コロナ禍で判明した男の素顔に幻滅…再婚を悔やむ女性の叫び

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-01-02 09:28
投稿日:2021-01-02 06:00
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、再婚直後にコロナ禍に突入し結婚を後悔している女性の叫びをお届けします。

年下男性の告白に即OK

 Rさんは30代で結婚と離婚を経験した40代女性。コロナ禍に突入する直前に、交際1年の2歳年下男性と再婚をしました。

「夫とは、飲み会で知り合いました。最初はそこまで惹かれなかったのですが、LINEを交換して、何度かやりとりをしているうちにデートをする流れになって。二人きりで会ってみたら、思ったより気が合うなぁと好感をもちました。

 そのころの私は、再婚願望はあったものの積極的に婚活をしていたわけではなかったこともあり、夫から『結婚前提に付き合ってほしい』と言われ、即OKしたんです」

見え始めた男の本性

 月に数回のデートをする関係を経て、交際1年を迎える直前に、なんとなくふたりとも「そろそろ結婚しようか」という流れになり、入籍をしたのだそう。結婚式も予定していましたが、再婚直後にコロナ禍に突入したため、延期をしたまま今に至ります。

「それまで同棲をしていなかったこともあり、共同生活を送り始めた最初のうちは、楽しかったんです。コロナ禍で外出しにくい社会になりましたが、最初はラブラブ気分のほうが強かったから、ふたりで家にいるのも楽しかったんですよ。

 でも、コロナ禍が長引くにつれて、夫の欠点ばかりが目につくようになってしまって……。年下だから、ある程度は仕方ないって自分に言い聞かせていますが、夫にも婚歴があるわりには、家庭生活とはどんなものかというのが、あまりにわかっていない気がします」

 顔を合わせる時間が積み重なるにつれ、お金のことや家事のこと、夜の営みのことなどで不協和音が大きくなったと語るRさん。コロナ禍になって1年を迎えようとする今は「この再婚は失敗だった」と思い始めてしまったのだそう……。

口先ばかりの夫にウンザリ

「話し合いを何度しても、だめ。夫は、なんでも口先ばかりで頼りないんです。むしろ言うことだけは立派だけど、行動が伴わないって感じですね。

 収入を増やす努力もしない、家事も“やるやる”って言いながら適当にしかしない、テレワークなのをいいことに、家でぼーっとテレビを見て昼寝をして……ってだらしない生活を繰り返している夫を見ていて、だんだんと嫌悪感しかなくなってきてしまいました。

 ひどいときは、夕食を作っても『めんどくさいから後で食べるね』と言ってテレビに夢中だったり、昼寝ばかりするものだから夜中にゴソゴソ起き出してスナック菓子を食べていたり。夫にはたいした稼ぎもないので、まるで中学生が家にいるみたいでウンザリします」

 夫への気持ちが冷めた原因としては「経済的なことが大きい」と断言するRさん。「家庭に貢献できていないのに、態度だけが大きい夫を見てウンザリした気持ちになる」のだそうです。

今すぐ離婚したい

「それでも、家事を積極的にしてくれればよかったけど、それもないし」と、Rさんはため息をつきます。

「実はもう、夫への気持ちは完全に冷めています。入籍をしたことは、勤務先とごく親しい人しか知らないので、このままこっそり離婚してしまおうかなって考えています。

 コロナ禍はまもなく明けると思うのですが、そこで夫への気持ちが復活する自信がありません。

 今は、顔を見るのも嫌なので、私はテレワークなのに、朝から夕方まで近所のカフェや喫茶店を何軒か回って外で仕事をしています。夫と同じ空間にいるのが苦痛で仕方ないんです。

 本当のことを言うと、いますぐ離婚したいです」

 何度か夫に対して「このままだと離婚だから」と伝えているというRさん。それでも態度が変わらない夫に対して、もはや嫌悪感が強まるばかりだとか。しかし夫であるTさんの真意はまったく別のところにあるようで……。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


