爪の“ネイルベッド”を伸ばすには? 美爪を目指す4つの方法

キレイ情報ラボ ライター女子部
更新日:2020-12-14 06:00
投稿日:2020-12-14 06:00
 爪のピンクの部分がもう少し長かったなら、爪の形が綺麗に見えるのに…と、悩んでしまうことってありますよね。このピンクの部分は「ネイルベッド」と呼ばれていますが、今回はこのネイルベッドが短くなってしまう原因と、改善する方法を解説したいと思います。

ネイルベッドが短いのはなぜなの? 生まれつき?

 爪のピンク色の部分のことを、ネイル業界では「ネイルベッド」と呼びます。あまり一般的ではありませんが、日本語で“爪床(そうしょう)”と呼ぶこともあります。

 子供の頃からこの部分が短いと、「生まれつきなのかなぁ……」と思って諦めてしまう方もいますが、しかし、ネイルベッドが短いのは、後天的な要因である可能性もあるんです。

爪の先端部分への衝撃や深爪癖が原因

 爪の先端部分へ衝撃を与える習慣があると、爪が指から離れやすくなり、結果的にフリーエッジと呼ばれる白い部分が長くなってしまうそうです。日常的な例を挙げると、ピアノやギターなど指先を使いがちな楽器の演奏、パソコンのキーボードを打つ時の衝撃など。缶ジュースのプルタブを爪にひっかけて開けるのも、爪に負担をかける行動ですね。

 また、日頃から深爪の癖がある場合も、どんどん爪が短くさせる原因。白い部分を短くしようとして、毎回どんどん切ってしまうのは逆効果。ネイルベッドの上にある白色のフリーエッジが、最短でも1〜2mmは残るようにしておくのが理想的です。

爪切りよりもネイルファイル(爪やすり)がおすすめ

 爪切りを使ったお手入れは簡単で良いのですが、誤った使い方をすると爪に負担をかけてしまうことがあります。特に、乾燥して爪が硬い状態で切ってしまうと、爪切りの圧力で負担がかかりやすいため、お風呂上がりなど爪が柔らかい状態で行いましょう。

 また、爪切りよりもネイルファイル(爪やすり)のほうが、負担が少ないと考えられています。さまざまな種類がありますが、爪の長さを調整するには「エメリーボード」と呼ばれるファイルがおすすめ。自爪に使う場合、目の荒さは180〜280くらいを目安にして選ぶと良いでしょう。

ネイルベッドを伸ばすための4つの方法

 もしも、ネイルベッドの長さを少しでも伸ばしたいと思うのであれば、前述したように爪の切り方に気をつけるのが一番です。その上で、次のような習慣を身に付けると、爪の美しさが保たれるでしょう。

1. ハイポキニウムを育成する

 ネイルベッドを伸ばしたい時には、フリーエッジの裏側にある「ハイポキニウム」という薄い皮膚を大事に育てるように意識すると良いとされています。深爪が恒常化していたり、爪の間に挟まったゴミを楊枝でとったりしてしまうと、ハイポキニウムがうまく定着しないので、注意が必要です。もしも指先で作業する場合は、指の腹を使うようにすると良いでしょう。

 また、ネイルオイルを塗る時は、フリーエッジの裏側にもつけてハイポキニウムを大事にすることを意識してみましょう。

2. ジェルを使って爪を補強する

 爪を衝撃から保護するために、補強するのもおすすめです。ジェルで表面をコーティングすることで、爪内部の水分の蒸発を防げますよ。さらに外側からの衝撃から守れるので、爪の健康を保つことができます。

 しかし、あまりにジェルをオン・オフする機会が多いと、爪表面を削りすぎてしまうリスクがあります。1週間のうちに何度も繰り返すのは避けて、1カ月に1度程度を目安にすると良いようです。

 ジェルが苦手な方や爪が弱い方は、爪を補強するための、通称「自爪強化剤」を使うことで爪の強度を増すことができます。自分に合うアイテムを探してみましょう。

3. オイルを使って爪の周りを保湿する

 爪の周りの皮膚は、顔の皮膚と同じようにしっかり保湿することが大切です。栄養のバランスの整った食事を心がけるなどのインナーケアを行うのはもちろん、並行して外側からオイルやクリームを用いて、内側の水分を包み込むようなイメージで保湿ケアを行うと良いですね。

4. 爪周りを優しくマッサージする

 マッサージをする場合は、爪と皮膚の境目をクルクルと優しく撫でるようにしてみましょう。時間に余裕があれば、指全体をマッサージするとさらに効果が高まります。

 強さの目安は、ひよこの頭を撫でても大丈夫なくらいが良いと言われます。指先がポカポカと温まるくらいの程度で行いましょう。ちなみに、指圧のように強い圧をかけるのはNG。爪に凹凸が生まれる可能性があります。

なかなか伸びないのはなぜ? どのくらいの期間で伸びる?

