肌がゆらぎがちな秋…美肌を保つスキンケアのポイント3つ

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-10-10 06:00
投稿日:2020-10-10 06:00
 暑い夏が過ぎ去って、気温的にも過ごしやすい秋。つい「お肌のトラブルが少ない季節でしょ?」と思ってしまいがちですが、実は、秋の肌はゆらぎやすいんです。そこで今回は、秋の肌がゆらぎやすい理由と、そんな時期に合う日頃のスキンケアの方法についてご紹介します。

「秋って肌がゆらぐ…」そんな美容のお悩み、実は理由が!

 秋はエアコンを稼働することも少なく、肌がゆらぐ原因も思い当たらないのが実際のところだと思います。でも、実はそのゆらぎにはしっかりと理由が存在するんですよ。

理由1. 夏の紫外線ダメージでくすみがちになる

 秋の肌トラブルの1つが、“謎のくすみ”。外出時に日焼け止めを塗っているので「日焼けしていない」と過信している方もいますが、実際のところ、紫外線A波(UV-A)は室内にいても窓ガラスを通して入ってくるため、ちゃんと対策をしているつもりでも日焼けをしてしまうケースは多いんです。

 このように、夏の時期に浴びた紫外線によって発生したメラニン色素は、だんだんと肌表面に押し上げられてきます。一般的に肌のターンオーバーは28日周期と言われるので、秋始めに肌のくすみが気になるようになるのも、納得ですね。


理由2. 皮脂の分泌が抑えられて肌表面が乾燥し始める

 夏場は気温が高く、体も温まるため、皮脂がたくさん分泌されます。その皮脂が肌表面を覆ってくれるため、夏場は肌表面の乾燥をあまり感じないかもしれません。

 しかし、秋になって気温が落ち着くと、皮脂分泌は少なくなります。この仕組みにより、肌表面の水分が蒸発しやすくなってしまい、秋は肌の乾燥を感じがちです。

 

理由3. ターンオーバーが乱れ、角質層が傷みがちになる

 秋の肌は、肌表面の角質層という薄い層がゴワゴワになってしまうことがあります。これには複数の要因があるのですが、その1つが夏場の紫外線。外部からの強い刺激により、皮膚のターンオーバーが乱れ、肌表面に古い角層が溜まっていき、ゴワツキにつながるという訳です。


 このような背景から、夏場と同じスキンケア方法のままだと、秋の肌のゆらぎに対応できません。肌のゆらぎに心当たりがある方は、スキンケアを見直してみるのがおすすめです!

コンディションの悪い肌のお手入れポイントを解説

 秋になると肌のコンディションが悪いと感じる理由についてご紹介しましたが、それでは、このような肌の状態に対して、実際にどのようなケアをしたら良いのでしょうか? ここからは、“スキンケア見直し”のためのアイデアをご紹介していきます。

1. クレンジング・コスメを見直す

 夏場は汗を多くかくので、汗や皮脂に対応できるウォータープルーフのコスメを選びがち。しかし、そうなると、より洗浄力の強いクレンジングが必要になるため、肌に本来必要な水分が奪われてしまう危険があります。スキンケア用品を高価なものに変えたのに、なかなか効果が得られない……という方は、これを見落としていませんか?

 ポイントは、秋冬のシーズンにはウォータープルーフ系のメイク用品を控えること&クレンジングは洗浄力が弱いものへとシフトすること。市販品の大まかな傾向としては、オイル系のクレンジングは洗浄力が強く、ミルクタイプは洗浄力が控えめだと言われているので、参考にしてくださいね。

2. 乾燥をケアする保湿の仕方

 肌の乾燥を感じたら、化粧水に保湿成分が多く含まれるものを選ぶと良いです。
保湿成分として代表的なものは「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」「アミノ酸」などですね。メーカーによって配合されている量に違いがありますので、裏面の成分表示を見て、試供品を試しながら、自分のお肌に合うものを選ぶと良いですね。

 便利なのが、家庭用のスキンチェッカー。肌表面の水分量が測定できるため、現在の肌の状況を知ることができますよ。

 また、間違った保湿ケアとしてよくやりがちなのは、「乾燥しがちだからクリームを塗ろう!」と、油分で保湿しようとするケア。クリームや乳液は油分を補うためのアイテムなので、必ず先に化粧水や美容液で「水分」を補い、その上に油分でフタ※をするようにしましょう。(※油分でフタをする=エモリエント効果)

3. 日頃の食事でも工夫を

 ターンオーバーの整った健やかな肌を保つためには、日頃の食事でビタミン・ミネラルをはじめとした栄養成分をバランスよく摂ることが肝心です。食事にお野菜を入れることを心がけても良いですね。

 肌のことは化粧品だけに着目しがちですが、日頃の生活習慣の見直しも、とても大切なんですよ。

スキンケアを見直して秋の肌をいたわろう!

