まだ間に合う!40歳OVERで結婚願望が叶わない女性の共通点

内埜さくら 恋愛コラムニスト
更新日:2021-03-16 12:13
投稿日:2021-03-16 06:00

“察してちゃん”は結婚が遠のく…

五十嵐先生 人により思考回路は異なります。自分の思いを言葉にしなくても心情を察してもらおうと、相手に過度な期待を持つ“察してちゃん”は、ご成婚が遠のきます。長年暮らした家族ですら言わなければわからないことがあるのに、赤の他人に求めると、お相手は疲弊してしまうからです。

 よくあるパターンは食事デートで、お相手がチョイスしたお店とご自身の意向が違ったとき。たとえば、「中華が続いたから次はイタリアンがいい」というご自身の気持ちを伝えずに、モヤモヤした気持ちを抱えて私に相談するのです。

「中華ばかりが続いたら飽きるのがわかっているはずなのに、どうして彼は立て続けに中華を選ぶのでしょうか。彼の考えていることがわかりません」と。

 男性はお店選びに慣れていないのかもしれませんし、前に中華を選んだら彼女が喜んでくれたから、きっと今回も喜んでくれるはずと、お店を開拓したのかもしれません。

 ご自身がお相手の気持ちを察することができていないのに、お相手に察してもらおうとするのは図々しすぎます。

 ご自身から思いを発することこそが、コミュニケーションの基本。「言わなくても理解してもらえる」という発想は捨てましょう。

「言わなければ伝わらない」

 筆者は再婚前に何度か同棲経験がありますが、言葉にする重要性を痛感しています。迷ったら相手に直接聞くことも徹底しています。なにを考えているのかわからないと思ったら、「今なにを考えているの?」と聞く。聞きたいのは相手の気持ちなので、誰かに相談するより相手に聞いたほうが、早く解決できるからです。

 先に五十嵐先生が教えてくれた食事デート例ですが、筆者は逆パターンの経験があります。「どこでもいい」と言うくせにお店の前まで来ると、「値段が高い」「今は食べたい気分じゃない」と、必ずクレームを言うのです。

 数回耐えたあと筆者は、「どこでもいいって言ったでしょう! だったら自分で選んで!!」と、キレ気味に伝えてしまいました。結局、相手とは外食する意欲が失せて疎遠に。女性がやりがちな“後出しじゃんけん”は、関係に軋轢を生む一例です。

 今回は3回にわたり、五十嵐先生に結婚相談所の実例とともに教えていただきましたが、お見合いではなくても勉強になるコメントばかりでした。婚活中のみなさんも、参考にしてみては。

いがらし・まこ

日本仲人協会仲人。5年連続で同協会にて、1800人の中から成婚数全国No.1を表彰される。運営する結婚相談所は、ヘアメイクとファッションアドバイス、お買い物同行、女子会・男子会(お茶、食事)など、きめ細かい Person to Person のサポートがコンセプト。真剣に結婚を考えている人を、マンツーマンでサポートしている。

内埜さくら
記事一覧
恋愛コラムニスト
これまでのインタビュー人数は3500人以上。無料の恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い(現在休止中。準備中のため近日中にブログにて開始を告知予定)。恋愛コメンテーターとして「ZIP!」(日本テレビ系)、「スッキリ」(同)、「バラいろダンディ」(MX-TV)、「5時に夢中!」(同)などのテレビやラジオ、雑誌に多数出演。

