傷ついた心に響くのは…まっすぐな好意に心打たれる理由

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-25 06:00
投稿日:2020-12-25 06:00
 傷心中って、ちょっと投げやりだったり自暴自棄になったりしませんか? あるいは「もう恋なんてしない!」「男なんてこりごり。ひとりで生きていこう」なんて、離婚や失恋のトラウマによる強固な心の壁が何重にもできてしまう人も……。
 離婚からなかなか立ち直れないこのマンガの主人公・リコちゃんも、なんだかまともに恋愛する気力がなくなってきてしまったみたいで——!?

まっすぐな愛情を受けることで心の傷が癒えていく

 まっすぐな好意って、心打たれますよねぇ。年を重ねるほど、映画やマンガの登場人物のまっすぐな気持ちが伝わってくるシーンで涙する機会が増えてしまいました。純粋な好意に触れる機会って、大人になればなるほど貴重になるのかもしれません。

 好意の返報性という言葉を聞いたことがあるでしょうか。人は何かをしてもらった時、自分も何かお返しをしなければ……という心理作用が働くそうです(返報性の原理)。好意を与えられると無意識のうちに自分も相手に好意を返したくなるんだそう。

 まっすぐな好意に心打たれる理由は、この返報性も関係がありそうです。

 もちろん相手のことを考えないゴリ押しの好意はNGですが、自分のことをちゃんと考えてくれている人に対しては心を開きたくなりますよね。

 傷心中は特に、まっすぐに自分を想ってくれる気持ちが響くもの。まっすぐな愛情は、離婚や失恋で何重にもできてしまった心の壁を突き破ってきてくれます。もしそんな風に自分を想ってくれる人が現れたら、今の傷も少しずつ癒えたりするのかもしれません。

登場人物紹介

リコ
 離婚から立ち直りたいアラサー。新しい恋はうまくいかないし、離婚からは立ち直れないし、揚げ句の果てにヤリモク要員にされちゃうし……まー、もういっか。求められるままに流されて生きてたら楽だし。

柏原さん
 リコの会社の同僚。重度のアイドルオタク。リコとデートしたけど、リコには合わないって思われちゃったみたい。でも彼はリコのこと、大好きみたいだねぇ。恋愛経験が少ないゆえに、純粋なのかも。

アプリで出会った男
 数撃ちゃ当たると思ってる、メンタルタフなタイプっぽい。もはや最初からヤリモクという失礼な男。でもここまであからさまに誘われたら、いっそ清々しい……のか?

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

関連キーワード

ラブ 新着一覧


夫の父親である「舅」をたぶらかし…意のままに操る鬼嫁たち
 あざとい性分のお嫁さんには、夫の父親である“舅”をたぶらかし、世の夫や姑をモヤモヤさせている女性もいるようです。  ...
並木まき 2019-06-29 06:00 ラブ
彼女と結婚しよう…彼氏が決意するちょっと意外な4つの瞬間
 周囲の友人たちが結婚していったり、出産ラッシュを迎えると、なんとなく焦る人も多いですよね。それほど、結婚への憧れは強い...
東城ゆず 2019-10-24 20:44 ラブ
いざ結婚もフタを開けたら…国際結婚は想像以上に大変だった
 私自身を含め、日本夫×台湾妻による夫婦間の文化のずれは、それぞれの家庭や性格によって様々なのですが、今回は私や友人ら約...
インリン 2019-06-28 06:01 ラブ
愛情なんて込めません!鬼嫁たちの知られざる食卓事情とは?
「鬼嫁」と呼ばれる妻たちには「夫に愛情を込めた料理なんて、食べさせるつもりはない」とばかりに、手抜きしまくりの食事になっ...
並木まき 2019-06-28 06:00 ラブ
“恋愛あるある”から学ぶ「恋愛で幸せになる」女性の考え方
 好きな人ができた、なんと彼と両思いらしい。誰もが有頂天になる瞬間です。これからの甘い恋を想像するだけで、自分が満たされ...
東城ゆず 2019-06-28 06:00 ラブ
ダメなら諦める? 返信を待ち続ける女が取るべき最終手段3つ
 LINEに既読がついているのに、待てど暮らせど彼からの返事が来ない。そんな時、いつまでも待ち続けてしまう女性がいます。...
内藤みか 2019-06-27 06:09 ラブ
重い女性と一途な女性の違いはたった1つ! あなたはどっち?
 あなたは「重い女性」と「一途な女性」の違いを挙げるとしたら、なんと答えますか? この2タイプの線引きはとても難しいです...
孔井嘉乃 2019-06-27 06:00 ラブ
夢みたいな新婚生活に落ちた黒い影…志穂さんのケース#1
「あれって結婚だったのかなと、今でもよくわかりません。ただ、当時の日常を思い出すとムカムカして、吐いてしまうこともあるん...
神田つばき 2020-01-11 07:03 ラブ
都会暮らしの普通の女がいい女よりもいい出会いを増やす方法
「都会の女は出会いが多いでしょ」。田舎の友達からそう言われることはあるけれど、「良質な出会いがあるわけじゃない」と、そう...
ミクニシオリ 2019-06-26 06:00 ラブ
男女の喧嘩で話し合いが失敗するなぜ? 最新脳科学にヒント
 男女の違い……それは、人類が理性を獲得してからの永遠のテーマです。そこに起因した“すれ違い”がとくに顕著となるのが、男...
しめサバ子 2019-06-26 10:10 ラブ
「私の何が悪いの?」婚活がうまくいかない原因は思考にある
 山本早織の「結婚につながる恋コラム」第8回は、婚活が上手くいかずこのまま諦めた方がいいのでは……と悩んでいるあなたへ、...
山本早織 2019-06-25 14:06 ラブ
私とどっちが大事?筋肉男子と付き合うメリット&デメリット
「筋肉にうっすら浮かんだ血管が好き♡」「割れた腹筋に顔を擦り付けるのが刺激的で好き♡」と、男性の筋肉を愛する女性は増加傾...
しめサバ子 2019-06-25 06:00 ラブ
夫婦仲良しになりたいならすべきこと3つ…その特徴と秘訣は
 結婚前は、これ以上ないパートナーと思い結婚に至った人も多いはず。しかし、結婚して共同生活をすると、大きく落胆することは...
東城ゆず 2019-06-24 06:29 ラブ
「悪妻になったのは夫のせい」鬼嫁が開き直った切実な事情
「鬼嫁」と言われる女性たちの中には、悪妻な自分を自覚しつつ「私がこうなったのは夫のせい」と言い切る人もいます。本当は良妻...
並木まき 2019-06-24 06:00 ラブ
恋愛リアリティー番組 ここに注目すれば“恋愛上手”になれる
 恋愛リアリティーや恋愛バラエティーなどと言われるコンテンツが人気です。一緒に行動するうちに自然と恋愛感情が芽生える様子...
内藤みか 2019-06-24 06:00 ラブ
女性の勘違い“モテ仕草7選”…イタい!それ、バレてます!
「この仕草をすればモテる!」と、話題の「モテ仕草」。あなたは鵜呑みにしていませんか? でも、実はその行動、男性に全部バレ...
孔井嘉乃 2019-06-23 06:00 ラブ