自分の親より年上でもOK! ある意味本当の“ママ活”が増加中

内藤みか 作家
更新日:2021-03-25 06:00
投稿日:2021-03-25 06:00

ママより上でも構わない

 まず、全く何のためらいもなく「20歳以上年上の女性が好きです。なんなら自分の親より上でも構わない」と公言する若い男性が増えました。今までは伏せていたのですが、言えるようになってきた環境を敏感に察知し「実は超年上が好きなんだよね!」と堂々と言うようになったのです。

 対して彼らの恋愛対象であるアラフォー世代やアラフィフ世代は昭和生まれだったりするので、こうした時代の流れに若い人ほど素早くは対応できません。なので、最近は、若い男の子に言い寄られて戸惑う熟女たちが発生しているのです。

なぜ超年上が好きなの?

 彼らはなぜ超年上女性を求めるのでしょう。何人かに話を聞いてみましたが、多くの人が想像するようなマザコンタイプや甘えん坊タイプはほとんどいませんでした。そして美魔女が好きというわけでもありません。そして彼らの交際相手は、しっかりしていてどっしり落ち着いているような、どこか芯の強さが感じられる女性が多く、すごくおしゃれというわけでもありませんでした。

 そして超年上女性に「教えてもらっている」とほぼ全員が言うのです。教えてもらうというのはベッドのことばかりではありません。どちらかというと夜のことよりも、人生や仕事のことがメインなのです。社会の荒波に迷える彼らは、人生のコツを教えてくれて、何かあっても「これくらい大したことないわよ」などと動じない女性が好きなようなのです。

お金目当てではない

 お金が目的だろうと勘繰る人も多いこうした超年の差恋愛ですが、真剣な男性は、お金を要求せず交際しています。むしろ「自分は男性だから」と多く払おうとする人までいるほどです。そして体だけが目的というわけでもありません。彼らは精神的なつながりの深さや心の安定を求めているのです。

 同い年や年下の女性だと、どっしりとまでは落ち着いてはいません。なので、落ち着きを求めるにはどうしても超年上になってしまうのだとか。また、昭和生まれの女性は動作がゆったりしていて言葉づかいも荒くないので、きついことを言われて心が折れるということもほとんどないのです。

 そして、言い寄られた女性のほうが「どうしてこんな若い子が私に!?」と逃げ腰になっているのは、とてももったいないことです。せっかくのお申し出なのだから、前向きに検討してもいいのではないでしょうか。私はこうした男性たちが好きです。なぜなら彼らは超年上女性にたかろうとするママ活男子たちのニュースなどを見かけると「なんてひどいことするんだ!」と本気で怒ってくれるからです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


自分の気持ちが「伝わらない、分かってもらえない!」何が原因なの?
 みなさんはこれまで、「分かってもらえない」「勝手に決めつけられる」と感じた経験はありませんか? 私はよくありますし、誤...
おくげちゃん 2023-05-05 06:00 ラブ
彼の心が欲しい…! いくら貢いだら私のものになってくれるのか問題
 最近、男性に貢ぐ女性が急増しています。ホストや出張ホストや、メンズコンカフェスタッフ(コンカフェは「コンセプトカフェ」...
内藤みか 2023-05-04 06:00 ラブ
友達止まりはもうたくさん!恋愛対象だと意識してもらう方法
 好きになるなんて思ってもいなかったのに、一緒に飲んだり、話したりするうちに好きになってしまった……。しかし、どうも自分...
若林杏樹 2023-05-03 06:00 ラブ
恋愛向きの男と結婚向きの男 私の選択は正しかったはずなのに
「恋愛と結婚は違う」    これは昔からよく言われているので、一度は耳にしたことのある言葉ではないでしょうか。 ...
豆木メイ 2023-05-02 11:32 ラブ
「婚活やめる」と宣言したい…心がポキッとなる“根本”理由と解決策3つ
「本気で婚活を頑張っているのに全然うまくいかない!」「成果がでなくてモチベーションがはだだ下がり」「もう、婚活やめたい!...
恋バナ調査隊 2023-05-01 06:00 ラブ
引き出物は夫婦のフィギュア♡ 新婚から届いた“脳内お花畑”LINE3選
 結婚は、女性の人生の中でも幸せの絶頂といえます。愛する彼と一生を添い遂げる誓いを立て、まさにラブストーリーの主人公のよ...
恋バナ調査隊 2023-04-30 06:00 ラブ
慰謝料を払う覚悟はある不倫妻 それでも夫の離婚宣言に“無反応”なワケ
「冷酷と激情のあいだvol.140〜男性編〜」では、年下の男性と不倫関係を続けている妻・楓さん(39歳・仮名)に対して強...
並木まき 2023-04-29 06:00 ラブ
「妻は年下男と不倫中」財産と親権は絶対死守したい夫の離婚大作戦
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-04-29 06:00 ラブ
夫婦で“子なし”の人生を選んだけど…それでもDINKsのデメリットは?
 今は、「結婚するのが当たり前」という時代ではなくなりました。結婚したとて、子供を持つかどうかも自由。DINKsを選択す...
恋バナ調査隊 2023-04-27 06:00 ラブ
ChatGPTに「既読スルーする彼へのLINE」を考えてもらったら
 話題のChatGPT。チャットで依頼すると、AIがさまざまな回答をしてくれる、とてもありがたいサービスです。まるで人間...
内藤みか 2023-04-27 06:00 ラブ
長年彼女がいない男は狙い目? 付き合うメリットとデメリット
 イケメンやモテ男との恋の駆け引きって疲れますよね。  次の恋愛はどんな人がいいか考えた時、長い間彼女がいない男性...
若林杏樹 2023-04-26 06:00 ラブ
レス夫婦ドラマ「あなたがしてくれなくても」は自分事過ぎて身が入らない
“夫婦のセックスレス”がテーマのドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系、木曜22時~)の放送が始まりました。皆...
豆木メイ 2023-04-24 16:41 ラブ
一生に一度の大恋愛のはずが…別れた後の“ズタボロ”から立ち直る方法
 禁断の恋や、憧れだった彼との恋に略奪愛……燃えるような大恋愛でも、別れを迎えることはあります。いつもの失恋とは比べもの...
恋バナ調査隊 2023-04-24 06:00 ラブ
返信は「笑」の一文字!男と女「別れの匂わせ」LINE実例3選
 これまで付き合ってきた彼氏に「別れよう」と切り出すのは、勇気がいるものですよね。「逆上するんじゃないか」「ひどく傷つく...
恋バナ調査隊 2023-04-23 06:00 ラブ
バツ2男性との恋愛はやばい?ソッコーで探りを入れたい3カ条
 好きになった男性がバツ2だった場合、「離婚したのには、それなりの理由があるはず……」と構えてしまう女性は多いですよね。...
恋バナ調査隊 2023-04-22 06:00 ラブ
「体の相性、最悪だよね?」4年間、週1の“務め”に耐え続けた妻の限界点
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-04-22 06:00 ラブ