ヒゲが濃くなってる!女性の「鼻下産毛の剛毛化」正しいセルフ方法は?

コクハク編集部
更新日:2023-06-29 06:00
投稿日:2023-06-29 06:00
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、ちょっとした有名人。でもって、タヌキか妖怪の噂も囁かれるなか、健康に関する知識はズバ抜けている――。
 そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。

1. いつのまに…私こんなにヒゲ濃かった!?

 今回は、ゆきさん(40歳女性・仮名)のお悩みです。

「ちょっと言いにくい話なんですが……最近、ヒゲが濃くなってきて。おじさんみたいで恥ずかしいんですよね」

 気まずそうな顔で、ゆきさんはつぶやきます。

鼻の下の産毛が、前より太くなった気がするんです。ヒゲが濃いとメイクも映えないし、マスクを外すときにも困るし……。どうしたらいいんでしょう?」

「いわゆる『ヒゲの剛毛化』ね。私にも経験があるわ。ヒゲ剃りあとが青っぽく見えて、男性的な印象になってしまうのよね」

 えりのボスは、何度もうなずきながらゆきさんに共感します。

急にヒゲが濃くなってきたのなら、女性ホルモンの分泌低下が関わっている可能性があるわ。更年期やプレ更年期の女性のなかには、ヒゲの剛毛化で悩んでいる人も多いのよ」

「ヒゲって、更年期と関係があるんですか……!? 今まで、考えてもみませんでした」

「それじゃあ、今回は女性のヒゲが突然濃くなる原因や、正しいセルフケアのポイントを解説するわね」

「ありがとうございます!」

 目を輝かせて聞き入るゆきさん。これは放っておけません!

2. なぜ突然ヒゲが濃くなるの?

「ところで、えりのさん。更年期やプレ更年期って、何歳くらいの時期を指す言葉なんですか?」

更年期は、閉経前と後のそれぞれ約5年間のことで、45~55歳頃を指すわ。プレ更年期は、更年期に入る前の約10年間のこと。30代半ば~40代半ばの時期を、プレ更年期というのが一般的ね

 ゆきさんは納得した様子でうなずいています。

「更年期は女性ホルモンの『エストロゲン』が急激に減少する時期だけど、実はプレ更年期でも、女性ホルモンは徐々に減り始めているのよ」

「そうなんですか?」

「もともと女性の体内では男性ホルモンも分泌されているのだけれど、プレ更年期以降に女性ホルモンが減少してくると、男性ホルモンとのバランスが崩れるケースがあるの。

 男性ホルモンにはヒゲを濃くする働きがあるから、『バランスの乱れがヒゲの剛毛化につながる』と考えられているわ」

 ゆきさんは深刻そうに、えりのボスに質問します。

「更年期やプレ更年期が原因だとすると……ヒゲが濃いのは、我慢するしかないんですか?」

「心配しないで大丈夫! 正しいセルフケアを覚えて、ヒゲが目立たないようにしていきましょう」

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


食欲の秋が到来!旬の味覚に秘められた“健康”パワー。サツマイモの美肌効果に注目【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
高市首相もメイクで激変! 強そうな女→柔らかな女に印象を変える“3つの鉄則”ポイント
 第104代首相に選ばれ、今やメディアで見ない日はない高市早苗さん。かつては黒々とした力強い眉が印象的でしたが、最近では...
「生理が終わったのにだるい…」その原因、加齢じゃなくて“鉄分不足”かも。食後のコーヒーは注意して【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
夏の紫外線+秋の乾燥でボロボロ…化粧水だけじゃない「うるおい対策」で肌を守ろう【専門家監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
急に泣きたくなる…30代以降は“情緒不安定”に注意。不安定な心を整える3つのセルフケア【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
今季のプチプラは大当たり! 大人も“盛れる”目元・口元・肌の新作コスメ3選。「キャンメイク」で老け感を一掃♡
 今季のプチプラが、ものすごく「当たり!」です。コスメの進化は著しく、もはやデパコス要らずの実力!? とざわついてしまう...
女性の6割が悩む「生理前の便秘」痔やイライラ悪化の原因に? 放置せず試したい改善法4つ【医療従事者監修】
 生理前の便秘に悩む女性は、6割もいるといわれています。「でも生理が終われば治る」「便秘くらい、大したことはない」こんな...
流行りの「耳つぼジュエリーダイエット」信じていいの? 貼るだけで楽痩せできる噂の真相【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【再現メイク】今田美桜になれるか!? 大人世代が3つのポイントを真似してみた。“への字眉”でぐっと近づく
 これまではキュートで華やかなイメージが強かった今田美桜さん。しかし今放送中のドラマ『あんぱん』では40代の役柄に挑戦し...
暑くて無理~! “ドライヤー”キャンセル界隈に捧ぐ、お風呂上りの汗だくを回避する6つの方法
 お風呂上がり、せっかくすっきりしたのにドライヤーをかけてるうちにまた汗だくに…。こんな経験、ありますよね。  髪...
30歳から「骨活」のススメ。将来の“寝たきり”リスクを防ぐため大切な3つの対策【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
健康診断でわからない「隠れ貧血」のリスク。 だるさ、イライラの原因は年齢以外にあり?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ブルドッグ顔におさらば! 3秒でできる若見え“メイク”テクニック。コンシーラー1本で激変するコツ【美容家解説】
 夏の疲れが、顔に出ていませんか? 鏡を見て、「なんだか不機嫌そう…」と感じるなら要注意! 年齢を重ねると、どうしても顔...
37℃の熱がダラダラ続くのなぜ? たかが微熱と放置しないで。日常に潜む「体温が上がる」生活習慣【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
えっ、納豆にタピオカも!? 実は“カロリーお化け”な食材4選。じゃあ、美容効果バツグンなおやつは?
 ダイエットの大敵といえば、「おいしい食べ物」ですよね。でも、完全に我慢するのは逆にストレス…。多くの人はできるだけ低カ...
汗が止まらない→頭痛や倦怠感の原因に。実はリスクだらけの多汗、自宅でできるセルフケア【医療従事者監修】
「服の汗染みが恥ずかしい」「毎日タオルが手放せない」こんな滝汗に悩んでいませんか? 汗はからだの正常な働きですが、多すぎ...