“長すぎた春”って交際歴何年? “長い春”に終止符を打つ方法

恋バナ調査隊 ライター女子部
更新日:2021-02-12 06:00
投稿日:2021-02-12 06:00
 長い間お付き合いしている人がいるものの、先が見えなくて悩んでいる方は多いでしょう。交際期間が長くとも、結婚に至らず破談になってしまうような状況を、俗に“長すぎた春”と呼ぶことがあります。そんな状況を防ぎ、幸せに結婚するにはどうしたらいいのでしょうか?

長すぎた春&長い春ってどんな意味? 期間はどれくらい?

 まずは、「長すぎた春」「長い春」の意味や期間について、お伝えします。

長すぎた春&長い春の由来

「長すぎた春」という言葉は、三島由紀夫原作の、“婚約期間が長い恋人同士の波乱”を描いた「永すぎた春」という小説が由来となっています。

 この作品になぞらえて、交際期間が長いのに結婚に至らずに終わる恋を「長すぎた春」と、交際期間が長いのに結婚の見通しが立たない状況を「長い春」と呼ぶようになったようです。

 ちなみに、この2つの言葉はことわざではないので、辞書には載っていません。

交際期間5年〜10年くらい

 “長すぎた春”や“長い春”には、明確な定義がありません。どのくらいの交際期間をもって「長い」と感じるかには個人差がありますが、一般的には交際期間が約5年〜10年、婚約期間が1年以上になると、「長い」と言われることが多いようです。

将来が見えないリスクや後悔も……

 長い交際期間が結婚に結びつけばいいのですが、交際スタート時点で将来のことを見据えていない場合、当然結婚に至らないこともあります。

 お互いが幸せであれば問題はありませんが、どちらかに「結婚したい」という意思があるのに交際期間だけが長い以下のような場合は、ライフプランが崩れるリスクがあるでしょう。

・学生時代の恋愛が、ダラダラと続いている
・友達関係の延長の交際で、ゴールが見えない
・同棲をはじめてから時間が経ち、すでに家族状態

 中にはパートナーに新しく好きな人ができて突然の破局を迎えてしまい、割いた時間を後悔する方も。そうならないためにも、現状としっかり向き合う必要がありそうですね。

長い春を経て結婚しても離婚するケースもある

 そもそも、交際期間は長ければいいというものではありません。むしろ、「お互いのことをよく知っている」という先入観が邪魔をしてしまい、お互いが結婚生活に望むことの擦り合わせをしないまま結婚してしまうことも。

 こうなると、結婚生活で起こる摩擦に耐えきれなくなり、離婚という結果に終わってしまうケースもあります。

長い春に疲れたら、話し合いが必要

 もしも、あなたが“長い春”に悩んでいるなら、やはり話し合いが必要でしょう。男性からのプロポーズを待ちたい気持ちは分かりますが、交際期間が長期化している場合は、このままの関係が続いてしまう可能性があります。まずは、あなたの意思を相手に伝えるところからはじめましょう。

「待ち」の姿勢ではきっかけが掴めない

 お付き合いが長期化しているのは、お互いにとって、今の関係性が心地よいからではないでしょうか? 中には、関係性を崩すのが怖いという方もいるかもしれませんね。そんな時は、「将来の関係性」について話し合うことがおすすめです。

「いつか一緒に住みたい」「毎日ご飯を作ってあげたい」など、あなたから未来への憧れを話しておけば、パートナーが頭の中で将来のビジョンを描きやすくなります。結果的に、彼がプロポーズをするハードルも下がるのではないでしょうか?

お互いの「結婚観」を話してみよう

 相手のリアクションを見て踏み込んだ話ができそうなら、ぜひ、“結婚観”について話し合ってみましょう。

 交際期間中に、擦り合わせをしておくことはとても大切。「きっとパートナーはこう思っているに違いない」と信じ込むのは、非常に危険です。お互いがこの先どういう生き方をしたいのか、住む場所や家事の分担などについても腹を割って話し合いましょう。

別れを切り出す勇気も必要

 いざ、パートナーと話し合いをしてみると、思い描く将来が違うケースもあります。「しばらく結婚する意思がない」「今は仕事を頑張りたい」「子どもは必要ないと思っている」「お金を自由に使いたい」など、自分とはまったく別の考えを持っていることも。

 こういった場合には、これからもお付き合いを継続できるのか考えてみましょう。どんなに素敵な恋人であっても、将来夫婦になるのが難しい場合は「別れ」を切り出す勇気も必要です。決断を先延ばしにして“長すぎた春”を後悔しないように、自分のこれからについて考えて行動しましょう。

