成婚数No.1仲人姉さんが告白!大人婚できる人は質問でわかる

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-03-09 10:40
投稿日:2021-03-03 06:00
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする、「40代50代の大人婚」連載の番外編。インタビュアー・内埜(うちの)さくらが、日本仲人協会にて「2015~2019年 5年連続 成婚数全国1位」に表彰されたやり手の仲人、五十嵐まこ先生に「40歳オーバーで結婚願望が叶わない女性の共通点」について、今回から3回にわたって聞きました。
 五十嵐先生は、“気軽に相談できる隣のお見合いお姉さん”ではありますが、入会者には「連続でダメ出しもします」とのこと。やや辛口のアドバイスもありますが、ご承知おきを。

仲人さんへの質問で、成婚できるか否かが即わかる!

――五十嵐先生は、初見で成婚できるかどうかがすぐわかるそうですね。

五十嵐まこ先生(以下、五十嵐先生) 今まで1000人以上の人にお会いしてきたので、初対面での話し方や挨拶の仕方、身なりなどを見れば、その女性がなぜ男性に求められてこなかったかという理由は大体わかります。初回の面談で私に対する質問でも、すぐにご成婚できるかどうかがわかります。

――その質問とは?

五十嵐先生 ではAとBのうち、どちらか1つを選んでください。

A.「どのぐらい(の人数を)自分からお申し込みをしていいのですか?」
B.「入会したら、本当に私へお申し込みは来るのでしょうか?」

大切なのは自分の市場価値を客観視すること

――読者の女性はそれぞれ答えを考えたと思いますが、正解は。

五十嵐先生 Bです。婚活はご自身が選ぶと同時に、チョイスしてもらう側だという事実を念頭に置いて婚活をしないと、ご成婚にはたどり着けません。Bは、ご自身が選ばれるか選ばれないかという基準で質問をしています。ご自身の婚活での市場価値を、きちんと客観視できているのです。

 弊社では、40代で結婚している女性が大勢いらっしゃるので、40歳をすぎたからといって結婚できないわけではありません。結婚したくてもできないのは、ご自身の考え方。つねに「自分も選ぶが選ばれる側でもあり、立場は相手と同等」と把握しておかないと、ご成婚には至らないのです。

 一方でAは、ご自身が選べば誰とでもご成婚できるという、独りよがりな考え方の代表例。「選ばれる側」という概念が、抜け落ちています。子どもがほしいという50代の男性が40代の女性を避けて、30代女性にお申し込みをする現実を“自分事”とは捉えない傾向もあります。弊社では実際に、定年間際の男性から30代女性へのお申込みもありましたが、Aのような質問をする人は、なぜか「自分ならいける」と思い込んでしまう。就活にたとえると、経理職を募集している企業に「営業が得意です!」と売り込みをしているようなものなのに、理解できていないのです。

 Aのような質問をする女性に、私はこうアドバイスをしています。「何十件お申し込みをしていただいてかまいませんが、あなたも選ばれる立場であることを忘れないでくださいね」と。

――就活の例はわかりやすいです。ほかに、成婚が遠のく女性の特徴はあるのでしょうか。

五十嵐先生 「柔軟性がない」の一言に尽きます。

過去の恋愛にとらわれすぎている

――その具体例を教えてください。

五十嵐先生 現実を直視せず、「自分ならいける」と思い込んでしまうケースと似ていますが以前、アラフォーのFさんという女性が入会しました。彼女は結婚相談所に入会したにもかかわらず、面談の場で延々と片思いしている彼のことを話すのです。

 彼と出会った場所はSNSか相席居酒屋か、街コンかは定かではありませんが、彼に「好きな人ができた」と告げられてもあきらめられなかった。そこで彼女は彼の、“SNSパトロール”を始めたのです。

