クイズに弱いと彼女失格?叶わなかったイケメン東大生との恋

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2020-12-29 06:00
投稿日:2020-12-29 06:00
 東大生との恋ーー。それは、女性なら誰もが一度はしてみたい恋かもしれません。実際に婚活市場では、東大出身の男性との結婚を本気で目指している女性もいますし、最近ではテレビでも東大生の番組がいくつもあって、その人気度がうかがえますね。

東大生の彼との会話を盛り上げるのは“簡単”だった

「私も付き合えると思ったのに……あの一言に後悔してもしきれません」

 そう悔やんでいるのは、旅行会社に勤める美咲さん(仮名・24歳)。

 職場の後輩に連れて行ってもらった飲み会で、当時現役東大生だったAくん(22歳)と出会い、その場でかなり意気投合。Aくんの風貌はどことなく吉沢亮に似た感じのイケメンだったそうで、美咲さんは俄然気合いが入ったことは言うまでもないでしょう。

 女子大出身の美咲さんは合コンにもかなり慣れていたため、Aくんが喜びそうな質問をして会話を盛り上げることは“簡単だった”と言います。受験の時の話や、いま大学で専攻している内容、将来の展望など、色々と聞いて、話してくれたそうです。

 恋愛の話になると、Aくんが「年上の女性と付き合ってみたい」とも言っていたそうで、まさしく二人の恋はいい感じに。

 一次会、二次会と二人は隣の席に座って、仲を深めていたそうです。

「絶対イケる! と思っていました。あの時までは……」

と、俯く美咲さん。一体何があったのでしょうか。

クイズに答えられるかが明暗を分ける?

 二次会まで盛り上がった飲み会も、そろそろ終電が近い時間となり、みんなで電車に乗り込みました。そこで、美咲さんとAくんは連絡先交換をして「また会いましょう」という会話をしていたそうです。

 ところが、次の停車駅で美咲さんが降りるというタイミングで、事件は起こったといいます。

「そういえば、僕の苗字って覚えてる?」と、唐突にAくんが質問してきました。

 しかし美咲さんは覚えておらず、「えっと、何だっけ?」と返したのです。

 すると、Aくんは途端に不機嫌になり、「何だよ、覚えてないんだ!」と怒ってしまいました。

 たしかに飲み会の冒頭で自己紹介したときに、Aくんは苗字を名乗っていたけれど……お酒も入っていたし、それまでの会話では「Aくん」「美咲さん」と呼び合っていたので、美咲さんは正直苗字を覚えていなかったのです。

「苗字を聞かれて答えられなかった後から、次の停車駅に着くまでの沈黙は、地獄のような時間でしたね」と美咲さんは悲痛な表情を浮かべます。

 次の停車駅で美咲さんは降りて、一応手を振って別れたものの……。

 その後、美咲さんからLINEを送ってみましたが、Aくんからは淡白な挨拶文が来たのみで、それっきり連絡を取ることはなかったそうです。

「私が質問に答えられなかったのが悪いんです。東大生の彼女になれるレベルはなかったと烙印を押されたような感覚ですが、もうあの時には戻れないので」と、美咲さんは苦笑いをしていました。

 東大生と付き合うためには、彼からのクイズに答えられることが必須なのかもしれませんね。

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


“女”を使って夢を叶えても…妻の仕事を応援できない夫の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.64〜女性編〜」では、憧れの仕事を手にした自分を応援しない夫・ケンイチさんに苛立つ妻・愛佳さ...
並木まき 2021-11-13 06:00 ラブ
顔立ちは関係なし! めちゃ可愛いと思わせる“最強バイブル”
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。可愛くなりたい、綺麗になりたいと願うオトナ女子の美へ執着は尽きることなく、美...
山崎世美子 2021-11-13 06:00 ラブ
強烈すぎる! 肉食系女子から届いたガツガツ強引LINE5つ
 女子の中でも「肉食系女子」と呼ばれる人たちは、とにかく恋に対して貪欲で押しが強いですよね。「愛しの彼を手に入れるためな...
恋バナ調査隊 2021-11-12 06:00 ラブ
両片思いを卒業して付き合いたい♡ 3つの特徴&叶える方法
 片思いと思いきや、実は相手も片思いだと思い込み、お互いに気持ちを伝えぬまま進展しないことがあります。でも、これでは、せ...
恋バナ調査隊 2021-11-12 06:00 ラブ
男性の浮気ってどこから? 女性が思う4つの定義&予防策♡
 大好きな人とカップルになれても、常に男女の間を取り巻く「浮気」という不安……。浮気の定義は、男女でも差があるようですね...
恋バナ調査隊 2021-11-11 06:00 ラブ
モテる「腐女子」の特徴5つ&男性と上手に付き合うポイント
 人の趣味はさまざまで、何を趣味にするかはそれぞれの自由です。中には、「腐女子」と呼ばれるBL好きな女性だっているでしょ...
恋バナ調査隊 2021-11-10 06:00 ラブ
仕事で忙しい男性を好きになってしまった時の“賢い攻め方”
 仕事で多忙なカレのことが好きになってしまったことはありますか? もっと仲良くなりたいと思っても、「迷惑になったらどうし...
若林杏樹 2021-11-10 14:08 ラブ
男友達と会う時は彼氏に言うべき?男性の本音&4つのルール
 もともと男友達が多いタイプの女性は、彼氏ができたとき、男友達に会いに行くことを言うべきかどうか悩んでしまうでしょう。そ...
恋バナ調査隊 2021-11-09 06:00 ラブ
自分らしく生きる!コロナ禍での“気づき”で離婚を決めた女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-11-09 06:00 ラブ
もしや別れの前兆? 彼氏と別れる夢を見る心理&3つの意味
特に彼氏と喧嘩をしたわけでもないのに、彼氏と別れる夢を見てしまうと「別れの前兆?」「浮気される前触れ?」など、不安な気持...
恋バナ調査隊 2021-11-08 06:00 ラブ
男性を“その気にさせる”言動6選♡彼を振り向かせるには?
 気になる男性ができたら、どうやって自分のほうに振り向かせようかと、悩んでしまいますよね。できることなら、巧みな恋愛テク...
恋バナ調査隊 2021-11-07 06:00 ラブ
家庭を持った自覚ゼロ!転職を繰り返す夫に愛想をつかした女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-11-07 03:59 ラブ
能力のなさを自覚するも…転職を繰り返す運命を嘆くだけの男
「冷酷と激情のあいだvol.63〜女性編〜」では、転職を繰り返す夫・タダシさんに、ついに愛想をつかした女性・芽美さんの決...
並木まき 2021-11-07 04:08 ラブ
危険すぎるやりとり…上司や同僚との社内不倫LINE5選!
 夫や妻がいる同僚や上司との社内不倫。その多くが、LINEを使ってこっそりやりとりをしているようです。その内容はさまざま...
恋バナ調査隊 2021-11-06 06:00 ラブ
これって脈なし?男性の態度でわかる恋愛対象外診断&対処法
 気になる男性ができても、その男性の態度を見て「もしかして脈なしかも……」と悩んでいる人も多いでしょう。そこで今回は、男...
恋バナ調査隊 2021-11-05 06:00 ラブ
新しい人生を…理想の職場に出会い離婚願望を実現させた女性
 長引くコロナ禍では「コロナ離婚」と呼ばれる不測の離婚に至った夫婦も珍しくなくなっています。これまで水面下に問題を抱えて...
並木まき 2021-11-05 06:00 ラブ