いくら美形でも…付き合いたくないモンスターイケメン体験談

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2021-06-15 06:00
投稿日:2021-06-15 06:00
 外見の良さは、人から評価されやすいものです。しかし、あまりに外見でちやほやされすぎると、コミュニケーション能力の欠如した「モンスターイケメン」が生まれてしまう場合も……。どんなに顔は良くても、付き合おうとは思えないイケメン。あなたの周りにもいませんか?

受け身でコミュニケーションが雑

「会社の同期に、俳優の吉沢亮くん似で玉のように美しい顔のイケメンがいます。うちは中小企業なので、先輩や上司とのチームワークも大切なのですが、その子は自発的なコミュニケーションが苦手で、いつも周りに甘えてばかり。

 聞けば恋愛もいつも受け身で、"何もしなくても人が寄ってくる”と思っているようです。仕事関係のレスも遅いし、ミスも多いけど、なぜか周りから甘やかされている。これだからイケメンは……と思う瞬間があります」(24歳・IT関係)

  ◇  ◇  ◇

 顔がいい人は、小さな頃から周りからちやほやされることに慣れています。外見で得な評価を受けることも多いため、人によってはそれを「自分にとっては当たり前のこと」だと考えてしまっています。周りから人が寄ってきてくれる状況に甘え続けていると、コミュニケーションが雑なイケメンになってしまうのです。

恋愛での挫折経験がなく横暴

「私は恋愛において、外見の好みもとても大事だと考えています。先日、恋活アプリで付き合った彼氏は、横浜流星似。『なんでこんなイケメンがわざわざアプリに?』と、思うほどのイケメンでした。

 一目惚れしてアタックし、なぜか交際成功。最初は舞い上がっていたのですが……付き合いたてでラブラブなはずの期間、デート中やLINEで連絡をしていても、あまり私の気持ちを考えてくれない彼。

 遅刻やドタキャンも平気でするし、『嫌なら別れたら?』というあまりに横暴な態度で、2カ月しか続きませんでした」(27歳・WEB関係)

  ◇  ◇  ◇

 イケメンはもちろん、恋愛でも高い評価を受けやすいでしょう。

 人間性に魅力がないとしても、意中の相手を射止めることができてしまうのがイケメンです。そのため、人間関係の中で内面を振り返ったり、反省する機会が少なく、コミュニケーションにおいて必要なモラルを養えなかったという人も。

 しかし、人によっては、それすらも「外見がいい」ということで許されてしまうことがあります。こうなるともう、社会が生んだモンスターのようなものですね……。

承認欲求が高すぎて同性から嫌われている

「ゼミの同期の中でも飛び抜けてイケメン、新田真剣佑似のA君。顔がいいだけでなく勉強もできるのに、なぜか男子たちの中で干されており、女子とばかり仲良くしている人でした。

 でも、いざ一緒に過ごしてみると男子から嫌われている理由がわかるというか……とにかく、スポーツの能力や身長、モテ話など、ナチュラルなマウントがすごいんです。女子だから自分と比べることなくまだ聞けましたが、同性の立場でされたらしんどいだろうなと。

 男子からの目線を考えると、いくらイケメンでも付き合えないな」(23歳・大学院生)

  ◇  ◇  ◇

 誰かに認めてほしい、自慢をしたいという承認欲求は誰しも当たり前に持っているものですが、イケメンの場合、それを「すごいね」と認めてもらうことに慣れすぎている場合があります。

 自己肯定感が高いことはいいとしても、そこに「空気が読めない」が加わると、どんなにイケメンでもコミュニティから疎外されてしまいます。異性としては気分を害さずに聞けたとしても、同性に好かれていないということに、地雷感を感じずにはいられませんね。

イケメンに「コミュ障」が多い理由

 イケメンの中には「自分は顔がいいから、なんでも許される」と思っている人もいれば、「顔しか見てもらえないことで、内面に自信が持てない」と考えている人もいます。どちらも、青春時代に外見で必要以上の評価を受けてきてしまったことが要因にあり、いわゆる“こじらせている”人は案外多いのです。

 今回紹介した事例は、努力して美しさを手に入れたのではなく、もとからイケメンだった人にありがちなパターンです。好きでこじらせたわけではなく、周りから色目を使われたコミュニケーションをされてきたことで性格が歪んでしまったのかと思うと、ある意味、彼らも被害者なのかもしれませんね……。

 あなた自身、イケメンに色目を使ってしまうこともあるかもしれません。しかし、彼らのことを考えると、ほかの人と変わらないコミュニケーションをしてあげるべきなのかもしれませんね。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