 肌のコンディションが悪いと感じた時は、スキンケアを見直すことがとても大事。また、それに併せて使っているメイクアップ用品を変えたり、食事でビタミンを摂ったりなど、さまざまな方面から生活習慣を見直してみましょう。

 対策することで、秋の肌のコンディションはぐっと良くなるはず。ぜひ、お試しくださいね。

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


ユニクロ「リブスクエアネックブラT」の理想と現実。鏡の前でボー然!
 梅雨も明け、いよいよ夏本番! 旅行の計画を立てている人も多いのでは? 筆者もこの原稿が公開される頃には、ハッピーなサマ...
美容医療は不要かも!40代美容家の肌悩みを救う“夏ガチ愛用コスメ”3選
 毎年、梅雨入り前後から「毛穴」「くすみ」「部分テカリ」の三重苦に悩む私は、夏本番に備え、デイリーコスメを見直しています...
遠心顔さんも大人っぽく…!コンプレックスを解消する4つのメイクテク
 第一印象の決め手となる顔は、パーツの特徴や位置で大きく雰囲気が変わりますよね。でも、大人っぽく見える「求心顔」や幼く見...
生理が来ない47歳女、婦人科で「閉経診断」。更年期の揺らぎって何?
 今年に入って生理が来ない月が増え(どちらかといえば順調に来ているほうでした)、婦人科クリニックで血液検査を行ったところ...
夏こそボディクリームを塗るべき理由 暑くてパス→肌の砂漠化待ったなし
 夏、部屋のクーラーはもちろんつけているのにお風呂上がりに吹き出す汗…。そんな状態でボディクリームを塗るのには、なんとな...
【薬剤師監修】Q.性交中の出血が不安です。原因とセルフチェック法は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代、体のライン崩壊! 自然にごまかせる水着のデザイン&選び方3カ条
 40代になると代謝が下がりがちになり、体型に自信がなくなる人が増えますよね。でも、子育て世代の40代は、プールや海水浴...
ぐっしょり…夏の大敵「汗染み対策」脇汗滝汗でも目立たない色や素材は?
 最近暑さが増してきて、もう夏は目の前。夏のお悩みといえば、洋服の汗染みですよね。外をちょっと歩いただけで、脇や背中がぐ...
1本660円~でぷっくり唇!40代美容家も“質感”納得、プチプラリップ3選
 口紅は毎日使うものだからこそ、自分に似合う色を選びたいだけでなく、トレンドを意識したテクスチャーにも注目したいところ。...
【まつ育ルポ】まつ毛にも老化の波…40代お疲れ目元をどうにかしたい!
 まつ毛のカールに欠かせないビューラー。くいくいっと動かした後、ビューラーのゴム部分を見ると大事なまつ毛1本、2本と付着...
キャンメイクのアイライナーに盲点…苦手な40女が目元に引くとこうなる
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
【直撃】「死んだ方がマシ」がん患者の拒否で悲痛の決意! 東大医師が女性器形成に力を注ぐワケ
 名器整形など、下半身に特化した医院「ヴェアリークリニック」。前編では実際に受けた有名人のお話しや、手術の種類などについ...
【直撃】三上悠亜や有名女優を名器に!密かなブーム「下半身整形」気になるあれこれを人気医師に聞いた
 有名人のお顔や体の整形公表は今や珍しくはありませんが、いまだ公表を憚られるパーツ、それがデリケートゾーンではないでしょ...
「地味な顔だから似合う服」足して引いてパッと華やぐコーディネート術
 地味な顔立ちの人は自信を持てなかったり、自分の良さを上手に表現し切れなかったりすることがあります。でも実は、地味な顔に...
40代女性は口ヒゲ注意!? 案外見られている口周りのムダ毛処理法&注意点
 40代女性は仕事や家事、育児などに忙しい年代です。とはいえ、自分に使う時間が少なくても「最低限、ムダ毛処理くらいはちゃ...
化粧水ジプシー脱出!敏感肌が落ち着く“千円以下”の最適解はあんな所に…
 長年愛用してきた化粧水が、自分の肌に合わなくなったことに気づいたのは昨年末のこと。そこから半年間は“化粧水ジプシー”だ...