彼や夫がイケメン化⁉ 基本のメンズメイクと3種の神器を知る

笹山真琴 ビューティ&ヘルスケアジャーナリスト
更新日:2021-03-24 06:00
投稿日:2021-03-24 06:00

揃えるべきは「BB・アイブロウ・色付きリップ」の3種の神器

 身だしなみの延長としてのシンプルメイクで男性っぽさを残し“カッコよく”仕上げるのが十八番の高橋さん。まずはじめに揃えたい「3種の神器」があるといいます。

「具体的には、肌を綺麗に見せる男性用BBクリーム、眉毛の足りないところを補整するアイブロウ、そして、唇の血色のよさと存在感をくっきりさせるナチュラルな色付きリップです」(高橋さん)

1. 男性用BBクリームひと塗りで綺麗に整う

 顔の印象をもっとも左右するのは、面積がいちばん大きい肌。肌トラブルがなく健康的だと、それだけで、エネルギッシュでポジティブな印象を与えることができるそう。

 肌を美しく見せるには、肌の色味が均一に近くなっていること(赤味や青ひげ跡、シミなどが目立たないこと)、表面の凹凸が少なく、滑らかであること(毛穴やニキビ跡などの凹凸をなるべく隠す!)が重要。肌表面を滑らかに整え自然なツヤを出すBBクリーム(ブレミッシュバームクリーム=粗隠しクリーム)は、まさにそれらを叶えてくれる“万能選手”というわけです。

 たとえば、国民的ブランドともいえる「ウーノ」の男性用BBクリーム「フェイスカラークリエイター」。爽やかなシトラスグリーンの香りで、SPF30・PA+++と紫外線対策もばっちり。石鹸で落とせるのでメイクに不慣れな男性でもラクチン。2019年3月の発売以来、累計100万個が出荷されている大ベストセラーで安心感があります。

「多くの男性がナチュラルに、人に気づかれずに取り入れることができる色味が揃っているのがウーノ。ドラッグストアなどで簡単に入手できるのもおすすめのポイントです。特に『ナチュラル』は、手に出したときは白いクリームで、塗り拡げるとクリームが自然なベージュカラーに変わるというマジックな製法。初めてメイクする男性でも“お化粧している感”がなく、抵抗なく取り入れてくれると思いますよ」(高橋さん)

2. アイブロウ“ちょんちょん”だけで「な~んか頼りないんだよね~」から脱却!

 メンズの表情を凛々しい雰囲気にも、優しい雰囲気にも、なりたいイメージに近づけるのに有効なのが「眉」の太さや形をアレンジすること。

 ヘアサロンなどで眉カット・眉剃りをしてもらうという男性も多いと思いますが、もともとの眉が理想の形に近い人は男性女性問わず少ないもの。ちょっとだけ「描き足す」イメージでアイブロウ(眉墨)を身だしなみの一環にしましょう。

「初心者メンズにも使いやすいアイブロウは、涙型(しずく型)や三角形の断面で、ペンシルの反対側にスクリューブラシがついているもの。涙型や三角形だと、眉尻など細い線を描きたいときには尖ったほうで、太く柔らかく広い面積を埋めたいときは太いほうで描くことができて、テクニックいらずです。ダークグレーやダークブラウンなどが使いやすい色味。彼の髪色に合わせてチョイスしてあげてくださいね」(高橋さん)

 ジェンダーレスでユニセックスに楽しめるアイテムが揃ったコスメブランドとして人気の「iLLO(アイロ)」のアイブローは、滑らかなテクスチャーでペンシルの断面は三角形。角度を使い分ければ、描き足したり隙間を埋めたり、テクニックなしで簡単に眉が描けます。ナチュラルで髪色に合わせやすいニュートラルなブラウン2色展開。

3. 女子にも人気だったティントっぽい色付きリップは男子にも最適

 実はいちばん取り入れやすいのが、色付きリップ。

「男性でも乾燥対策で無色のリップを使用する人は多いと思いますが、唇に血行がよく見える色をつけてくれるリップに変えるだけで、グッと健康的で華やかな印象になります。女性にも人気だった“ティントリップ”っぽい発色のものが、唇そのものが発色しているかのように見えておすすめです」(高橋さん)

 男性用リップ「LIPPS BOY」のリップバームは、唇に塗ると肌の温度で発色し健康的な色をのせてくれるので、とても便利かと! ナチュラルピンクとライトオレンジの2トーン。保湿成分ホホバオイル配合で界面活性剤不使用、アルコールフリー、パラベンフリーです。

  ◇  ◇  ◇

さあ、思い立ったら今すぐに!

「3種の神器」を彼にプレゼントして、イケメンポテンシャルを開花させてあげてみても◇ 周りに「あれ?彼氏変わった!?」なーんて、羨ましがられちゃう日がくるかも!?