URL: https://ameblo.jp/sakura-ment

関連キーワード

ラブ 新着一覧


知らないと損!男性がコクるまでの“恋愛の仕組み”を理解せよ
 なかなか本命の恋人関係になれず、友達止まりであったり、大人の関係になったりしていませんか?  誰かを好きになると、「...
若林杏樹 2023-01-11 06:00 ラブ
旅行中だからこそわかる彼の本性!経験者たちの悲喜こもごも
 今の彼との結婚を考えているなら、旅行がおすすめ。これまで見たことのない彼の本性がポロリと出る瞬間を見逃さないで! 結婚...
恋バナ調査隊 2023-01-10 06:00 ラブ
セックスレスで離婚する際、子供にどう伝える?シミュレーションしてみた
 前回、離婚を考えた時に問題になる「お金」についてお話ししました。今回はもう1つ大きな懸念である「子供」について考えてい...
豆木メイ 2023-01-10 06:00 ラブ
婚約中の筆者が考える「マッチングアプリ婚」うまくいく人・いかない人の決定的な違い
 新年を迎えると、なんとなく身が引き締まりますね。昨年はやりきれなかった仕事や恋愛の目標に対して「今年こそは」と燃えてい...
ミクニシオリ 2023-01-10 06:00 ラブ
恋愛は喧嘩した後が大事! 絶対に仲直りできるセリフ4つ
 大好きな彼と喧嘩してしまった時って、本当に落ち込みますよね。怒りにまかせて言ってしまったセリフに後悔したり、意地を張っ...
恋バナ調査隊 2023-01-09 06:00 ラブ
チューの回数激減!黄信号・キスしなくなった彼氏の心理5選
 彼氏と最後にキスしたのはいつですか? 最近、彼氏がキスしてこなくなっているなら、静かに“別れのとき”が近づいているのか...
恋バナ調査隊 2023-01-08 06:00 ラブ
マッチングアプリに生息する「地雷男」特徴5つで自己防衛!
 出会いの方法のひとつとして当たり前になってきた、マッチングアプリ。便利な反面、一見普通に見える男性の中に、地雷男が隠れ...
2023-01-07 06:00 ラブ
「私の体ばかりねだる中年彼氏ってどうなの?」43歳女の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-07 06:00 ラブ
「中年の恋愛は性生活の充実が重要」と断言するアラフィフ男
「冷酷と激情のあいだvol.124〜女性編〜」では、アプリで知り合った恋人・ユウジさん(49歳・仮名)とのデートが、体の...
並木まき 2023-01-07 06:00 ラブ
夫婦の寝室問題は根深いけれど“ベッドが一緒なら円満”は古っ
 夫婦生活を送っていく上で、夫婦のベッドを一緒にするか別々にするかは意見が分かれる問題です。それぞれにメリットやデメリッ...
恋バナ調査隊 2023-01-06 06:00 ラブ
【2022年アツかった記事】ラッブラブだったのに!「付き合ったら飽きられる彼女」の共通項
【ダラOL】 (2022年7月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※  ※  ※  付...
若林杏樹 2023-01-27 20:01 ラブ
アラフォーの「幸せな婚活」を解説! 無料アプリは即解約を
 今年こそ婚活を成功させるぞ! と意気込む女性は少なくないはずです。しかし年齢を重ねるほど、なかなかいいお相手に出会えな...
内藤みか 2023-01-05 06:00 ラブ
アプリ以外で“運命の人”と出会うには? 試したい5つの方法!
 出会い系アプリの存在は知っているものの、「アプリは使いたくない」と抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。確かに相手...
恋バナ調査隊 2023-01-05 06:00 ラブ
【2022年アツかった記事】急増する“貝男子”の生態! 激戦を制しアプリでやり取りすると…
【内藤みかのあたらしいのがお好き】 (2022年4月に公開したものを一部変更し、再掲した記事となります)  ※ ...
内藤みか 2023-01-27 20:00 ラブ
LINEの返信が遅い…仕事で忙しい男性のホンネと女子の対応策
 好きな人からLINEの返信がなく、待つ時間ってツライですよね。 「仕事が忙しい」という理由を出されると、なんて返せば...
若林杏樹 2023-01-04 06:00 ラブ
遊ばれる恋愛は自分にも原因が!男が本気にならない女の特徴
 何度も男性に遊ばれると、男性不信になりますよね。「世の中に真剣な恋愛ができる男っていないのかも」と、ガッカリしている女...
恋バナ調査隊 2023-01-04 06:00 ラブ