「僕らの事実婚夫婦の覚悟は?」法律婚を望む妻に不信感を抱く50歳男
「冷酷と激情のあいだvol.166〜女性編〜」では、事実婚の夫・ジョウジさん(45歳・仮名)との関係を法律婚へと変更した...
並木まき 2023-10-28 06:00 ラブ
「夫とやっぱり籍を入れたい」事実婚→法律婚へ移行したい、40歳女の胸中
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-10-28 06:00 ラブ
夫バレ? 帰宅時間を理由にGPSアプリを促す…妻の不倫を察した男の反応
 夫に隠れて不倫しているそこのあなた。「バレたらどうなるんだろう」と気になったことはありませんか?  今回は、妻の不倫...
恋バナ調査隊 2023-10-28 06:00 ラブ
だから惹かれるのね! 男の色気の正体は斉藤工さんに学びましょう
 男性のちょっとした仕草にドキッとした経験はありませんか? 他の男性だと何も感じないのに、色気ある男性がやると不思議と魅...
恋バナ調査隊 2023-10-27 06:00 ラブ
結婚後のギャップあるある5選! 幻滅する前に試すべきこと
 大好きな人と結婚したら、幸せな結婚生活が待っている♡ とは限らないのが現実! 思い描いていた結婚生活とのギャップに苦し...
恋バナ調査隊 2023-10-26 06:00 ラブ
年下男性の“教えて願望”を満たす。オトナの女性ならではの知識と強みは?
「年下男性に興味がある。でも、何を話したらいいのかわからない」と迷う年上女性が大勢います。無理して若い人に話題を合わせる...
内藤みか 2023-10-26 06:00 ラブ
“育ちがいい男性”争奪戦を制す!本物を見極める特徴5つと好かれる共通点
 育ちがいい男性は、恋人や結婚相手として理想的な存在です。そのためライバルも多く、争奪戦に。ゲットしたいなら、いち早く彼...
恋バナ調査隊 2023-10-25 06:00 ラブ
「オフィスラブ」ってどうするの?後輩君への“嫌がられない”アプローチ法
 皆さんオフィスラブについてどう思いますか?  職場の恋愛における難題、それが後輩への恋心です。  自分が先...
若林杏樹 2023-10-25 06:00 ラブ
婚外恋愛は否定しない、けど、100%幸せになるのは難しい。
 セックスレスや婚外恋愛、セルフプレジャーをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  お仕事で既婚者専用マ...
豆木メイ 2023-10-24 06:00 ラブ
ねっちょりなぶりっこよりも強い? ドライな女性がなぜか男にモテるワケ
 サバサバしている男性よりも“漢前”でドライな女性は、周りの女性から「カッコいい!」と憧れられることが多いですが、実は男...
恋バナ調査隊 2023-10-24 06:00 ラブ
老後まで面倒見切れません!偏食に運動不足…健康管理できない夫にモヤッ
 子育てを終えた後の人生を考えると、夫婦で旅行したり、趣味を楽しんだり、有意義な老後を過ごしたいと考える人は多いですよね...
恋バナ調査隊 2023-10-23 06:00 ラブ
恋愛とキャリア、どっちも身の丈で両立させるにはどうする?
 仕事が大好きで、キャリアアップすることが何よりも楽しいと感じるバリキャリ女子。でも、恋愛面においては「どう仕事と両立し...
恋バナ調査隊 2023-10-23 06:00 ラブ
疲れたから寝るLINEを送ってきた彼と道ですれ違う?最悪な恋愛の思い出
 恋愛で得られるのは幸せだけではありませんよね。好きな人と付き合えたとしても、最悪な出来事に見舞われるケースもあるはずで...
恋バナ調査隊 2023-10-22 06:00 ラブ
整形美女との結婚話を破談にしたい37歳男、老いるほどいじるでしょ?
「冷酷と激情のあいだvol.165〜女性編〜」では、結婚の話が出ながらも、なかなか具体的な行動に進んでいかない恋人に悩む...
並木まき 2023-10-21 06:00 ラブ
美意識高い系40女、婚約者とのシラけた夜の生活に努力してるのになぜ?
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-10-21 06:00 ラブ
不倫沼に陥った女が失う「5つのモノ」友達 仕事 時間 自尊心そして…
 既婚者と不倫をすると、相手の家族を苦しめることになります。でもそれだけでなく、不倫をした当の本人たちが失ったものもたく...
恋バナ調査隊 2023-10-21 06:00 ラブ