"デート初回斬り"は損!53歳初婚男と夫婦になり分かったこと

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-02-16 06:14
投稿日:2021-02-16 06:00

ズバリ、「大人婚」成就の秘訣は?

 人は話をすることで、気持ちの整理や現状を客観視できます。小夜子さんは話をして、自身が望んだとおりの夫婦像を築くことができたと了知したようです。小夜子さんのような大人婚へと至る秘訣とは?

「自分のことを棚に上げて相手に求めるのではなく、『自分は相手になにを与えられるか』を考えたほうがいいと思います。欲しがるばかりでは、相手は振り向いてくれません。とくに自分の収入や財産狙いだと即座に見抜くハイスペック男性は。あとは、自立していて仕事に対して一生懸命に頑張っていることも、最低条件ではないでしょうか」

 小夜子さんはショップを経営しています。いまは経済的には旦那様にお世話にはなっていますが、再婚前は経済的に自立していました。

ハイスペ男性だって「おカネ」で萎える

 筆者は以前、別媒体でハイスペック男性に取材をしましたが、「最初から金銭面で頼ろうとされると萎える」と、口を揃えて言っていました。

 彼らは「金目当ての女性は、自分の本質を見てくれていない」と感じるのでしょう。会社を経営しているなら、もし倒産したら。一流企業に勤めているなら、もし左遷されたら。不測の事態を鑑みて、冷静に相手選びをしているのです。

 筆者は、小夜子さんの「地頭のよさ」にも旦那様は惹かれたと感じました。質問をすると、ポンポンと的確に返してくれるのです。仕事にまい進する旦那様にとっては、心強い相棒で、手放せない存在のはず。インタビューをしながら「なるほど。この人ならハイスペック男性をつかまえられる」と思いました。

 小夜子さんのような賢さを見習い、身につけたいと尊敬の念がわく取材でした。

藤森小夜子さんのケースを統括しての学び

前々回の学び

1. 大人婚をするためには、婚活パーティー参加ではなく、婚活アプリ活用が鍵かも!?

2. 婚活アプリを使う際は、ややマニアックな情報を入れる。

3. 婚活を始める前に、自身の“狩り場=どんなタイプの男性から好かれやすいか”の把握が鉄則。

前回の学び

4. 男性に経済力を求めるのは、時代によってつくり上げられた価値観。悪いこととは一概に断言できない。

5. 収入に応じて生活レベルを変えられない人との結婚は、考え直したほうがいい

6. 金の切れ目は縁の切れ目

7. 大人婚をするためには条件を書き出したうえで、譲れない条件1つのみにしぼると確率が上がるのかも!?

今回の学び

8. 男性は育つから“初回斬り”はもったいない!

9. 40歳をすぎてから結婚しようと思ったら、見た目が万人受けして経済力もあり、一緒にいて楽しい人はすでに結婚している前提で婚活をしたほうがいい。

10. 不器用な男性に育ってもらったほうがいい。不器用な男性のほうが信頼できる。

11. 婚活する際は、自分のことを棚に上げて相手に求めるのではなく、『自分は相手になにを与えられるか』を考えたほうがいい。

12. 大人婚をするためには、自立していて仕事に対して一生懸命に頑張っていることも、最低条件!

※シリーズタイトルの「確率8%」とは…5年に一度実施されている国勢調査の直近データを基に、2010年の45歳の未婚男女が5年後の2015年までに何%結婚できているかを算出したもの。「コクハク」は40代50代大人婚の"リアル"を物語る数字だと考えます。

※実際に「大人婚」をした40代&50代の女性・男性の体験談も募集中です! あなたの体験をお聞かせいただき、データや数字では測ることのできない“希望”をコクハクではお伝えしたいと思っています。

 →→→こちらのフォームにてお待ちしております!