――片思いなのにSNSを監視。ストーカーのようですね……。

五十嵐先生 まさに。面談するたびに「彼のことが頭から離れない」と言うので、私は「お金がもったいないから一度、休会しなさい」とアドバイスしました。ですが、1年半後にまた連絡がきたのです。「彼は結婚しました。でも私は、まだ振り向いてもらえる可能性があると思っています」と。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「私は介護要員なの?」53歳バツ無し婚約者のマザコン疑惑、動揺する女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-17 06:00 ラブ
「義親とも家族になる自覚はあるのかな」50代男が抱く婚約者への疑心
「冷酷と激情のあいだvol.147〜女性編〜」では、交際1年で婚約をしたジュンイチさん(53歳・仮名)に対して、マザコン...
並木まき 2023-06-17 06:00 ラブ
彼氏の転勤が決まった! …で「別れる人」と「結婚する人」の違いは?
 彼氏が転勤となって離ればなれになった場合、遠距離恋愛のつらさに耐えられず、別れを選択するカップルは少なくありません。そ...
恋バナ調査隊 2023-06-16 06:00 ラブ
LINEに突然連絡が…未練タラタラ!今彼の元カノ「マウント被害」3選
 彼と愛し合った過去がある元カノ。そんな元カノからマウントをとられたら、恐怖を感じてしまいますよね。  でも元カノが彼...
恋バナ調査隊 2023-06-15 06:00 ラブ
セックスレスになったのは貴女のせいじゃない 男の元気が出ないワケは?
 新型コロナウイルスが5類になり、元の生活が戻ってきたかのように感じられるこの頃ですが、まだまだ本調子ではないことがあり...
内藤みか 2023-06-15 06:00 ラブ
恋愛下手くそ女子に足りないもの うまくいかない原因を解説
 恋愛が下手くそなのは、魅力がないからではありません。恋愛するとうまくいかない時もあります。  自分の素を出せずに...
若林杏樹 2023-06-14 06:00 ラブ
「パートナーのオナニー」を偶然見ちゃった経験者男女に心境を聞いてみた
 皆さん、パートナーがマスターベーションをしている場面に遭遇した経験はありますか?  私のInstagramでこの...
豆木メイ 2023-06-13 15:45 ラブ
30代からの同棲後悔談 こんなはずじゃなかった“3大あるある”から学ぶこと
 結婚に向けて、彼との同棲を考えている人もいるのではないでしょうか? しかし、30代からの同棲には失敗談が少なくないよう...
恋バナ調査隊 2023-06-13 06:00 ラブ
ケチ、無知、マザコン? 便利家電を買いたがらない夫を説得するコツ
 共働き夫婦が多い近年では、少しでも家事の時間を減らすために、便利家電が人気ですよね。食洗機や乾燥機、調理家電など、さま...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
ディープなんて夢のまた夢 潔癖症の彼氏と気持ちよくキスする方法
 好きな人とは、キスやスキンシップをしたいと思うものですよね。でも、近年増えているのが「彼氏が潔癖症でキスやスキンシップ...
恋バナ調査隊 2023-06-12 06:00 ラブ
「今日は赤西来ない?」「いや来るって」2人だけの浮気暗号LINE3選
 浮気をしている2人にとっての一番の難題が、「バレないようにどうやって連絡をとるか」です。内緒でメールやSNSのメッセー...
恋バナ調査隊 2023-06-14 11:54 ラブ
週1お泊まりでも告白なしはセフレ? 年上男との曖昧な関係に悩む40代女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
「友達以上恋人未満セフレ否定」曖昧な関係しか築けない40代男の心理
「冷酷と激情のあいだvol.146〜女性編〜」では、半年以上にわたって肉体関係のある恋人・ツトムさん(48歳・仮名)との...
並木まき 2023-06-10 06:00 ラブ
昔好きだったと言われたら脈あり? あえて過去形で伝える男の深層心理
 友達だと思っていた男性から突然「昔好きだった」と言われたら、思わず意識してしまいますよね。その日を境に、あなたも相手を...
恋バナ調査隊 2023-06-09 06:00 ラブ
マッチングアプリやめていい? 恋活に自信をなくす5つの瞬間
 恋人を作ろうと勇気を出してマッチングアプリを始めたものの、「全然いい出会いがないっ!」と心が折れそうにな人、集まれ〜!...
恋バナ調査隊 2023-06-08 06:00 ラブ
シンママが年収1000万超の男性と再婚するのは不可能ではない
「再婚したい」と夢見るシングルマザーは大勢います。なかには「お金持ちと再婚したい」とはっきり主張する女性はいます。  ...
内藤みか 2023-06-08 18:04 ラブ