友人関係の断捨離〜我慢してまで友達でいる必要ありません〜

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-01-30 06:00
投稿日:2021-01-30 06:00

愚痴や悩みごとばかり言っている友はいらない

 “なんでも話せるのは友達”という勘違いはもう捨ててください。大切な友人や身近な家族ほど、気を遣い幸せな気分になってほしいと願うものです。今の時代、悩みごとを聞いてくれる専門家もいます。占い師もいます。カウンセリングルームもあります。

 友達は愚痴って悩みを言うはけ口ではありません。

 真摯に聞いてくれていても、同じ件での悩みや愚痴は多くて三度までです。ほんとは1度きりで終わらせたほうがいいでしょう。友達だからと依存して甘えて頼るのはほどほどにしなくてはいけません。友達とは対等な関係であるべきです。本当に解決したいなら専門家に相談しましょう。

 話したいだけとか、軽く笑える話なら許容範囲です。本気の愚痴を聞き続けるとエネルギーを消耗します。もしそんな相手にストレスを感じているなら友達から知り合いに格下げしてもいいと思います。

コロナ絶交したA子さんのケース

 A子さん(28)は同い年のB子さんとは高校からの仲良しグループのひとりでした。

 しばらく疎遠だったけれど、プチ同窓会で再会した2年前から時々会うような関係になったそうです。

 2人きりで話すと楽しいのですが、いざ一緒にレストランに行くとお店の人に偉そうだったり、化粧品のテスターを乱暴に使ってみたり、なんだか少し違和感が……。

 食事中大きな声で話すのも抵抗がありましたが、「友達」だからそんな風に思っちゃいけないと、今から思えばそう自分に言い聞かせていたそうです。

 コロナが蔓延しているのに、トイレでは必ずA子さんのハンカチを借りる上、お店に入る時もアルコール消毒を無視して平気で着席するB子さん。

 緊急事態宣言が出ているにもかかわらず、頻繁にコンパをしているという話を耳にするたび、小さなイライラが積み重なったのでしょうか。

 A子さんは基礎疾患がある親と同居しているので、コロナウイルスには敏感なんだと伝えていたそうです。それなのに全く改善してくれないB子さんに、円満な友人関係は築けないと見切りをつけたそうです。

 それからというもの、LINEが来ても既読スルー。もしくは絵文字のみの返信。誘われても無視を続けている。表向きはバッサリと切れないけれど、価値観が違いすぎるB子さんとは自分的には絶交したそうです。

まとめ

 友達付き合いに疑問を持ったなら、その人間関係って必要なのか一度考えてみませんか。

 自分も仕分けされる側の友人にならないように、お願いばかりして依存していないか振り返ってみましょう。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


仕事でも損してない? 自己肯定力が低い人の特徴&高める方法4つ。まずはネガティブな口癖から卒業しよう
 自分をいつも卑下し、好きになれない人は「自己肯定力」が低い傾向があります。そこで今回は、自己肯定力が低い人に見られる特...
常に後方待機! 完璧フォルムの“たまたま”を愛でるマニアの悲しき運命
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大都会のミスマッチ
 まだまだ続く、花冷え。  下を向き、背中が縮こまりかけたその時、ああ、いかんいかん。  気を取り直し、上を...
【女偏漢字探し】「戌」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第94回「迷子さんはパリパリモグモグ」
【連載第94回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
怖っ!若手社員が偉い人から圧を感じたLINE3選。無意識にやらかしていませんか?
 アラサーアラフォーになると部下や後輩の割合が増えてくるもの。そんな自分より立場的に下の人たちへ無意識に“圧”をかけてい...
白髪じゃないよグレイヘア 染める・染めないより大切なこと
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
有能でも「ママ」の肩書きに埋もれる現実。“報われない世代”が後輩ママにウザがられても助言するわけ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は育休中であるが、復帰後もバリバリ働く予定だ。年収2000万超え...
バリキャリ→量産型主婦への変貌に愕然「仕事も結婚も…なんて無理だよ」心配ぶった“呪い”はもうウンザリ
 タワーマンションが立ち並ぶ街・東戸塚に暮らす麗菜。現在は0歳児の長女の育休中で、第二子を妊娠中である。先々を見据えてラ...
「専業主婦は文句ばかり」戦略的バリキャリママの主張。家庭と仕事、手に入らないのは“努力不足”でしょ?
 山森麗菜はタワーマンションが林立する街に暮らしている。  と、いっても豊洲や有明などの湾岸エリアでもなく、武蔵小...
そうそう、これが欲しかった。『リンネル』付録が大容量で使い勝手も良き♡ バッグは軽いほどいいですからね
『リンネル』2025年5月号の付録は、人気アウトドアブランド「コールマンの収納ポーチ付きバッグ」です。  大容量な...
「ただで済むと思うなよ」にゾッ! 距離を置きたくなるママ友の怖い言動
 今回は、距離を置きたくなった“ママ友の怖い言動”をピックアップしました。明るいママ友だと思っていたのに裏があったり、嫌...
タイプロ候補生で話題に…“歯ブラシ1時間”は有意義か?【歯科医監修】40代女性「正しい歯磨き」の方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
「ミルキー味の胡麻どうふ」はおやつかおかずか。誤解が生んだ美味コラボ、無限の可能性に震える!
 もっちり食感と香ばしさが魅力の胡麻どうふ。何となくとっつきにくい食材だと思っていませんか? 個人的にはちょっといい和食...
40代、このままでいいの? アラフォー女性が抱える漠然とした5つの不安
 40代になって「このままでいいの?」と悩みを抱える女性は少なくない様子。すでにプレ更年期に突入している30代後半の女性...
猫島の特設ステージにようこそ! “たまたま”の華麗な見返りに惚れぼれ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...