1日3杯のコーヒーで痩せる♪ 効果を出すタイミング&注意点

コクハク編集部
更新日:2019-09-18 06:00
投稿日:2019-09-18 06:00
「コーヒーは飲み過ぎると体に悪い」「ガンになる」など、コーヒーにまつわる悪い噂を耳にしたことがある方は多いはず。でも、最近の研究によると、実は1日3杯のコーヒーがダイエットや美容に役立つ効果があるということが分かってきたようなんです!
 そこで今回は、なぜコーヒーでダイエットができるのか? 効果を出す飲み方をご紹介します。

1日3杯のコーヒーで本当に痩せる? 3つのダイエット効果

 コーヒーに優れたダイエット効果があると言われるのは、含有されている「カフェイン」と「クロロゲン酸」という2大成分に秘密があります。

 この2つのダイエット効果を、まずは確認していきましょう。

1. 脂肪を燃焼させる

 カフェインとクロロゲン酸には、脂肪を分解して燃焼させる消化酵素「リパーゼ」という物質の働きを促進させる効果があります。ちなみにこの効果は、食事で入ってきた脂肪にも、もともとある脂肪にも作用するため、中性脂肪の改善や肥満予防効果にも期待できるようです。

2. 代謝をアップさせる

 カフェインには、血管を拡張して血行を良くする効果があります。血流が良くなると、体温が上がり、基礎代謝がアップ!痩せやすい体を作ることができます。また、血行が促進されるため、女性に多い肩こりや冷え性の改善にも役立ちます。

3. むくみを改善する

 コーヒーを飲むと、トイレが近くなる! と感じたことがある方は多いでしょう。カフェインには利尿作用があるため、体に溜まった老廃物や水分を排出。気になるむくみを改善させてくれます。

コーヒーダイエットのやり方! 効果的に飲むタイミング

 ここで、コーヒーダイエットのやり方を紹介します。より効率良く効果を出す方法についても、チェックしていきましょう。

【基本】1日1杯〜3杯を目安にブラックコーヒーを飲む

 コーヒーダイエットの基本は、1日1杯〜3杯のブラックコーヒーを毎食後に飲むという簡単な方法です。具体的に、どのように飲めば良いのかポイントを押さえていきましょう。

・アイスよりホットで飲む

 アイスコーヒーでもホットコーヒーでも、コーヒーのダイエット効果は得られます。しかし、より効果を高めたいのであれば、断然ホットがおすすめ!内臓がすぐに温まりますし、代謝アップ効果も上がります。ただし、クロロゲン酸は沸騰したお湯では死んでしまうため、80度くらいのお湯で作るようにしましょう。

・砂糖やミルクはできれば入れない

 どんなにコーヒーがダイエットに効果があっても、砂糖やミルクなどを入れると糖質や脂質の摂り過ぎになってしまう可能性も。また、砂糖は優先的に消費されるため、カフェインのダイエット効果を邪魔してしまうとも言われています。そのため、できればコーヒーはブラックで飲むようにしましょう。もしも、苦味が苦手であれば、無脂肪牛乳を入れるなど工夫すると良いですね。

おすすめの飲むタイミング

 コーヒーダイエットをするのであれば、飲むタイミングも重要!そこで、おすすめの3つのタイミングをお伝えします。

・食後

 上記でお伝えしたように、コーヒーダイエットの基本は、毎食後にブラックコーヒーを飲むのが鉄則。リサーチしてみたところ、ダイエット効果を高めたいのであれば「食前・食後の2回飲む」という説もありましたが、カフェインの過剰摂取は体に負担がかかりやすいため、適量を意識して飲むことが肝心です。

・運動をする20〜30分前

 コーヒーには脂肪燃焼効果があるため、運動をする20〜30分前に飲むのもおすすめ。実は、アスリートの中にはコーヒーの脂肪燃焼効果をトレーニングに活用している方もいるのだとか。コーヒーを飲んだ後には、できればジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を取り入れると効果的!脂肪をどんどん燃やせるため、ダイエット効果を早く実感できるはずですよ。

・入浴前

 入浴時は血行が良くなり、脂肪燃焼効果がアップする時。コーヒーとの相乗効果に期待できます。半身浴などでじっくり汗をかいて、デトックスしましょう。また、お風呂に浸かるとリラックスを促す副交感神経が優位に働くため、ダイエット中のイライラの解消にも一役買ってくれるかもしれません。

コーヒーダイエットの注意点

 最後に、気を付けるべきコーヒーダイエットの注意点をお伝えしていきます。

飲み過ぎには注意

 コーヒー1杯のカフェイン含有量は約150ml。カフェインの摂取量の上限は、1日に約300〜350mlとされているため、1日に1〜3杯くらいが適量です。胃を傷めてしまったり、めまいや動悸などを引き起こす可能性があるため、飲み過ぎには注意するようにしましょう。

寝る前には飲まない

 コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、寝る前に飲んでしまうと安眠を妨げてしまう可能性があります。カフェインの効果は3〜4時間ほど。夕食後にコーヒーを飲む場合には、就寝時間から逆算して摂取するようにしましょう。

妊娠中〜授乳中は避ける

 基本的に妊娠中〜授乳中には、カフェインはNG! ママから赤ちゃんへと成分が届いてしまうため、避けるようにしましょう。授乳が終わり、産後ダイエットに取り組む時こそ、ぜひ試してみてください。ただし、カフェインレスのコーヒーにでも、クロロゲン酸は含有されているそうです。参考までに。

1日3杯のコーヒーで心も体も軽くなりましょう♡

 最近、コーヒーブランドのネスカフェでも「3 Coffee a day(1日3杯のコーヒー習慣がいい人生をつくります)」という運動が行われていますね。飲むだけで美容や健康が手に入るなんて、コーヒー好きにはまさに朗報! ではないですか?

 コーヒーには、ダイエット効果だけではなく、アンチエイジング効果のほか、動脈硬化や認知症を予防するなど、さまざまな健康効果がほかにもたくさんあるんです。1日3杯のコーヒーを飲むだけで、心も体も軽くなれたら最高ですね♪ ぜひ、ダイエットに美容に健康に、コーヒーを役立ててくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
熱狂する韓国コスメブームに違和感。顔につけるのに、低価格、パケ買い、なんとなく…だけで買って大丈夫?
 つい先日、資生堂の最終赤字が100億円超との報道がありました。主な理由は中国での事業不振にあるそうですが、実際のところ...