留守時の猫どうする問題!著者実践トラブル知らず3つの対応策

コクリコ 編集者
更新日:2021-05-02 09:40
投稿日:2021-04-25 06:00

猫を飼うと本当に留守できないの?

 猫の専門雑誌やネット記事などでは「猫はなわばり意識が強いので、住処(すみか)や過ごす場所を変えることは非常なストレスです。猫を飼うことは責任を伴います。長期の旅行などは諦めましょう」と書かれていることが多いのですが、そういわれてしまうと猫を飼うハードルが上がってしまうのではないかと危惧しています。

 独身女性は旅行にも行きたいし、仕事もしたいもの。でもそれをすることが、猫を愛していないとか、責任をもって飼育してないとイコールではないと思っていて。そういう頑なな考え方で猫を飼うことを諦めさせてしまうよりも、1匹でも多く保護猫が譲渡され、救われる方がいいのではないかなと思っているんです。

 私は月に1回ほど泊まりを伴う出張がある仕事をしています。それなのに猫を飼うのかといわれてしまいそうですが、成猫になった今なら1泊くらいは置いていっても大丈夫です。友人たちもそうしていて、トラブルがあったとは今のところ聞いたことがありません。水をたっぷり、トイレを複数個用意し、自動給餌器を使って、あとは室温を快適にしておけば大丈夫。ペットカメラをつけておくのも安心材料になります。

 ペットホテルに預けることもできますが、なにもないペットホテルよりもきっと家の方が猫はラクです。とはいえ、2日以上の出張や旅行の際はさすがに置いていけないんですよね。そこで私はこんなふうに猫にお留守番してもらっています。

【1】実家でお留守番

 これは某知恵袋にあった「正月に猫を連れて帰省したい」という投稿に対する解で、「子猫のうちに早めに連れていって慣らしておけばいい」という書き込みを信じてやったことなのですが、結果的には「とても良かった」といえます。

 最初に実家に連れていったのは猫がうちにきた3週間後。なんと2泊3日の出張が入ってしまったのです。こんな子猫を置いてはいけない、実家ならなにかあれば病院にも連れていってくれるだろうと思って連れていったら、両親も、実家近くに住む妹一家も歓迎してくれて。もともと私の部屋だったところをまるまる1部屋、猫専用にして、キャットタワーに、トイレ、食器と家とまるで同じものを用意して置いてみたら(お金はかかる)、ひろーい! たのしーい! とめちゃくちゃ盛り上がってくれました。

 しかも実家のウオークインクローゼットは入り放題。うちでは入らせてもらえないので、夜中じゅう探検しているほど……。2、3カ月に1度は実家に預けています。うちから実家までは1時間ちょっとなのですが、最近では移動も慣れたもので、電車の中でもおとなしくしてくれています。いつでも2匹が一緒だということも、安心感につながっているのかもしれません。

 もう1つ、その某知恵袋にあった「猫はなわばり意識が強いけれど、飼い主さんもそのなわばりの1つであるはずだ」という勝手な見解が、ものすごく腑に落ちて。なわばりとして私も実家に一緒に行って1泊だけして、翌朝すーっと出張に行く、というふうにしています。なんとなくこれが功を奏している気がします。ほんと、某知恵袋ありがとう。

 実家がペット可の物件で、かつ実家に部屋が余っていることが条件になるので、これができない人もたくさんいるとは思います。そんな方には以下。

【2】ペットシッターさんに来ていただく

 会社の先輩の友人がペットシッターをやっていて、その方にお願いしています。1回3000円+交通費、朝晩来ていただく場合は6000円+交通費。

 お水を替える、フードやおやつをあげる、トイレ掃除、おもちゃで遊ぶが基本で、ほかに頼めばエアコンや加湿器をつけてもらったりもお願いできます。終わるとレポートとともに写真や動画を送っていただき、出張先にいても猫たちの楽し気な様子を見られます。どちらかというとおかあさんと遊んでいるよりシッターさんと遊んでいるときの方が楽しそうなほど……。

