美貌と勝ち残る強運を我が手に! 一期一会の「八重のユリ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-09-09 19:51
投稿日:2020-09-09 06:00

「八重のユリ」は花粉問題もクリア

「ユリって家に飾るのは苦手。だってユリってさぁ……」と思っているアナタ。

 おっしゃりたいこと、わかります!!

 でも、実はこの「八重のユリ」、見た目が美しいというだけでなく、長年多くの人のユリにまつわるお悩みをズバッと華麗に解決しております。

 ユリ嫌いの最大の原因。それは「花粉問題」でございます。

 ユリは咲き始めると、徐々にオシベが顔を出し始めます。

 すぐにその花粉の塊りを取り除けば問題がないのでございますが、うっかり取り除くことを忘れると、時間の経過とともに油分を含んだ花粉が粉を吹き、花びらばかりか周囲を花粉で汚してしまうのでございます。

 ひとたび、花粉がお洋服に付着してしまうと大変に厄介なのでございますが、「八重のユリ」はオシベがほぼゼロ! つまりは、花粉がほぼゼロ。あるのは、幾重にも重なった芳しい香りを放つ美しい花びらのみ!

 悩ましい「ユリ花粉問題」は、「花粉ほぼゼロ」という驚きの解決方法で、華麗にズバッと収束したのでございます。

ユリってもともとは種でございます

「なに言ってんの。ユリは球根でしょ」と思ったアナタ。

 そうです。ユリは球根です。ですが、その球根ももともとは「種」が膨らんで変化したもの。

 もちろん、すぐに花が咲くわけではございません。

 ユリの新品種の開発は、ユリの育種家が交配・受粉により採取した種子から、恐ろしいくらいたくさんの球根を作るところから始まります。

 土の中で育成させて咲いた個体差のあるユリの中から検査と評価を繰り返し、将来性のあるユリの球根だけを残して、残りは全て廃棄していきます。

 およそ27万を超える種子から選ばれた、たった3品種のユリの球根だけを残して……。

 小さな種から育種家と生産農家の11年以上もの長い歳月をかけて、ワタクシたちのもとへ届けられるユリという「贈り物」。

 その中でも「八重のユリ」は、すさまじい生き残り競争でたまたま出会えた奇跡の花なのでございます。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第59回「ボクは君で、君はボク」
【連載第59回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「「しっ...
「たかが、ものもらい」じゃなかった 30代女、霰粒腫の手術をしました
 先日、眼科で右目のまつ毛の生え際にあった“しこり”の切除手術をしました。「たかが、ものもらい」と思っていたのですが、こ...
久々に会ったペルシャ料理店の友人は変わらず元気だった
 お互いにいい歳。出合った頃より額は広くなったし、シワも増えた。  そして、なぜだか年々服装がハデになっていくんだ...
木下優樹菜はイチャイチャ公開…子の将来に悪影響を及ぼす母親の恋愛は?
 元タレントの木下優樹菜(35)が“アクセル全開”、SNSの投稿や出演番組があれやこれやと話題になっている。  た...
子供の言葉遣いが悪い時はどうすれば? 考えられる4つの原因
 子供が保育園や小学校に通い出すと、悪い言葉遣いを覚えて帰ってきます。また、悪い言葉遣いはSNSや動画サイトなどからも大...
“たまたま”の日常♡ この写真にぴったりな名前を選んでニャ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
コクハク専属ライバー コクハクリーダーズ第1期生を大募集!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第1期生」...
金木犀の香りが空前のブーム!甘く懐かしくアンチエイジングに運気UPも
 とある量販店に行った時のことです。入り口付近に黄金色の商品ばかりが並び、遠巻きに見ると店舗全体が黄金色に輝いてみえる。...
タイパ? なにそれ。映画館で初対面の作品と出会う胸のときめき
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
リュウジ氏と港区女子の相容れぬ価値観「男子全奢り論争」諸悪の根源は?
 諸悪の根源はリュウジさんでも港区女子でもなく、ズバリ“あの人物”でしょう。 「バズレシピ」でお馴染みの人気料理研...
街が茜色に染まり始めた頃…ほんの1カ月前がすでに懐かしい
 夕暮れ前、ぼんやりしていたら辺りは真っ暗。少し前はそんなことなかったのに。  湿度を含んだ空気や強すぎる日差しが...
まるでリヴァー・フェニックス!美少年“たまたま”にうっとり
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
会社の飲み会「欠席LINE」の正解は? 感謝と断る理由では詰めが甘い
 何かをお願いされたり、誘われたりした時、断るのってとても気を使いますよね。  人によっては、本意ではないのにOK...
今どきの「良妻+賢母」ってどんな人?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
“女LINE”は秋の空!嫌味、派閥、狂乱…げに恐ろしき女だらけの職場
 女だらけの職場に勤めた経験はありますか? 学生時代から多くの人が感じるように、さっぱりしている男性に比べて、女性の人間...
2023-10-07 06:00 ライフスタイル
村上春樹氏、今年もノーベル文学賞ならず…「村上レシピ」で一人残念会
 スウェーデン・アカデミーは5日、2023年のノーベル文学賞をノルウェーを代表する劇作家ヨン・フォッセ氏(64)に授与す...