“長い春”を乗り越えて、幸せの道へ進んでいこう

 交際期間が、ただひたすら長く続いてしまう“長い春”。ゴールが見えずに困っているなら、「待ち」の姿勢を辞めるのが大切。パートナーと将来について考え、自分の未来について真剣に話をしましょう。後悔のない決断をして、幸せになってくださいね。

恋バナ調査隊
記事一覧
ライター女子部
趣味:恋愛、特技:恋愛――。3度の食事よりも男女の話題が大好き。日々、恋愛や結婚について考え、あれこれ調査しているアラサー&アラフォー女性集団。

ラブ 新着一覧


今では私が彼を追いかけている…好きが“逆転”してしまう理由
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。好きだ愛していると追いかけられて一緒になったはずなのに、ふと気がつけば愛が逆...
山崎世美子 2021-02-13 06:00 ラブ
結婚へと進みたいのに…彼氏の浮気に振り回される女性の苦悩
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-13 05:46 ラブ
交際6年の彼女がいても…浮気を繰り返してしまう男の言い分
「冷酷と激情のあいだvol.31〜女性編〜」では、浮気を繰り返す彼氏の真意が分からない女性・Aさんの苦悩をご紹介しました...
並木まき 2021-02-13 05:52 ラブ
ずるずるは嫌…不倫の上手なやめ方! やめる準備&注意点
「不倫がいけないこと」というのは、誰もがご存知の通り。しかし、人知れず不倫をはじめる人は、あとを断ちません。とはいえ、気...
リタ・トーコ 2021-02-12 06:00 ラブ
「Clubhouse」に恋愛に発展する出会いはあるのか考えてみた
 会員制の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」が話題です。招待制で、現段階ではiPhoneでしか使えないアプ...
内藤みか 2021-02-11 06:00 ラブ
男性は結婚相手に何を求める? 6つの条件&意識させる方法
 数年交際している彼氏がいるにも関わらず、結婚話がまったく出ないと不安になるものです。「私のこと、どう思っているのだろう...
恋バナ調査隊 2021-02-11 06:00 ラブ
もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だま...
並木まき 2021-02-10 06:00 ラブ
彼から連絡が来ない…私に飽きたの? 連絡しない男性の本音
 好きなカレから連絡が来ないと不安になりますよね。スマホを見るたびLINEの既読や未読などが分かったり、SNSではつぶや...
若林杏樹 2021-02-10 06:00 ラブ
彼に愛されているか不安…愛情の確かめ方&4つのNG行動
 交際期間が長くなると、ふとした瞬間に「彼にちゃんと愛されているのかな……」と不安を感じてしまうことがあります。男性は女...
恋バナ調査隊 2021-02-09 06:00 ラブ
結婚相手に経済力を求めて何が悪い?失敗と成功の境界線は…
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする本連載。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、40歳以上で結婚した男...
内埜さくら 2021-02-18 20:32 ラブ
なんで嫌がることするの…?共に暮らすために大切な基準とは
「私があんなに嫌がってたのに、全然やめてくれなかった……」そんなパートナーがいた経験、ありますか? もしくは今のパートナ...
七味さや 2021-02-09 06:01 ラブ
状況別“好きな人の忘れ方”!片思いの未練を断ち切るには?
 心がときめくような楽しい恋もあれば、胸が締め付けられるような切ない恋もありますよね。中には、なんらかの事情で「好きな人...
恋バナ調査隊 2021-02-07 06:00 ラブ
彼も男だったと再認識…浮気されて気付いた夫への愛情と後悔
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。長年連れ添うとお互い空気のような存在になってきます。  トキメキも薄れて相...
山崎世美子 2021-02-06 06:00 ラブ
信じていたのに…持病への理解がない夫と別居した妻の嘆き
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-02-06 04:42 ラブ
別れたらみっともない…別居には応じるも離婚を拒む夫の主張
「冷酷と激情のあいだvol.30〜女性編〜」では、持病を理解されずに夫への別居を突きつけた妻・Yさんの決断をご紹介しまし...
並木まき 2021-02-06 04:41 ラブ
彼氏や女友達とは一味違う!男友達のメリット5つ&作るコツ
 男友達が多い女性というと、「男好きだ」「女同士の付き合いができないんだ」なんて、悪いイメージを持つ人もいるでしょう。し...
恋バナ調査隊 2021-02-05 06:00 ラブ