新しい門出と旅立ちを強力に応援する!春の花「フリージア」

斑目茂美 開運花師
更新日:2021-03-31 06:00
投稿日:2021-03-31 06:00

「フリージア」ってどんな花ですか?

 イマドキのお野菜と一緒で、四季や旬とは関係なく通年入手可能なお花も多い中、フリージアに関しては春のまさに今が旬のお花であり、この時期を逃せば来年の春までお会いすることのできない、季節感満載のお花でございます。

 なんといっても鮮やかな色と素晴らしい香りが、フリージアの大きな特徴。黄色や美しい純白だけでなく、少数ではございますが、ピンクの濃淡や紫色、オレンジ色もございます。形も従来の一重咲きだけでなく、八重咲きや半八重咲きもあって、見ているだけでもワクワクしてまいります。

 フリージアは色によって香りも変わりますが、β-イオノンという成分を持つ独特な甘い香りを放っております。この香りには、リナロールやα-ターピネオールという成分が含まれており、神経の高ぶりを抑える効果があるとされておるのでございます。

 フリージアは色別に花言葉はあれど、「期待」や「あどけなさ」「無邪気」「純情」「清香」が代表的。

 細い花茎の上に小さなラッパみたいな花が1列に並んで咲いている様子が、仲良く手をつないでいる無邪気であどけない子供たちに見えるからなのか、電線にとまったスズメたちが無邪気にお喋りしているように見えるからなのか……そんな佇まいが、フリージアの花言葉の由来なのかもしれませんな。

 また同時に「感謝」「友情」「親愛の情」という花言葉もございます。

 そもそも「フリージア」という花の名前。

 名付け親であるデンマークの植物学者エクロンが、南アフリカのケープタウンの喜望峰で植物採集をしていた時にこの花を発見し、彼の親友でドイツ人医師のフレーゼの名前をとって「フリージア」と名付け、広く紹介をしたとされております。

 自分の名前ではなく、長年励まし支えてくれた親友に感謝と友情の意を込めて、この花の名前を付けたということが、「感謝」「友情」「親愛の情」という花言葉に反映されているようでございます。

 西洋ではそんな感動的な名前の由来が伝わり、「友情」と「信頼」を象徴する花としてフリージアは愛されておりますのよ~。

フリージアを長く楽しむ2つのコツ

 球根植物のフリージアは、切花や鉢物としてお花屋さんでは出回っております。フリージアの登場を待ちわびる人たちがどこからともなく花屋に集結するのが、ちょうど春のこの時期。バケツに入って店頭に飾ってあると、「バケツごとください」という強者もいらっしゃる……。それが、愛好家の多いフリージアあるある話でございます。

「フリージア初心者」のアナタにお伝えしたいのが、フリージアを長く楽しむコツでございます。

1. 咲き終わった花は、花ガラだけでなくガクも摘むんだよ

 前述の通り、フリージアは花茎に数輪の小さな花がくっついております。下から順序よく咲き始め、順序よく枯れていきます。その枯れた花ガラを摘むのは良いのですが、ガクを残すのはNG。最後の一輪まで咲かせるためには、ガクも摘むことが大事でございます。その際、花茎を折らないように、優しくつまんでお取りくださいませ。

2. ツボミを咲かせたかったら、栄養をあげておくれ

 立派なフリージアには、大概ツボミが数本ついております。どんなに抜群なフリージアであっても、時間の経過とともに体力は消耗してまいります。でも、せっかくのツボミですから、咲かせてあげたいですわよね。

 そのためにはやはり、お花にも「ゴハン」を食べさせてあげなきゃダメ

 粉末や液体でお花の栄養剤というものがございますので、フラワーベースのお水に入れてあげてくださいませ。

フリージアは門出を祝う花

 旬の花は、爆発的な生命エネルギーをその時期に大放出しております。

 春の門出の季節が旬のフリージアは、風水的にも強力パワーの花とされているようで、強いけれどそれでいて嫌みのない香りが気持ちを切り替えさせ、心機一転、環境を変えて頑張る力を与えてくれると申します。

