メイクブラシのおもな3つの種類(タイプ)
メイクブラシを選ぶ上で最初に悩むのが、「毛質」でしょう。パーツ別に多くの種類があるメイクブラシですが、毛質は大きく分けて天然毛、人口毛、混合毛の3種類です。まず最初に、メイクブラシの種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
1. 天然毛
ひとつ目は、天然の動物の毛を使った「天然毛」。おもに、リスやヤギ、イタチの毛を使っています。繊細でとても柔らかいので、ふんわりとナチュラルなメイクに仕上げることができます。
天然毛のデメリットは、洗い方や乾かし方などのお手入れが難しいため、メイクブラシ初心者の方には少し面倒だと感じてしまうことでしょう。また、動物アレルギーのある人は使用できないことがあるため、注意が必要です。
2. 人工毛
「人工毛」のメイクブラシは、天然毛に比べて非常に扱いやすいのが特徴です。ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られているので、動物アレルギーがある人でも安心して使えるでしょう。
ナイロンのブラシと聞くと「チクチクするのでは?」と思う人も多いかもしれませんが、肌触りの良いものもたくさんあります。中でも、「タクロン」と呼ばれる高級ナイロンのメイクブラシは、天然毛のような柔らかさを実感できますよ。
3. 混合毛
「天然毛が欲しいけど、高価だし……」と諦めている人におすすめなのが、「混合毛」のメイクブラシです。最近は混合毛のクオリティーもかなり高くなっているため、天然毛のような「上品でナチュラルな仕上がり」が可能ですよ。天然毛よりかなり安く購入できるのも、魅力でしょう。
あなたにぴったりのメイクブラシの選び方! 5つのポイント
続いては、自分にぴったりのメイクブラシの選び方のポイントを見ていきましょう。「メイクブラシはコスメの付属品で十分」と思っている人も多いかもしれませんが、自分に合ったメイクブラシを使うと、仕上がりが全然違うことに驚くはずです。
どんな仕上がりを目指しているのかによっても選び方は変わってくるため、理想のメイクを思い浮かべながらチェックしてくださいね。
1. ふんわりナチュラルメイクに仕上げたい人
ふんわりナチュラルな仕上がりにしたい人は、天然毛か混合毛がおすすめです。中でもリスの毛のメイクブラシは、薄付きでムラなくキレイに仕上がりますよ。
天然毛のメイクブラシの最大の魅力は、「肌触りの良さ」。おもにフェイスブラシやチークブラシ、アイシャドーブラシに使われています。油分や水分には弱いため、お手入れ時には注意が必要です。
2. しっかりとした発色を実感したい人
「しっかりとした発色を実感したい」という人には、粉含みが良く、程良いコシがあるヤギのメイクブラシがおすすめです。人工毛や混合毛の場合には毛足の短いタイプや、毛の太いものであれば、しっかりと発色できますよ。
メイクブラシは、全て同じタイプにする必要はありません。用途やパーツによって、上手に使い分けしてみましょう。
3. クリームやリキッドにも使いたい人
クリームタイプのチークやリキッドファンデーションにメイクブラシを使いたい人には、汚れたらすぐに洗える人工毛がベストです。
粉含みはあまり良くない人工毛ですが、油分の多いメイクには最適。ただし、毛量が多いタイプだとメイクが濃くなる可能性があるため、ナチュラルに仕上げたい場合には毛量があまり多くないタイプを選ぶようにしましょう。
4. とにかくプチプラに抑えたい人
「とにかくプチプラに抑えたい!」という人には、人工毛や混合毛がおすすめ。最近では、メイクブラシも「安くて良いもの」がたくさんあります。「仕上がりは大丈夫なの?」と疑問に思う人も多いと思いますが、プチプラメイクブラシでも十分満足できますよ。
また、各メーカーから「メイクブラシセット」も多く販売されてるので、単品で揃えるよりもかなりお得に購入できるでしょう。
5. 動物にアレルギーがある人
動物にアレルギーがある人は、人工毛のメイクブラシを選びましょう。人工毛のメイクブラシは種類が豊富なので、困ることはないと思います。
メイクブラシには使うたびにコスメや皮脂などが付着するため、きちんとお手入れをしないと雑菌が繁殖してしまいます。アレルギーを持っている人はお肌がデリケートであることが多いため、こまめにメイクブラシを洗って清潔な状態を保つようにしてくださいね。
メイクブラシを上手に活用してプロの仕上がりに♡
メイクブラシはパーツ別に細かく分けていくと、かなり種類が多いですが、「毛質」と「メイクの仕上がり」にポイントを絞ることで簡単に選ぶことができます。
はじめはフェイスブラシやチークブラシ、アイシャドーブラシからスタートして、慣れたら少しずつ種類を増やしてみましょう。メイクブラシが上手に活用できるようになれば、自宅でプロの仕上がりを実感できるはずですよ。
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