愛猫と婚活とパートナー…あなたは何を優先し大事にしますか

コクリコ 編集者
更新日:2021-07-11 13:15
投稿日:2021-07-04 06:00

パートナーがますます欲しくなりました

「未婚女性がペットを飼うと婚期が遠のくよ」などと、たまに人に言われますが、そんなものはとうに逃しているので、そのことはあまり気にしてないんです。でも猫を飼うようになって、いっそうパートナーが欲しくなりました。

 というのも、生き物をひとりで飼うって大変で。自分が留守にする時、2匹を連れて(計11kg超え!)病院に連れていかなくてはならない時、キャットタワーを組み立てる時・捨てる時、猫砂が1袋5kg×4袋も届いてそれを家に運び込まければならない時。誰かー!!! と叫び出したくなることがあります。先日、オスの天ちゃんが結膜炎になった時も、私が押さえてるから誰か目薬を点してー! と心底思いました。パートナーっていうか人手? 人手が欲しい。

「猫が好きであること」が最優先

 今後、私がパートナーを選ぶ基準は「猫が好きであること」が最優先。「猫は好きなんですけど、猫アレルギーなんです」なんて言ってる人は論外です。私はあなたよりもうちの猫の方が絶対に好きだから。

 また、パートナーになる人は猫アレルギーでないことのほかに、うちの猫がなつくかどうかも大事な気がしています。オスの天ちゃんは人見知りで臆病なので、お客さんが来るとベッドの下やソファの下にもぐって出てきません。

 そしてメスの虹ちゃんは女性のお客さんは大好きだけど、男性があまり得意ではない。大家さん(ガリガリのおじいさん)がうちの網戸を直しにきた時も、脱兎のごとく(猫だけど)ベッドの下にもぐりこんでしまいました。

結婚相手が猫アレルギーで手放すなんて…

 うちの猫たちを育ててくれたミルクボランティアさんが、独身の女性に保護猫を譲渡するのをためらってしまうのは、以前に譲渡した独身女性のことがあったから。

 その女性は猫を飼い始めてからご結婚が決まって、お相手が猫アレルギーだということで、一度引き取った猫をミルクボランティアさんに返してきたそうなのです。まだその辺に棄てなかったからよかったものの、こういうことをする人がいるから、里親になる条件が厳しくなってくるのですよね。

 私は絶対に猫を手放さない。だから私の環境にパートナーとなる人が自分の暮らしをチューニングしてくれないと困るのです。

 そんなわけで、時間のあるときにその手のアプリでパートナーを探したりもしているのですが、好きなものに「猫」と書いている人にしか興味がわかず。

猫と暮らしている同士の結婚・恋愛は?

 逆にすでに今、猫と暮らしている人は「猫同士の相性はどうだろうか(途中からの猫の多頭飼いは相性が合わなければ、喧嘩が絶えず地獄だそうで)」「うちの猫と同じくらい、あちらの猫も愛せるだろうか」と連れ子再婚のような気持ちになり、ひとりで悶々と考えてしまいます。まだなにも起きてない状況で、勝手に(笑)!

 先方からのメッセージも「コクリコさんが写真をアップされている猫ちゃんかわいいですね」とか「猫ちゃんのお名前はなんとおっしゃるのですか?」など、もはや猫のことしか聞かれず。

 やりとりしている人も「子どもの頃、実家で猫を6匹飼っていました」とか「週末は、近所の野良猫の写真を撮って歩いています」という岩合さん(※)みたいな人ばかりで、婚活をしているのかどうかもわからなくなってきております。

「猫さんとお話する時は、いつも赤ちゃん言葉になってしまいます」という人は、なんだか怖くてそっとブロックしてしまいました。。。

(※編注)…「世界ネコ歩き」でもおなじみの動物写真家の岩合光昭さん

「猫基準」で見事にゴールインした男性の話

 猫を2匹飼っている友人(48歳・男性)が最近結婚したので、その決め手を尋ねてみました。その友人いわく、お付き合いし始めた時に「猫、見に来る?」と家に呼び、猫たちと彼女の相性がよさそうだったことと、彼女がたまたまペット可の持ち家マンションに住んでいたことだったとのこと。なんという猫基準。たいへん参考になります!

