今年の実付きは最高!「千両」と共に迎える幸せなお正月

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-12-23 06:00
投稿日:2020-12-23 06:00

千両ってなんですか?

 冬に鮮やかな赤い実をたわわに付ける千両は、別名「クササンゴ(草珊瑚)」と呼ばれ、お正月には欠かせない樹木でございます。

 千両の「利益」「裕福」「財産」など縁起の良い花言葉は、たくさんの実をつける裕福なイメージがあるようで、千両とよく似た植物で同じく縁起の良い植物としては「万両」「百両」「十両」「一両」がございます。

 いずれも真っ赤な実を付けますが、それぞれまるで違う種類の植物。金額(?)の違いは付ける実の量のようでございますのよ。

 千両は赤い実を付ける万両とともに「千両万両」と称される商売繁盛の縁起の良い樹木として日本人に古くから愛されてまいりました。

 千両は江戸時代までは仙蓼花(センリョウカ)と呼ばれておりましたが、見た目の似ている万両よりも実が少ない事と、お金持ちの縁起を担ぐ意味を込めて「千両」という漢字になったと言われております。

 千両の実は赤い色のイメージが強いのですが、黄色の実もございます。

 文字通り黄金色に輝く黄色の実は、キンカンの実とともに富と幸運を意味し、赤い千両とともに飾られるとより効力がありそうでございますね。

 そういえば、江戸時代に特に人気と人々を魅了する技量のあった歌舞伎役者のことを「千両役者」と呼んでいたようでございますが、これは年棒のお話。

 でも「人気と人々を魅了する技量」という点は、まさに千両と同じような気がいたします。

 なぜならお部屋に「千両がある」というだけで、なぜかすっかりお正月気分。

 和式の花や花びんとも、洋式の花や小物とも相性ばっちり。誰とでも共演可能な技量の高さはまさに文字通り「千両役者」。素晴らしいポテンシャルでございますのよ。

 風水でも赤い実は「幸運のシンボル」とされ、物事が実を結ぶ縁起物と考えられているようでございます。

 運気を上げたいアナタ。ぜひお庭の隅に植えてみてくださいませ。できれば、北東(鬼門)の方角に植えると大吉のようでございます。

 鬼門である北東の方角は日当たりが悪く暗くなりがちではございますが、反日影がベストな千両はむしろ好都合!

 “日陰大好き”千両を植えれば、年間通して美しい葉と、冬になれば長期間楽しめる赤い実が冬枯れの庭を彩り、常に鬼門方角が明るい雰囲気になって、生きた良い気が入ってまいります。

 お庭がなければプランターでもOK! 可愛いですよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


毎日しなければならないことに生かされている 2023.7.2(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
違う違うそうじゃない~!彼も同僚もママ友も…何かがズレてるLINE3選
 あなたが「もういいや」と返信する気を失うのはどんなLINEですか? 話が通じない相手や、価値観が異なる相手とのLINE...
癒しの漫画/第52回「一難去って…」
 ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、その生きものたちをこよな...
何が大変? できるなら避けたい! 子どものPTA活動で苦労する5つのこと
 子供がいると仕事や家事で忙しいうえに、学校でのアレコレに参加しなくちゃいけなくて……。特にPTA役員に選ばれると苦労し...
ロッカン、ロッカン痛ぇ…!
「ロッカン! ロッカン!」という歌に合わせて、シャカリキに踊っている。その「ロッカン」とは「第六感」のことだ。  ...
一息ついて水音に耳を澄まそう 2023.6.30(金)
 あしたから7月に突入。衣替えが終わったと思ったら、今年も酷暑の予感だって。  季節に追いかけられて、頭がぐるぐる...
「図々しい人=自分の損に過敏な人」を撃退する唯一の方法
 もうここでぶっちゃけますが、図々しい人って良識がない人が多くないですか? 良識がないから図々しいのか、図々しいから良識...
新生活の疲れが出る時期です…自分に甘々!とっておきの疲労解消法6選
 新年度が始まり、3カ月が経ちます(1年単位でいえば半分を折り返しました……)。転職や異動などで今までとは違う生活になり...
「日焼けに注意!」夕映えの“たまたま”からのありがたい一言
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
愛用のティファールを2年で買い替えたわけ 2023.6.29(木)
 先日、2年前に購入したティファールを買い替えました。油を敷いてもフライパンがこびりつくようになり、お鍋の底が傷だらけに...
公共便所どうなる?波紋広がるジェンダーレストイレ問題、誰が我慢すべき
 登場から物議を醸す「東急歌舞伎町タワー」(東京・新宿区)のジェンダーレストイレ。多様性に配慮する目的で作られましたが、...
義親はしょせん他人です! 同居時の付き合い方5つとストレス発散のコツ
 義親と同居話が進んでいたり、既に同居していたりする人の中には、不安やストレスを抱えている人もいるでしょう。義親といって...
ユリ好きな花屋もなんじゃこりゃ!香り・デカい・花粉を克服した新種たち
「斑目ネーサン、これどう?」  花市場の競りがある前日、「チョット変な花」の入荷予定があると、市場のワタクシ担当お...
似合わない服を着るのは罪ですか? 2023.6.28(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「梅雨時期の洗濯のコツ」生乾き臭とさようなら、洗剤多めは逆効果です
 梅雨時期になると、ただでさえ面倒な洗濯が余計に億劫に! 外で干せないため部屋干しが増え、生乾き臭に悩んでいる人も多いは...
子育てママの風邪引いたあるある! 市販薬で誤魔化せずゾンビになった私
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...