダもごはんも一緒に盛り付けたら…

 たとえば、ワンプレート料理。おかず一品ではなく、ごはん、サラダ、主菜を盛り付けたら定番のポークケチャップも簡単おしゃれなカフェ風のランチになります。皿数が少ない=洗い物が少なくて済むという嬉しい特権(?)も付きます。

 そんなお得感のあるワンプレート料理ですが、まずは盛り付ける順番をひと工夫しましょう。ごはん→サラダ→主菜の順に盛り付けてみてください。

 ええ、ええ。最後にホッカホカのごはんを盛り付けたい気持ちはよ~くわかりますが(無類のごはん好きです!)、おかずなどで“外堀”を埋めらせた隙間にごはんを盛るのは案外、至難の技。それより先にごはんを盛って、その後、ふわっとサラダを合わせ、最後にどーんと気前よく主菜を盛り付けるとグンとプロっぽくなります。飲食店でもこの順番で盛り付けることが多く、バランスよくまとまりやすいです。

お茶碗はカフェボウルの代用品になる

 雑誌のカフェごはん特集などで、よく目にする人気のコーディネート。こちらもワンプレートです。平皿とボウルのバランス(組み合わせ)が難しいと思うのですが、26㎝のプレートとお茶碗がベストマッチでした。

 この平皿はリム(プレートの縁の部分)が適度に立ち上がっているので、独立して立たせるのがやや難しい、柔らかい葉物(サニーレタスなど)のサラダでもふんわりと盛り付けられます。

 配置に困るごはんもリムの内側を目安に盛り付けると収まりがよくなります。包丁を握ることさえ面倒くさい日にありがちなレトルトカレーと冷凍ごはんもこんなに素敵になるのです! スープ、サラダ&とパンと合わせると朝食にGood!

カラフルな絵柄のお皿にはシンプルな色合いの料理を

 もちろん、冷蔵庫にめぼしい食材がなんにも入ってない日だってあるでしょう。ありあわせだけで作った、とことん渋めのもやし焼きそばさえ、ワンランクアップした雰囲気でいい感じに。

 そうなんです、お気づきでしょうか。ちょうどよく配置されたカラフルな絵柄のおかげでなんだか豪華に見えてきました。お皿自体が主張の強いものは、一見、地味なぐらいのお料理を合わせるぐらいの方がいい。白っぽい焼きそば、茶色いチャーハンなど、おいしいけれど人様にお見せするのは憚れるような単色の料理こそが相性抜群です!

【まとめ】

・ひとりごはんの場合、26cmの平皿はワンプレート使いにする
・盛り付ける順番は、ごはん→サラダ→主菜の順
・お皿の絵柄が個性的過ぎたら、料理は単色ぐらいがちょうどいい

  ◇  ◇  ◇

 華やかで大きめで嫌煙しがちだった“名品”も、ワンプレート料理や地味ごはんとの相性がばっちり。しばらく続きそうな自粛生活にしょんぼりしちゃう日、やる気なんてぜんぜん出ない日もありますが、ちょっと映えてるひとりごはんを楽しみましょう~!

terumi
記事一覧
スタイリスト
ファッション、メイク、フード、インテリアなど女性のライフスタイル全般を幅広く提案、スタイリング。雑誌、web、広告など、キャリアは多岐に渡る。スタイリスト歴20年で培ったテクニックを駆使し、フリマアプリの出品をするのが最近の趣味。大好きなラジオとともにアラフォーひとり暮らしを満喫中!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


新学期早々ピンチ! 子供の「学校に行きたくない」の最適解は?
 子供が「学校行きたくない」と言い出したら、親としてはとても不安になりますよね。理由は、いじめや人間関係、勉強の遅れや体...
黄・紫・桜♪
 春の三原色を見つました。
陽だまりでゴロゴロ♡ お日様パワーを吸収する“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ほっこり癒し漫画/第71回「はふはふぴたっ」
【連載第71回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
美人局の語源に「筒」と「陰茎」
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
結婚式前夜、娘の門出を祝う「親として最後の教え」の内容に涙腺崩壊!
 入学や卒業、就職による1人暮らしなど、門出は1つの節目。嬉しい反面、どこか寂しさや不安を感じる瞬間でもありますよね。 ...
占い好きな成功者と占い好きな非成功者の違い…占いライターで一攫千金も
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
豊洲の人生勝ち組妻でも幸せじゃない?彼女が裕福と引き換えに諦めた事
 独身時代は都心に暮らしていたが、結婚を機に武蔵境に暮らし始めた千佳。しかし、郊外のこの地を愛せない。そんな時、中学の同...
「夫の駐在時にね…」なぜあのコが?田舎の同級生“玉の輿婚”に心ざわつく
 独身時代は都心に暮らし、華やかな生活をしていた千佳。しかし、結婚を機に都内から離れ、武蔵境に住み始めた。しかし、妥協し...
メガバン妻が悟ったリーマンの限界値 吉祥寺より2駅下った中古マンション
 武蔵野の自然を携えそびえる瀟洒な白亜の建物は、まるでこの場所がヨーロッパの一都市であるかのような錯覚を与えてくれる。 ...
帰ったらお風呂に…夫「沸いてるよ!子供が入ってる」危機管理能力ゼロや
 子育て中のママにとって、子供の命と健康を守るのは一番大切な使命。だからこそ、危機管理能力は嫌でも高くなります。 ...
号泣しながら「愛の讃歌」を熱唱 なぜ人はスナックでダサい姿を晒すのか
 私はこれまで多くの夜の世界を見てきましたが、スナックは本当に不思議な場所です。  完全無欠のモテ人間ほど、なぜか...
大人は「さようなら」とハッキリ言わないけど…
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
春の行楽、御朱印集めはスタンプラリーと何が違う? 作法やタブーとは
 山形県東部にある山寺(山形市)で自らの行いについて考える出来事がありました。我よ、御朱印集めがスタンプラリーと化してい...
この勇姿もあとわずか…去勢手術予定“たまたま”を記念撮影!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「クリスマスローズ」で究極のほっぽらかし園芸!怠け者でも花いっぱい♡
 猫店長「さぶ」率いる我が花屋のある神奈川は地球温暖化の影響もあり、ここ近年の特徴は卒業式に桜咲くでしたが、今年は入学式...