 シッターさんとは相性が重要な気がします。猫とシッターさん、そして飼い主とシッターさんの相性です。

 自宅に来ていただいて猫と一緒に面接して、いいシッターさんを見つけられるかにもかかっています。最初に面接したシッターさんは「トイレの数が多いと掃除が大変だから、できれば1つにしてほしい」とおっしゃっていたので私はNGにしました。トイレは頭数+1個が推奨されているので、2頭いれば3つあるのが一般的です(うちは何個用意しても1個しか使わないから2個ではあるのですが)。でもそれをNGにしてしまうのは……と不信感を覚えました。自分がいないときに自宅に上がられるので、信用できる人がいいですね。

【3】母に来てもらう

 うちの母は定年した父と2人きりなのがストレスらしく、息抜きがしたいと喜んで猫のお世話に来てくれます。泊りで(笑)。ですので、母が来たそうなときに頼んでいます。友達に家に来てもらってお世話を頼む人もいるようですが、私は近くに友達が住んでいないのでなかなか頼めず……。

 猫を飼っている友人と近くに住んで、お互いに協力し合っているという同僚は、「すごくいいんだけど、その友人とは絶対に一緒に旅行には行けない(笑)」と話していました。

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第58回「サクラ鳴く」
【連載第58回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
夏空が秋にかぶさる風景 季節がバトンタッチする時期がきた
 夏空が秋にかぶさる。そうだ、あしたはもう「秋分の日」。  ここまでくると「いよいよ今年も後半戦」という感じがして...
気づけば10年前のまま…大人のメイクは年単位で見直すべし!
 みなさんはぶっちゃけ、メイクの勉強をしていますか? 私はお恥ずかしながら、10代の時に雑誌を参考にして習得した以来、や...
妊娠5カ月、4畳のシェアハウスへの単身引越しに踏み切った話
 先日、夫の実家で親戚の子どもたちと上の子の5歳の誕生日を祝いながら、ふと「ってことは、自分も人の親という立場に置かれて...
気が付けば先輩社員の立場に…「職場で憧れられる存在」に5つの共通点
 仕事がバリバリできて見た目も完璧な女性は、職場の頼れる存在であり、憧れる存在でしょう。「私も少しは後輩から憧れられる女...
2023-09-21 06:00 ライフスタイル
「ほよよ顔」がたまらにゃい!プー太郎君の“たまたま”を激写
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ギャラ飲みは私の天職! 月収100万円、一度だけ恋人関係になった人も…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「必ず夢は叶う」は罪なアドバイス? どっちにしろ人生は続くのです
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
日持ち抜群「ジンジャー科のお花」の摩訶不思議、1週間過ぎても元気!
 ワタクシの大切なお花友達のAさんは、見た目は男性ですが、心は妄想が止まらない夢見る乙女。朝の精神統一は「花を触ること」...
子育てワンオペ問題…親頼みのママにモヤモヤ、男性の育児休暇は必要?
 先日友人と、子育てについての話になりました。  私の仲の良い友人たちは、自分の子どもが乳児の時に、実家の協力が得...
おなら、誤爆、カビパン…40年生きてたら、恥ずかしい思い出ぐらいね
 生きていれば、誰にでも一つや二つの恥ずかしい思い出があるものですよね。時間が経って忘れた頃に、ふと思い出してしまうと、...
親との距離感むずい…小言付き同居or孤独な別居、子連れで出した答え
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
遊びスイッチ全開にゃ! 猛ダッシュ“たまたま”の一瞬をパチリさせて~
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
死語説もあるけど便利な「OL」、海外では通用しない?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
私が稼ぐしかない!「月経ディスク」で起業、元居酒屋店員の猪突猛進人生
 パワフルの塊のようなアラサー女性がいます。「株式会社MONA company」代表取締役の向井桃子さん(35)。生理用...
月経ディスクにベットする女の覚悟「ストレスを減らす手伝いがしたい」
 生理用品の一種で使い捨て可能な「月経ディスク」を企画・販売する「MONA company」代表取締役の向井桃子さん(3...