エイジングケア専門医が語る「セックスと美容」の良い関係

更新日:2021-12-21 16:23
投稿日:2019-11-28 06:00
 モデルやレースクイーンの経験を持ち、40歳で“奇跡のグラドル”として活動したり2019年はラスベガスで開催された「Mrs ECO International 2019」に日本代表として出場するなど、美意識が高すぎるほど高い内科医の近藤千種さん。現在は2児の母でありながら地元、愛知県名古屋市の病院で勤務医として地域医療に携わっています。
 現在は「Mrs.UNIVERSAL 2020」世界大会に日本代表として参加すべく、美に磨きをかけているとか。その近藤先生に、性愛と美の関係性について伺いました。

“見られる”ことが女性の美を保つ

――40代でお二人のお子さんを出産されていますが、妊娠中も体型維持にこだわっていたのですか。

近藤千種(以下、近藤)「実は体重増加は止められず、2回とも妊娠中は18kgほど太りました。でも、とにかく妊娠線だけは作らないようにと全身にボディクリームをたっぷりすぎるほど塗っていたので、お腹周りは今でも綺麗な方だと思います」

――そこまで太られていたとは意外です。出産後、体型を戻すのは大変だったのでは。

近藤「そうですね。産後4年かかりました。昨年『Mrs ECO International 2019』に出場したのは、やっと出産前の体型に戻ったので、それならコンテストに挑戦して自分の容姿や体を見てもらって審査される場に立ってみようと思ったんです」

――日本では産後のレス問題が深刻ですが、旦那さんでミュージシャンの近藤葵さんとは、そのようなことはないですか?

近藤「私たち夫婦は一切ないですね。出産してからも週1、2回は必ずあります。旦那さんを常に“セクシーだな”って目線で見ていますし、旦那さんも私に“今日も可愛いね”と言ってくれます。逆に“最近、太ったんじゃない?”と私の体型を確認してくれたりと、お互いの容姿は常にチェックし合っていますね」

――日頃からスキンシップも欠かさないのですか?

近藤「そうですね。日常生活の中で普通にキスをしたり手を繋いだりしていますよ。子供の前でもします(笑)。べつに変にエロティックに見せるんじゃなくて、あなたたちの両親であると同時に愛し合っている夫婦なんだよっていうのを見せることはいいことだと思うんですよね」

――海外の夫婦っぽい感じですね。

近藤「よく言われます。上の長男がふざけて私のことをぶったりすると、旦那さんは“ママはパパの大事な女性なんだから、乱暴にしちゃダメだよ”って注意してくれます。こういうことが自然に言えちゃう旦那さん、日本にはなかなかいないかもですよね」

――ではご夫婦のセックスは先生の美容にどんな影響がありますか。

近藤「セックスをした翌日は明らかに肌ツヤが良くなりますね。そして生理の不調といった女性ホルモンの乱れも感じないですし、何より体型維持には効果的。自分の体のラインなどを目の当たりにできるし、もちろん旦那さんからも指摘されますしね(笑)」

――セックスの内容が充実していたり満足感も関係しますか?

近藤「必ずしもオーガズムに達さなくても良いと思います。お互いの存在を大切に想う気持ちや触れ合いによる高ぶり、重なり合うことによる安心感などが何よりも大事だと思います。セックスというのは必ずしも快楽を求め合うものではなく癒しの効果もあると思うので」

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