高橋弘樹さんプロフィール

男性メイクのスペシャリストとしても活躍するヘア&メイクアップアーティスト。

 10代のころの自身の肌トラブルをきっかけにスキンケア研究を開始。男性ならではのコスメの肌色合わせや肌色について研究を重ねる。長年にわたり蓄積した肌データを活用し、現在は肌トラブルに対するアドバイスや各社コスメブランドの商品監修、男性の肌色にマッチする化粧品・メイクイベントの企画コンサルティング、メンズメイクセミナーなど幅広い活動に従事。
 自然なメイクで大変化をもたらす独自のメンズメイク術「爽やかメイク」が高い評価を受け、書籍化。(扶桑社「最速でカッコよくなる メンズメイクBOOK」)アーティストやタレント、エグゼクティブを手掛けるメイクアップアーティスト、メンズメイクサロンのスタッフ教育の特別講師など、メンズメイク界を全方位的に牽引する存在。youtubeや各種SNSを通してユーザーのお悩み解決もサポート。

笹山真琴
記事一覧
ビューティ&ヘルスケアジャーナリスト
コンテンツ企画会社経営。医師や美容家など、医療・美容に詳しいオピニオンリーダーを取材し、最新のナレッジや製品について多数のメディアで執筆。グローバルにキュレーターを配する女性に向けたオピニオンメディア『UNICORN』主催。

ビューティー 新着一覧


若い頃の自分を褒めてあげよ!40代女がやってよかったと思う美容法4つ
 美は1日にしてならず。スキンケアやボディメイクなどの美容は、やったその場で効果を感じられるのではなく、毎日の蓄積により...
栗5粒で白米一膳!? 高カロリー注意、太りやすい秋の味覚とおデブ回避術
 おいしい、そして危険な季節がやってきてしまいました……。秋といえば、ほくほくもっちり、ジューシーなおいしい食べ物がたく...
顔より目立つ!? 手の老化防止法3つ、しわしわおばあちゃんにはまだ早い
 40代女性で、顔に対してのアンチエイジングはしっかりしていても、手のケアを怠っている人は多いはず。でも実は手は人の目に...
朝起きたら髪の毛ボンバー!「ヘンテコ分け目&ガンコな寝癖」の直し方
 朝起きたら、髪の毛の分け目がおかしいうえに寝癖でグシャグシャ。そんなときに簡単&時短でできる、分け目と寝癖の直し方を紹...
UNIQLOよりお高めだけど?「ココピタ」で“靴下ズレ不快”は解消なるか
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
漢方薬の副作用!? 体調崩し気味で心配…飲み続ける目安は【薬剤師監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
身に着けたらワクワクする? 40代で捨ててよかった服と手放す判断基準
 クローゼットにはたくさんの洋服があるのに、なぜか着る服がなくて困っている人は多いですよね……。  着ない服は捨てれば...
40代、加齢を受け入れ生まれた心の変化…トシを重ねるのはつらいだけ?
 人は、トシを重ねるごとに加齢による変化に向き合わなければならなくなります。でも、加齢を受け入れるのが難しいのも事実。「...
自分の“化けた顔”に飽きました…メイクが同じになるマンネリ回避の裏技
「20代の頃は色々なメイクを試していたのに、ここ数年ずっと同じメイク。 さすがに飽きてきたな……」と感じているオトナの女...
下まつげどうしてる? “痛ケバ”40代を回避するマスカラの塗り方&選び方
 女性に欠かせないメイクは、年齢によってだんだん変化していきますよね。特に40代女性の頭を悩ませるのが「下まつげ」のメイ...
巨乳より本当は胸を小さく見せたい!着痩せも狙える“盛らない”テク4つ
 巨乳の人の切実な願いといえば「胸を小さく見せたい」ですよね。実際に胸が大きいと、いろいろな苦労や悩みがあるものです。そ...
朝の洗顔から差がつく! 夏老け・日焼け対策にプチプラスキンケア3選
「夏老け」といった言葉があるように夏の強い紫外線ダメージで、秋になると一気に老けたように感じてしまいます。  さら...
歯ブラシちっくで毛穴掃除!韓国の洗顔ジェルクレンザーでゴッソリ叶う?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「レチノール」って大丈夫? シミ・シワに“ほどほどケア”で取り入れたい
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
今すぐお腹の肉を隠したい! “部分ぽっちゃり”を撃破する6大アイテム
 若い頃にほっそりしていた人も、食生活をまったく変えていない人も、なぜか40代になるとだんだん代謝が落ちてふっくらしてく...
無自覚のスメハラは不本意…「香水つけすぎた?」判断法と匂いの落とし方
 いい香りを身にまとえる「香水」は、年代問わず多くの人が使っていますよね。でも、時には香水をつけすぎたことに自分で気がつ...