 進学や就職、転職、引っ越しなど、アナタの大切な友人や恋人が迎える新生活の門出や旅立ちに、「期待」や「親愛の情」の素敵な花言葉を持つフリージアでお祝いしてあげるのも、オツなもんでござんすよ。

 お部屋に飾ることで漂うフリージアの甘くさわやかな香りが、アナタの大切な人が健康な心で良い方向に導いてくれることに期待大! 強力パワーで、応援してくれるはずでございます。

 お部屋に漂う自然の香りは、空間浄化には効果抜群と言われます。そういった意味では、1本でも抜群な強い香りを放つ明るく快活なフリージアはおススメでございます。

 そして、良い花の香りは恋愛運アップにも効果が期待できると申しますので、アナタのお宅のお玄関やリビングにも飾ってみてはいかがでしょうか。

 ぜひお試しあれ。

 フリージアの春の香りが、アナタとアナタの大切な人の門出と旅立ちを強力にバックアップしてくれることを……遠いお空の向こうでワタクシもブンブン旗を振って応援しておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


悩み相談で友達を失う地雷ポイント!優しさは“機能”じゃない
 みなさんはメンタルがヘラっちゃった時はどうしてますか? 人によって解決法はいろいろあると思いますが、中には友人や恋人に...
成長過程の少年“たまたま”にきゅん♡ 澄んだ瞳も美しすぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“フィリピンパブと愚兄”の話…恋愛運UPの夏の花グラジオラス
 まだ携帯電話が世間一般に普及していない頃のお話しでございます。本コラムにも何度が登場しておりますが、ワタクシには若干一...
夫の実家に帰省したくないのです…“ダラダラ滞在”回避法アリ
 お正月やお盆など、大型連休になると訪れるイベント”義実家への帰省”。せっかくのお休みなのに「義実家のことを考えただけで...
マタタビで“たまたま”たちがコロンコロン♪宴会の思い出だよ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子なし夫婦は不幸ですか? つらいだけ? いいえ、違います
 一昔前までは、結婚すれば子供を持とうとするのが当たり前のような風潮でしたが、今は時代が変わり、子供を持たないことを選択...
「トイレ掃除した雑巾でw」嫉妬まみれの“女の敵は女”LINE!
 昔から「女の敵は女」といいますよね。もちろん美しい女同士の友情もたくさんあるのですが、中には激しい嫉妬から「女の敵は女...
「愚痴と悪口」ボーダーラインはどこ? 常連の言葉に納得!
 嫌なことがあれば、誰でも愚痴りたくなりますよね。好きなものを食べて、お酒でも飲んで愚痴って、ささっと寝る。それでまた明...
「大人の女の友情」なぜ続かない?諦めてしまうのは簡単です
 大人になるにつれて、人間関係に悩む女性は多いです。仲が良かった学生時代の友達とも、疎遠になってしまった人もいるでしょう...
アニキの“たまたま”チェックに緊張…オシ★アナ好きも必見
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花のプロ直伝!万能ドクダミチンキの作り方 虫除けにもグー
 いつもお世話になっている横浜の某商店街にあるお花屋さんに、ゲリラ訪問した時のお話しでございます。  本コラム「笑...
インスタで話題!ロール&スタック使用レポ 2022.5.31(火)
 梅雨の時期が近づき、家庭によってはそろそろ掛け布団をしまう時期ですが、皆さんはどんな方法で寝具を収納していますか? 家...
「貯金できない女」脱出大作戦! 今から始める5つの節約術
「貯金しなくちゃ」と思いながらも、毎月ギリギリの生活をしている人もいるでしょう。お金や貯金がないと、心にも余裕がなくなっ...
「ふふふ。お母さんモテるから」親から届く“自由すぎる”LINE
 家族同士の連絡ツールとして欠かせないLINE。最初は戸惑っていた親世代も、気軽に使いこなすように。ですが、その気軽さゆ...
美少年“たまたま”再び!品性とワイルドさのギャップにキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【合わない人対策】自分史上最高の呪文は「外国人なんだ!」
 突然ですが、「えっ、なんで日本人なのに日本語通じないの?」みたいな人に会ったことはないですか? 自分の常識外の中で生き...