干しエビの代わりに明太子でも
普段料理はしないけど、作り出したらやたらと時間がかかる凝ったものを作る……という方も少なくないのでは?
特に男性にありがちな話ですが、お酒のおつまみに何時間もかけるのもおっくうです。かといって市販の品では物足りず……。
そんな人におすすめしたいのが、今回の一品。一見、凝った料理に見えますが、電子レンジさえあれば誰でも作れます。
「本来、豆腐の水抜きは重しを乗せて時間をかけて搾ったり、ブツ切りにしてからゆでるのが基本です。でも、簡単に作れるというリクエストだったので、電子レンジをおすすめします」
高菜の歯ざわりに、干しエビとゴマの香ばしさ。手順は簡単ながらも、何とも複雑な味です。
「干しエビの代わりに、同量のめんたいこでもいい。干しエビは買っても余りがちになりますからね。めんたいこ入り高菜ならば、それを刻めばいい。そっちもおいしいですよ」
組み合わせ次第で千差万別の味です。
材料
・木綿豆腐 1丁
・市販の高菜漬け お好み
・干しエビ 50グラム
・すり白ゴマ 小さじ1
・煎り白ゴマ 小さじ半分
・醤油 小さじ1
・塩 小さじ半分
・コショウ 小さじ半分
・食べるラー油 お好みの分量
・糸とうがらし 適量
レシピ
(1)キッチンペーパーを敷いた深めの皿に木綿豆腐を入れ、軽くラップしてから電子レンジの強で5分。
(2)干しエビは色が変わらない程度に軽く煎る。
(3)高菜は細かく刻み、水を搾る。
(4)上記を含めたすべての材料を混ぜ合わせ、糸とうがらしをのせて完成。
本日のダンツマ達人…大羽昌美さん
▽大羽昌美(おおば・まさみ)
東京都出身。高校中退後、1年間「大菊」でアルバイトをしてから、料理人になるため大阪で7年修業。その後、東京に戻って後を継ぐ。「大阪の割烹屋は寿司でも鍋でも、何でもやる店が多い。寿司も握れますよ」
▽大衆割烹 大菊
大羽さんの父と叔父が1980年に共同で開店したのが始まり。和食を中心とした豊富なメニュー、豊洲市場から仕入れた新鮮な魚介類が売り。地元中心に常連が多く、「飽きさせないため、おすすめメニューを頻繁に変えています」とは大羽さん。東京都江戸川区東葛西6―4―2。
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