紫外線から髪や頭皮を守ろう!ヘアケアでできるUV対策5選

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-08-02 06:00
投稿日:2020-08-02 06:00
 夏になると、顔や手足に日焼け止めを念入りに塗っている人も多いでしょう。でも、忘れてしまいがちなのが、髪へのUV対策! 紫外線は頭皮や髪の毛にも降り注いでいるため、ケアを怠ると大きなダメージを受けてしまうんです。そこで今回は、紫外線による髪や頭皮への影響や対策についてご紹介します。

紫外線が髪や頭皮に与えるおもな4つのリスク

 紫外線対策を怠ると、シミやシワなど、さまざまな肌トラブルになるということは多くの人がご存知のはず。でも、紫外線のダメージは、顔だけでなく髪や頭皮にも影響を与えるため、注意が必要なんですよ。まずは、紫外線が髪や頭皮に与えるリスクについて、チェックしていきましょう。

1. 乾燥による髪のごわつき

 紫外線にはUVA、UVB、UVCの3種類がありますが、そのうちのUVA・UVBは髪の毛の主成分となるタンパク質に悪影響を与えたり、メラニン色素を分解して髪色を変えたりと、さまざまな悪影響を及ぼすと言われています。

 ダメージを受けた髪は水分量が減少するため、髪の乾燥を招き、ごわつきやすくなってしまいます。

2. 髪のツヤが失われる

 紫外線を受けた髪は、表面にある脂質被膜を酸化させてしまいます。こうなると、髪は水を弾くことができなくなり、指通りが悪くなることに。また、髪表面のダメージにより、キューティクルが剥がれやすくなり、ツヤが失われてしまいます。

3. 髪色が変化する

 髪をカラーリングしている人は、「少しでも、カラーを長持ちさせたい」と思っているでしょう。しかし、紫外線は髪のメラニン色素だけでなくヘアカラー色素まで壊してしまうため、褐色などを起こして髪色が変化しやすくなってしまいます。

4. 頭皮ダメージによる抜け毛や薄毛

 肌は、紫外線を浴びると日焼けしてしまいます。頭皮も同じ皮膚ですから、同じような状態を引き起こすことに。

 本来、頭皮の色は青白いですが、紫外線を受けるとピンクや赤みを帯びます。状態がひどくなると、乾燥が進んでフケが出やすくなったり、かゆみが出ることもあるでしょう。さらに炎症がひどくなれば、毛根がダメージを受け、抜け毛や育毛に悪影響が及ぶ恐れもあります。

ヘアケアが肝心!知っておきたい5つの紫外線対策

 髪や頭皮が傷んでいると感じている人もいるかもしれませんが、今からでも改善することはできます。そのためには、日々のヘアケアが欠かせません。肌と同じくらい、しっかりと紫外線対策を行いましょう。

1. 帽子や日傘で紫外線をカバー

 紫外線から髪や頭皮を守るためには、帽子や日傘を使うことがおすすめ。外出時はどうしても紫外線を受けやすくなるため、これらのアイテムを用いることで直接紫外線を受けることを防ぐことができます。

 ただし、帽子をかぶりっぱなしにすると蒸れによる髪へのダメージが起こってしまうため、外す時間を設けるなどの工夫が必要です。

2. 日焼け止めスプレーでケア

 髪や頭皮を手軽に紫外線ケアするには、日焼け止めスプレーを使うとよいでしょう。髪全体にスプレーすることで、簡単にUV対策を行うことができます。

 より効果的に用いるためには髪から10cm〜15cmほど離して、まんべんなくスプレーすること。また、日焼け止めクリーム同様、2時間〜3時間おきに使うことが大切です。

3. 髪の分け目を定期的に変える

 健康的な髪を育てるためには、頭皮ケアも欠かせません。簡単にできる頭皮の紫外線対策としておすすめなのが、髪の分け目を定期的に変えること。

 いつも同じ分け目だと、紫外線を浴びる場所が常に同じ場所になってしまい、一カ所にダメージが加わることになります。紫外線ダメージが分散されるので、ぜひ今日からでも試してみてください。

4. UVケア用のヘアケアアイテムを使う

 どんなに紫外線対策をしていても、うっかり日焼けをしてしまったりすることはあります。そんな時には、UVケア用のシャンプーやトリートメントなどのヘアケアアイテムでアフターケアをすることが大切です。顔と同じく、髪にもしっかりと保湿ケアをして紫外線のダメージを最小限に留めましょう。