 なかなか進まぬ婚活ではありますが、もう子どもは生めないので、猫を大事にしてくれ、ともに楽しく暮らせる人が運よく見つかればいいなーと考えています。

 現実はそう甘くはなく、猫つきのおばさんが結婚するのは大変だとは思っていますし、ひとり+猫の暮らしの方がラクであろうとも思っています。

気長に探します

 でも、この先に絶対に訪れる親の死、猫の死をひとりで抱えていくのはつらい。つらい気持ちに少しでも寄り添ってくれる人……見つけられるかな? 気長に探し続けます。

 次回に続きます。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


猛暑の夏…健康な高齢者でも熱中症予防を“家族ですべき”理由
 介護士をしていた経験をもとにライターをしています。筆者はこれまで、認知症の症状や認知症を発症した時の具体的なケアについ...
がんでごめんね…「人生最後の生理」はある日突然やってきた
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
さくらももこさんのエッセイに学んだ 本当の「時は金なり」
「時は金なり」という言葉、年を取れば取るほど心に沁みるのはなぜでしょう。私がこの意味を意識したのは、さくらももこさんのエ...
産毛のような初々しさ…もうすぐ去勢する“にゃんたま”の刹那
 羊毛フェルトで作られた「にゃんたまストラップ」が巷で流行中。フニフニ揉むと、心癒され気持ちが落ち着くのだそう。 ...
結婚したら退職する? 自分が幸せになるための人生の歩み方
 少し前のOLだったら「寿退職」なんて当たり前だったのでしょうが、今はそうはいかないですよね。共働きが普通だし、お金の心...
大人になっても趣味に没頭したい! おすすめできる3つの趣味
 ストレス社会で闘う毎日にふと疲れた時、「何もかも忘れたい」と思うことはありませんか? 多くの人は飲み会や買い物で鬱憤を...
鬼灯って読めますか?夏の風物詩「ホオズキ」の意味と活用法
 地域によりますが、八月はお盆月でございます。  八月の声を聞くとワタクシのお店もお盆のお支度で慌ただしくなり、店...
夕陽で赤く輝いて…黒猫“にゃんたま”は美しい絵のようだった
 にゃんたマニアにみなさんこんにちは! きょうは、初めての黒猫にゃんたまωです。  黒猫のにゃんたまって、真っ黒だ...
遠方に住む親が心配…介護サービスの上手な選び方&使い方
 遠方に住んでいる両親が介護状態になった時、多くの人が「大丈夫かなぁ……」と心配になるはずです。しかし、現代では親の介護...
ホステスの世界にもある「裏引き」という名の“闇営業”の実態
 世間をにぎわせた“闇営業”。「事務所を通さず仕事のオファーを受け、報酬を得る」行為は、夜のクラブでも存在します。店に許...
料理下手を克服する4つの方法 もうメシマズ女と言わせない!
「料理を作ると思った通りの味にならない」「どうしても美味しくない」、そんな悩みを抱えていませんか? せっかく料理をしよう...
住宅ローンは一生無理?がんになった場合の気になるお金の話
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
大きなチャトラ“にゃんたま”君 立派な尻尾が上がった瞬間!
 にゃんたまωに、ひたすらロックオン! きょうはみんな大好きチャトラ君の鈴カステラです。  小さな港を忙しそうにパ...
恋愛序盤の花火デートはキケン! 準備ゼロでは行かないが吉
「花火デートってドキドキする」――。この季節、誰もが期待し盛り上がる「花火大会」ですが、調べもせず安易にデートとして行く...
ピルをもらう方法と病院選びのコツ…“避妊”が理由でも良い?
 第1回「日本はピル後進国!『ピル=避妊』の考え方は遅れています」、第2回「ピルで確実に避妊するなら?心構えや男性任せの...
声かけが大切! 子どもの“やる気スイッチ”をONにする方法
 子どもの心スペシャリストとして子育て中のお母さんたちと接していると、「子どもにやる気を起こさせるにはどうしたらいいか?...