 仕事でタイピングをする機会が多いと、爪の先が邪魔になってフリーエッジ部分をすべて切ってしまうことってありますよね。しかし、これを繰り返すと、ネイルベッドは短いままになってしまいます。筆者も日常的に仕事でタイピングを行いますが、フリーエッジ部分をすべて切ってしまうのでネイルベッドが短くなってしまいました。

 PCのように指先を使う機会の多い方は、自己流のケアでは追いつかないかもしれません。爪は1カ月に数ミリしか伸びないと言われているので、どのくらいの期間がかかるのかも含めてプロのネイリストさんに相談してみると、良いアドバイスをもらえるでしょう。

適切なケアでネイルベッドが伸びる可能性はある♪

 爪のピンク色の部分、ネイルベッド。もしかしたら、普段何気なく行っている生活習慣が、あなたの爪に良くない影響を与えているかもしれません。この記事で心あたりのある方は、ぜひ生活習慣を見直しつつ、爪をケアしてみてくださいね♡

キレイ情報ラボ
記事一覧
ライター女子部
女性のキレイを応援するラボ。メイク、スキンケア、バストケア、ヘアケア……など、役立つ情報をピックアップしてお届けします♡

ビューティー 新着一覧


「ジェネリック医薬品」って何が違うの? いまさら聞けないメリット・デメリット【薬剤師解説】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
紫外線は“顔のたるみ”の大敵です! 老化だから…って諦める前に試したい4つのこと【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
 炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーシ...
「化粧めんどい界隈」に伝えたい。ずぼらな私が発見した“ラクして可愛いを作れる”6つのウラ技
「あと15分で家を出なくちゃいけないのに、まだメイクできてない! 手抜き感は出さずにパパッと終わらせたい!」「出勤しなき...
えっ、食物繊維が逆に「便秘の原因」になるってホント? “正しい摂り方”を知っておかなきゃ【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
痩せたい…でも食事制限は嫌! ダイエット中の間食、何時に何を食べればセーフなの?【医療従事者監修】
 ダイエットをしていると、厳しい食事制限をしがち。とはいえ、食事制限でストレスがたまって過食してしまっては、元も子もあり...
知ってた?「レチノール」に紫外線は大敵です。夏にヘビロテする前にちょっと待って!【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
大人だって「バブみメイク」をしてみたい! 童顔風になれる4つのコツ
 最近よく見聞きする、「バブみメイク」。「10代、20代の子がやる分には可愛いだろうけど、私の年齢ではちょっと…」なんて...
2025-05-28 22:04 ビューティー
昭和バブル→令和メイクに即変身!40代でもトレンド顔になれる簡単プチプラコスメ3品【美容家厳選】
「今どきらしさ」のあるトレンドメイクをしたいけれど、何を買ったらいいのかわからない…と感じているOVER40歳にこそ、プ...
雨の日の「頭痛」は水のせい? 梅雨の前に知っておきたい“気象病”の対策方法【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ケアしてるのに~! 40代の「イマイチ肌」を乗り切るアイテム3つ。日焼け止めから見直して【美容家厳選】
 今年は、5月から真夏のような暑さの日も多く、「ちゃんとケアをしているのに、なんだかイマイチ」の声もチラホラ。  物価...
対策は万全に!「水虫」に感染しやすい人の特徴って? 気温15度以上は要注意【医療従事者監修】
 夏になると、水虫になる人が増えるといわれています。「自分は大丈夫」と思っていても、プールや温泉などで知らない間に感染し...
物価高の今こそ「節約美容」を! プチプラでも満足度“1万円越え”のアイテム3つ【美容家厳選】
 長引く物価高の影響で、日々の美容にもこれまで以上に「コスパ」や「お得感」を求める声が高まっています。  節約しつつも...
性交痛がつらい…それって更年期のせいかも。医療関係者が教える“40代の悩み”対策は?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
ツヤ肌メイクの“やりがち”NG3選。なんか脂っぽい…の原因はこれ! 成功するコツは?
 ツヤ肌メイクの、ちょうどいいツヤ感って意外と難しい…。やりすぎるとただのテカリに見えたり、毛穴が目立ったり。控えめすぎ...
日焼け対策、怠ってない? アウトドアガチ勢が実践すべき“美肌”を死守する3大ケア
 春と夏はポカポカと気持ちいい外の空気を吸いながら、アウトドアスポーツをしたくなる季節です。でも、「日焼けが気になる」と...