5. UVケアできる流さないトリートメントをプラスする

 パサつきなどのダメージが気になる人にとって、シャンプー後、流さないトリートメントでのヘアケアを行っている人は多いでしょう。

 そんな流さないトリートメントの中には、保湿対策だけではなく、UV対策ができるものがあります。せっかく取り入れるのであれば、紫外線対策できるものを選んだ方が一石二鳥ですよね。今まで、流さないトリートメントを使ってこなかった人も、この機会にヘアケアにプラスしてみましょう。

髪への紫外線ダメージも忘れずに! ヘアケアで美髪を守ろう♪

 夏本番になると、紫外線対策を始める人も多いですが、実は紫外線は1年中地上に降りそそいでいます。普段から、肌だけではなく髪や頭皮への紫外線対策を行うことで、より若々しい美髪を保つことができるはず。

 髪は肌と違ってカットすることができるため、改善しやすい部分でもあります。今まで対策をしてこなかった人も、この機会にヘアケアを見直してみてくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


「生理が終わったのにだるい…」その原因、加齢じゃなくて“鉄分不足”かも。食後のコーヒーは注意して【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
夏の紫外線+秋の乾燥でボロボロ…化粧水だけじゃない「うるおい対策」で肌を守ろう【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
急に泣きたくなる…30代以降は“情緒不安定”に注意。不安定な心を整える3つのセルフケア【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
今季のプチプラは大当たり! 大人も“盛れる”目元・口元・肌の新作コスメ3選。「キャンメイク」で老け感を一掃♡
 今季のプチプラが、ものすごく「当たり!」です。コスメの進化は著しく、もはやデパコス要らずの実力!? とざわついてしまう...
女性の6割が悩む「生理前の便秘」痔やイライラ悪化の原因に? 放置せず試したい改善法4つ【医療従事者監修】
 生理前の便秘に悩む女性は、6割もいるといわれています。「でも生理が終われば治る」「便秘くらい、大したことはない」こんな...
流行りの「耳つぼジュエリーダイエット」信じていいの? 貼るだけで楽痩せできる噂の真相【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【再現メイク】今田美桜になれるか!? 大人世代が3つのポイントを真似してみた。“への字眉”でぐっと近づく
 これまではキュートで華やかなイメージが強かった今田美桜さん。しかし今放送中のドラマ『あんぱん』では40代の役柄に挑戦し...
暑くて無理~! “ドライヤー”キャンセル界隈に捧ぐ、お風呂上りの汗だくを回避する6つの方法
 お風呂上がり、せっかくすっきりしたのにドライヤーをかけてるうちにまた汗だくに…。こんな経験、ありますよね。  髪...
30歳から「骨活」のススメ。将来の“寝たきり”リスクを防ぐため大切な3つの対策【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
健康診断でわからない「隠れ貧血」のリスク。 だるさ、イライラの原因は年齢以外にあり?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ブルドッグ顔におさらば! 3秒でできる若見え“メイク”テクニック。コンシーラー1本で激変するコツ【美容家解説】
 夏の疲れが、顔に出ていませんか? 鏡を見て、「なんだか不機嫌そう…」と感じるなら要注意! 年齢を重ねると、どうしても顔...
37℃の熱がダラダラ続くのなぜ? たかが微熱と放置しないで。日常に潜む「体温が上がる」生活習慣【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
えっ、納豆にタピオカも!? 実は“カロリーお化け”な食材4選。じゃあ、美容効果バツグンなおやつは?
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス…。多くの人はできるだけ低カ...
汗が止まらない→頭痛や倦怠感の原因に。実はリスクだらけの多汗、自宅でできるセルフケア【医療従事者監修】
「服の汗染みが恥ずかしい」「毎日タオルが手放せない」こんな滝汗に悩んでいませんか? 汗はからだの正常な働きですが、多すぎ...
日焼け止めも日傘もめんどくさい! ズボラ女に捧ぐ夏の「美肌キープ」対策。高級コスメより大切なことって?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
そのダイエット、骨格タイプに合ってないかもよ。診断別に“理想の痩せ方”がある? ナチュラルは全身運動が◎【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...