もしかして嫌われてる? 家に遊びに行くと嫁に疎まれる義母

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-09-24 16:17
投稿日:2020-08-22 06:00

少しは相手してくれてもいいのに…

 遊びに行っても「今日も仕事が溜まっていて」と、Mさんはパソコンに向かったままで、Hさんの在宅中には一緒にお茶を飲もうともしないそう。

「せっかく遊びに行っているのに、終始その調子なので私もあまり楽しくないですよね(苦笑)。それで、お嫁さんがそんな感じだから、私も暇つぶしに冷蔵庫とかキッチンとかを整理してあげるんだけど、Mさんはそれも気に入らないみたい。代わりに食事を作ってあげようとしても『あとでやるから、大丈夫です』って断られちゃうし、遊びに行っても手持ち無沙汰なんですよ」

 Hさんは、家にいるのにやけに険しい表情で熱心にパソコンに向かっているMさんの姿を見るたびに、「せっかく家にいるのだから、もっとリラックスして過ごせばいいのに」とも感じているそうです。

「同僚がすぐ近くで見ているわけじゃないし、家でする仕事は会社でやるよりも気楽だと思うのだけど。アルバイトみたいな気分でやれば、もっとストレスもなくなりそうなのに、とにかくピリピリ、キリキリした様子で、見ているこちらが心配になりますね。私と少しくらいお茶を飲むくらいの時間はあるでしょうに、まったくそうしようとしてくれないMさんが、何を考えているのかわかりません」

嫌われる理由がわからない

 息子の妻であるMさんが在宅勤務に切り替わって半年あまり。親睦を深めるために頻繁に顔を出してきたけれど、むしろ最近では関係が悪くなっている気がすると口にするHさん。

「今度ね、息子に言おうと思っているんです。嫁姑は仲がいいに越したことはないと思うから、もしも面倒だったとしても、私が行ったときには、お茶くらい付き合うのが礼儀だって、Mさんではなく息子を叱るつもりです」

  ◇  ◇  ◇

 嫁姑問題は、時代が進んでも普遍的なテーマなのかもしれません。どちらかに明らかな悪意がなかったとしても、少しの歯車が狂うと、そのうちに、とてつもなく大きな溝がうまれるのも常。その隙間を放置してしまえば、気づいたときには取り返しのつかない人間関係になっていることも多いのは、「嫁姑」という関係の特殊性なのかもしれませんね。

【並木まきオンラインサロン】スマホ時間で毎日を楽しく!

 コクハク内の並木まき公式オンラインサロン「#まきコク」では、現在新規メンバーを募集中。

 自宅でライタースキルの資格が取得でき、大好評の「オンラインライター講座」、悩める妻をサポートする「集まれ!毒義母の森~ヨメノミカタプロジェクト~」など多彩なコンテンツ。

 いつものスマホ時間を使って自分磨きしてみませんか?

サロンの詳細はこちら→

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

ライフスタイル 新着一覧


春の訪れと幸運をもたらす…強くてたくましく美しい「水仙」
 ワタクシの実家の裏にある小高い丘の上に、近所から「天神さん」と呼ばれ、親しまれている神社がございます。  今では...
仕事に遅刻! 信頼を失わない言い訳&連絡時のビジネスマナー
 社会人でも、寝坊をして遅刻をしてしまった経験がある人も多いでしょう。でも、会社に勤めていると、遅刻した際に大人として正...
“にゃんたま”は神様の化身?幸せを呼ぶまあるい鈴カステラ
 あけましておめでとうございます。今年も「にゃんたま詣」でスタート!  神社で動物に出逢うのは、神様の歓迎サインと...
ご祝儀は新札しかNG? 土日の入手方法やアイロンでの作り方
 友人の結婚式が近づいて、美容院の予約やドレス、靴の手配まで完璧なのに「ご祝儀の新札がない!!」と焦った経験はありません...
来年は猫年じゃない? 干支に入れず恨み節の“にゃんたま君”
 昔、神様は元旦に動物たちにあいさつに来るよう言いました。12番まで先着順に、年の動物になれるという大イベントでした。 ...
本当に自分のために? 素直に聞くべきアドバイスの見極め方
 昔から「素直さは大切」だと言われます。大人になっても素直さを忘れずに、周囲のアドバイスを聞き入れられる人のことは尊敬し...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #3
 投資していた友人の失脚により、K社長はブラックな債権者から追われる身となりました。  社長は行方をくらまします。...
縁を切るべき友達の5つの特徴&上手に縁を切る方法とは?
 どんなにコミュニケーション能力が高い人でも、「苦手だな」「付き合いにくいな」と感じる人は、誰にだっているもの。仕事の付...
後ろ足で器用にポリポリ…一緒に“にゃんたま”も揺れちゃうの
 きょうは、首元がカユ~イにゃんたま君です。  首を掻くのに、うしろ脚を使うなんて…ニャイす!  一本だけ爪...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #2
 自分の作品がヘアヌードブームに引っかかることも、世間はこんなにエロが好きで、女性のヌード=男性の下半身への奉仕物、と見...
脱いだ作家を守るために…作品を山に埋めた編集者の話 #1
 女が脱ぐ仕事をするのには、いまも昔も危険や煩わしいことが付きまといます。  私自身、音楽をやっていた頃に自分の作...
お葬式に黒いタイツはダメ?寒い日の防寒対策&喪服のマナー
 真冬にお葬式に参列することになった時、黒のストッキングでは足元が寒いことってありますよね。でも、暖かい格好で行こうと思...
配信者にとっては厄介!「察してもらいたい欲」がすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
この匂いはあの子かにゃ?チェックに余念のない“にゃんたま”
 猫の嗅覚は、人間の嗅覚の数万倍から数十万倍鋭い、といわれています。  猫の鼻先は常に湿っていて、空気中に流れてい...
今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月
「今年の千両、実付きがいいよ!」  花市場でいつもお世話になっているセリ人のお兄様が電話の向こうで叫んでおります。...
旅行できない今こそ…年末年始におすすめグルメサービス2選
 政府の観光支援策「Go To トラベル」の全国一斉停止が決まり、年末年始の予定を変更した人も少なくないはずです。こんな...