"短期恋愛"常習の40代独身男を変えたサードプレイスの出逢い

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2020-09-29 14:55
投稿日:2020-09-22 06:00

ドストライク!ファーストキスの相手と激似

 ところで康太さんは、京子さんの見た目に惹かれた、ということですか?

「そのとおりです。見た目に一目惚れしました。京ちゃんは、中学校2年生のときにファーストキスをした子と似ていたんです。小顔で、身長が150センチ台とそれほど高くなくて、体格が華奢で僕のドストライク。今までの彼女はなぜか身長が高くてガタイがよく、見た目が好みではなかった。だったらなぜつき合ったのかとツッコミを入れられそうですが、僕は『超』がつく肉食系なだけで、モテるわけではない。自分に少しでも関心や興味を持ってくれた子にアプローチした結果、見た目は好みではないという恋愛が続いていたんです。

 京ちゃんは実年齢より見た目がすごく若く見えて、年齢を聞くまでは僕より絶対に年下だと思っていました。30代半ばぐらいかと。若い子が好きでつき合ってきましたけど、一目惚れだから年齢は関係なかった。

 バーのマスターが共通の知人という点も安心材料になりました。マスターは儲け度外視で、飲み方のマナーが悪い人を潔く出禁にするんです。京ちゃんも僕が、マスターが信用しているオトコということでフランクに接してくれました。クールな雰囲気で人見知りらしく、最初の1時間ほどは目もほとんど合わせてくれませんでしたが」

見た目を磨いておいて損はない…はず

 早稲田大学国際教養学部教授で、「恋愛学」の講義でも人気の森川友義さんも言っています。「男は視覚で、女は耳(相手の声)で恋愛する傾向にある」と。結局、男性の優先順位は見た目なのね……とため息が出そうですが、磨いておいて損はないのかも。

 心理学の「ハロー効果」(分かりやすい目立つ特徴に引きずられて、その特徴以外の要素まで同じように評価してしまう認知バイアス)のごとく、美人あるいはかわいいパートナーとおつき合いしていると、自分の株まで上がった気分になると言っていた男性もいましたし。

 その男性と同じ気分を味わいたかったわけではないのかもしれませんが、康太さんは思いを伝えて京子さんと正式に交際することに。京子さんとおつき合いしたかった理由は自身の事情にも絡んでいるそうですが、結婚までは困難な道のりだったようで――。

 次回に続きます。

今回の学び

・自宅でも仕事場でもない、サードプレイスの準備を。
・「男は視覚で、女は耳(相手の声)で恋愛する傾向にある」らしい。

※シリーズタイトルの「確率8%」とは…5年に一度実施されている国勢調査の直近データを基に、2010年の45歳の未婚男女が5年後の2015年までに何%結婚できているかを算出したもの。「コクハク」は40代50代大人婚の"リアル"を物語る数字だと考えます。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


年上女性からの告白は“仕込み”次第…必死な印象も与えません
 年下の彼といい感じになっているのに、なかなか告白してくれない……。そんな悩みを抱えている人は多いようです。でも年上女性...
恋バナ調査隊 2022-06-01 06:00 ラブ
“俺ら合わない”発言の一撃!それでも別れたくない時の対処法
 自分は相手のことを好きなのに、「俺らって合わないよね……」なんて言われたらショックですよね。相手の気持ちが冷めたと思う...
若林杏樹 2022-06-01 06:00 ラブ
ブサメンこそメリット多数! 男も女も顔だけで判断しないで
 ブサメン男性に告白されたとき、「顔がちょっと……」と断ってしまう女性は多いようです。でも、ちょっと待ってください。実は...
恋バナ調査隊 2022-05-31 06:00 ラブ
不倫サレ夫の僕は悟った、女はシタタカで自立した生き物だと
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
クチャラー発覚!勝負デートで彼にドン引きされたエピソード
 大好きな彼とデートの日。致命的なミスをして彼にドン引きされた経験はありませんか? 女性からしたら普段何気なくしている...
恋バナ調査隊 2022-05-30 06:00 ラブ
「元彼から連絡来る」のはなぜ?秒でレスせず“理由”を考えて
 元彼から連絡が来たーー。そんな時はどう対処しようか考える前に「なぜ連絡をしてきたのか?」と、理由を探ることが大切です。...
恋バナ調査隊 2022-05-30 06:00 ラブ
「わざとFBを選んだんだけど?笑」サレ妻が送信した復讐LINE
 幸せな結婚をしたはずなのに、気づいたら夫に浮気をされる「サレ妻」になっていた……。  そんな悲しい思いをしている女性...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:35 ラブ
「だらしない彼氏」のトリセツ それでも好きならしゃーない
 付き合いはじめた彼氏のだらしない部分を見て、イライラした経験がある人も多いのではないでしょうか。でも、会うたびにだらし...
恋バナ調査隊 2022-05-29 06:00 ラブ
“モラハラ”に束縛まで…!突然変異した夫に困惑する41歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-28 06:00 ラブ
探偵つけて年下妻の浮気を確認!束縛夫に変貌した男性の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.92〜女性編〜」では、夫であるヒロシさんからの束縛が強くなってきていることに苦しむ妻・麻子さ...
並木まき 2022-05-28 06:00 ラブ
「来週もう一度話そう」女心を熟知してる!彼氏の神対応LINE
 世の中には、まるで悟りを開いたかのように優しい彼氏が存在します。彼女のわがままでさえ、すべて優しく受け止める彼氏の器の...
恋バナ調査隊 2022-05-28 06:00 ラブ
脈なしから一発逆転!「脈あり女」に昇格するための方法4つ
 気になる人ができると、彼にとって自分が脈ありなのかどうか気になるもの。なかには脈なしだと感じてしまい、告白する前に恋を...
恋バナ調査隊 2022-05-28 06:00 ラブ
将来有望なハイスペ男子 好きなタイプは美人とは限りません
 容姿端麗で経済力もあり、家柄も申し分なしのハイスペ男子。どうせなら、そんな人と恋愛したい!と思う女性は多いのではないで...
恋バナ調査隊 2022-05-27 06:00 ラブ
【男に走る女】母親が子どもを捨てて“恋愛”に溺れる深層心理
 お子さんがいるにもかかわらず家を飛び出し、他の男性と生きていくことを選ぶ女性が時々います。芸能人や有名人にもそうした女...
内藤みか 2022-05-26 06:00 ラブ
他人事じゃない!「夜の生活がなくなった夫婦」レス解決法
 結婚前は2人でいちゃいちゃする時間もあったのに、結婚してから夜の生活がまったくなくなってしまう夫婦はとても多いようです...
恋バナ調査隊 2022-05-26 06:00 ラブ
人生一度きり「イケメンの彼女」目指しちゃう? 特徴は?
 見た目がすべてとは言いませんが、やはり彼氏がイケメンだと人に自慢したくなるものですよね。そんな世のイケメン男性たちは、...
恋バナ調査隊 2022-05-26 06:00 ラブ