真面目夫の浮気バレ~背広のポケットから出てきた意外な証拠
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。夫や彼の浮気を知ってしまった時のダメージは計り知れません。サレ妻さんたちは口...
山崎世美子 2022-09-10 06:00 ラブ
好みは千差万別!“イケメンが苦手”な女性の心理vs男性の本音
 あなたはイケメンをどう思いますか? 「イケメンと付き合いたい」「イケメンに出会いたい」と思う女性が大半でしょう。  ...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
ダメ男とは違う? 愛すべき“ポンコツ彼氏”の笑撃エピソード
 ポンコツ彼氏は、頼りないのになぜか惹かれてしまう不思議な存在。おっちょこちょいな一面もあるため、女性から「可愛い」や「...
恋バナ調査隊 2022-09-09 06:00 ラブ
長文メール送って自爆するか愛深めるか 女に必要なクセは?
 彼に長文メッセージを送って自爆する女性が大勢います。今までのガマンがたまりにたまって長文メールという形で暴発してしまう...
内藤みか 2022-09-08 06:00 ラブ
なんでやねん!「性格悪いのにモテる女」8つの特徴あるある
 美人でスタイルが良く、性格が良い女性は当然モテますよね。「彼女はモテて当然」と同性から見ても納得です。しかし、「どうし...
恋バナ調査隊 2022-09-08 06:00 ラブ
不器用女子でも「男性がずっと一緒にいたい女性」になる方法
 好きな人に「ずっと一緒にいたいな」と思われたいですよね。せっかく付き合えたのに、数カ月付き合った後には飽きられ、挙句の...
若林杏樹 2022-09-07 06:00 ラブ
性欲お化けか!アラフォー妻たちが夫の嫌いなところを大告白
 情熱的な恋愛を経て結婚したはずの夫。結婚生活が長くなり「気づけば嫌いになっていた」なんて人も多いのではないでしょうか。...
恋バナ調査隊 2022-09-07 06:00 ラブ
料理教室よりバズレシピ!「男ウケ料理」の情報更新してる?
 花嫁修業の定番といえば、まずは料理。料理ができればモテるというのは、長く女子の中で定番の価値観となってきました。ですが...
ミクニシオリ 2022-09-06 06:00 ラブ
既読無視されてた彼氏から返信きたけど!喜ぶ? 疑うべき?
 彼氏に既読無視されると、不安になったりイライラしたりしますよね。その期間が長くなっていくにつれて「このまま終わり……?...
恋バナ調査隊 2022-09-06 06:00 ラブ
カップルの理想の身長差は何cm? 高さ別スキンシップを解説
 カップルの理想の身長差は、人によって違います。でも実際のところ、カップルの身長差は、お互いの心理や付き合う上でのスキン...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ
「不完全燃焼の恋」が忘れられない時、どうしたらいいの?
「気持ちを伝えられなかった」「突然、連絡が取れなくなった」など、不完全燃焼の恋が忘れられず、苦しんでいる人は多いようです...
恋バナ調査隊 2022-09-05 06:00 ラブ
「浮気したくせに私は抱けない?」夜の生活を拒む夫と憤る妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-09-03 06:00 ラブ
「離婚覚悟の浮気だったよ」ズボラ妻のレス改善に絶望する夫
「冷酷と激情のあいだvol.106〜女性編〜」では、夫・マサシさん(仮名)の浮気が発覚して以降、浮気相手の女性へのジェラ...
並木まき 2022-09-03 06:00 ラブ
ダブル不倫とノーマル不倫の違い 似て非なる危険ポイント5つ
 ダブル不倫は、両者とも既婚者であるにも関わらず、肉体関係を持ってしまうこと。「一般的な不倫だって、どちらかが既婚者。ダ...
恋バナ調査隊 2022-09-03 06:00 ラブ
彼氏に素直になれない私はこじらせ系? 原因とデメリットは
 人間関係を複雑にし、そして問題を大きくしがちなこじらせ女子。彼氏に素直になれない女性もまた、こじらせ女子と言えるかもし...
恋バナ調査隊 2022-09-02 06:00 ラブ
イケメンのライブ配信にハマった!仲良くなるコツと“狙い目”
 コロナ禍以降、ライブ配信が注目されるようになりました。イケメンコンテストやオーディションもライブ配信で行われることが増...
内藤みか 2022-09-01 06:00 ラブ