 執筆者欄は「内埜さくら」、質問・相談・ご依頼の内容欄には「大人婚」とお書き添えいただけると嬉しいです。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼はどう? 亭主関白彼氏のタイプ別特徴&上手な付き合い方
 亭主関白タイプの男性は、「男らしくてかっこいい」という意見がある反面、「自己中心的過ぎて腹が立つ!」と感じる人もいます...
恋バナ調査隊 2021-05-15 06:00 ラブ
結婚相手を見極める!郵便ポストが溜まっている男にはご用心
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。離婚に反対する親も少なくなりました。ずいぶんと時代は変化しましたが、できれば...
山崎世美子 2021-05-15 06:00 ラブ
“デキる女”感がアップ! 同棲や結婚が近づく日用品セレクト
 彼とのおうちデートや半同棲生活では、「この子は生活能力が高い」と思わせることができれば、同棲や結婚へのチャンスも近づき...
並木まき 2021-05-14 06:00 ラブ
私は本命? 男性が“最後の女”と決める5つの瞬間&目指し方
 交際が順調に進めば、「このまま彼と結婚したい」と思うのは当然のこと。しかし、なかなか結婚話が出ないと「彼にとって、私は...
恋バナ調査隊 2021-05-14 06:30 ラブ
会ってくれないのはなぜ?コロナ破局を回避するための対処法
 感染症の流行が続くなか、恋人から「もう別れよう」「もう友達に戻ろう」などと言われる女性が続出しています。その原因は女性...
内藤みか 2021-05-13 06:00 ラブ
甘えたくなる〜!男子が弱いところを見せたくなる女子の特徴
 いつもは仕事などでキリッとしているカレが、素の顔や弱いところを見せてくるとキュンと来ちゃいますよね。仕事のできる男性に...
若林杏樹 2021-05-12 06:00 ラブ
男性は記念日を忘れる生き物?納得の理由&忘れさせない方法
 誕生日や付き合った記念日、結婚記念日など、女性が大切にしたい「記念日」。でも、そんな記念日を、あっさり忘れてしまうのが...
孔井嘉乃 2021-05-11 06:00 ラブ
実は幸せかも♡ ドキドキしない恋愛の魅力&見極めポイント
「恋愛するなら、思いっきりドキドキしたい♡」と、思っている人は多いでしょう。確かに、ドキドキする恋愛は刺激的です。しかし...
恋バナ調査隊 2021-05-10 06:01 ラブ
男性が恐怖を感じる女性の恋愛暴走LINE…あなたは大丈夫?
 恋愛中の女性って、ついつい妄想してしまいがち。特に、LINEでのやりとりでは、相手の顔が見えないぶん、1人で勝手に暴走...
恋バナ調査隊 2021-05-08 06:00 ラブ
いい匂いの女は記憶に残る…男性を魅了する香りのテクニック
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。嫌でも汗ばむ季節の到来です。今年こそ香りを操れる素敵な女性になりたいものです...
山崎世美子 2021-05-08 06:00 ラブ
同居した途端…夫への愛がないことを悟ってしまった妻の決断
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-05-08 05:56 ラブ
愛はなかった…離婚に同意するも話し合いで揉める夫の本心
「冷酷と激情のあいだvol.38〜女性編〜」では、コロナ禍だからこそ、別居婚を経て同居婚になった途端に、離婚を選ばざるを...
並木まき 2021-05-08 05:57 ラブ
キスの場所には意味がある♡ パーツ別に隠れた14の男性心理
 恋人同士が愛情を伝えるために交わす、「キス」。実は、キスには場所ごとに意味があるのをご存知でしょうか? 今回は、厳選し...
リタ・トーコ 2021-05-07 06:00 ラブ
好きじゃない男性と付き合う5つのメリット&ポイントとは
「彼氏がいる」と聞くと、多くの人は「彼のことが好きだから付き合っている」と思うでしょう。しかし、恋愛のはじまり方はさまざ...
恋バナ調査隊 2021-05-07 06:00 ラブ
年下男性からの好感度アップ!年上女性のLINEメッセージテク
 最近、LINEでのモテメッセージの傾向に変化が起きています。スタンプを散りばめた派手なメッセージよりも、落ち着いたオト...
内藤みか 2021-05-06 06:00 ラブ
結婚に失敗する人の特徴&後悔しないためのチェックポイント
「いつか素敵な人と結婚して幸せになりたい」と、思っている人は多いでしょう。しかし、現実はそう甘くはありません。今では、3...
恋バナ調査隊 2021-05-06 06:00 ラブ