知っていれば怖くない!言い方がキツイ人に欠落しているもの

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-07-02 06:00
投稿日:2021-07-02 06:00
「この人けっこうキツイ言い方するなぁ…」と感じる人がそばにいたりしませんか?もしくは自分のことを毒舌家だと思っている人はいないでしょうか。もしも心当たりがあれば、少し考えてみてほしいことがあります。さて、どろんぱでは閉店後のお店に酔っ払ったお客さんがやってきて、ママともめているみたい……。

(漫画:おくげちゃん)
(漫画:おくげちゃん)

伝わらないコミュニケーションに意味はない

 はっきり物事を言ったり、サバサバしていて気っぷの良い人というのは確かにいますよね。そういう人は必要な場面では物腰柔らかに話せたりするもの。私の経験上、「優しい言い方ができない」と言ってズケズケものを言う人の大半は、単に優しい言葉を使えないだけのパターンが多いです。

 私は昔、そういう人の言葉が胸に刺さってすごく辛かったことがありました。そして本当のことを言われて傷ついているんだからやっぱり私はダメなんだ……と自己嫌悪と自己否定の沼へズブズブ入ってしまったことも。でも自分の世界が広くなってくると「あの人は単に優しい言葉が使えない人だったんだな」とわかってきたのです。

 それがわかったのは、スナックでかっこいいお姉さんたちの後輩になれた時でした。相手に伝えることが目的なのに、刺々しい言葉を使っては届かない時もあります。揚げ句、その人を傷つけて心を閉ざされてしまうことだってある。本来コミュニケーションとはそんなことを考えながら行うもののはずです。

 もし私と同じように傷ついた経験がある人は、「あの人は言葉の勉強をして来なかったんだな」と考えて、言葉じりを気にしすぎないようにしてほしいです。そしてもし「私のことかも……」と思った人がいたら、言葉のレパートリーを増やす努力をしてみてください。思ったことをすぐに口にしない。これだけでもずいぶん周りの反応が変わってくると思いますよ。

登場人物紹介

(漫画:おくげちゃん)
(漫画:おくげちゃん)

モジョ子
自信がほしい主人公。人の言葉じりに振りまわされる小心者。キツイ言葉を使う人には心を閉ざしてしまう傾向あり。

ママ
どろんぱのママ。その豊富な経験から言葉のレパートリーが広い。場面や人によって言葉を使い分けるプロ。ママ曰く「酔っ払いの耳にはキツイ言葉しか届かない」。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


家事大っ嫌い~!40独女のQOL(生活の質)が爆上がりした2大時短家電
 7月よりドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)が放送されるそうですね。 “干物女”を生み出したドラマ「ホタルノ...
40代もやらかす“プチ老害”の落とし穴 全長数十cmの長文LINEで見切れ
 40代にとっては他人事のように感じる「老害」ですが、実は今、40代の人から届く「プチ老害LINE」に困る若者が増えてい...
困り顔がたまらない! オッドアイ“たまたま”君にロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
今更「アイドル」になろう。そして、安倍なつみとCoCoの追憶
「おら、アイドルになる!」  そう叫んで、女の子走りでステージから捌けた瞬間、自分でブッと吹き出してしまう。アイド...
友史上極ネガ、ごめん連呼、Wi-Fiジャック…LINEの異変はSOSサイン?
 毎日ネガティブなニュースが流れる現代では、メンタルがやられてしまう人が少なくありません。  自分は大丈夫でも身近...
早咲きも遅咲きも
 桜の種類によって咲く時期はそれぞれ違うのだという。  ソメイヨシノは蕾が膨らみかけている白州で八ヶ岳を背に満開の...
ほっこり癒し漫画/第72回「爪切りはイヤイヤ」
【連載第72回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」って最上級の褒め言葉?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
インフルだから修学旅行ずらせる?⇒令和も健在!“あたおか”モンペの恐怖
 モンスターペアレント、略してモンペ。自己中心的、理不尽、過保護、クレーマーとして学校や教師を悩ませる存在ですが、LIN...
私が見た最凶の闇ホステス!後輩いびり、“ブルーカラー”のお客様を蔑む女
 ホステス歴10年。スナックへの愛は今も増しており、これからもスナックの良さを知っていただくべく、何か綴れたらと思ってい...
“取り柄のない”自分の才能の見つけ方 手作りも副業も無理…深く悩まないで
 コロナ禍以降、近場のイベントを楽しむ人が増えました。そのなかで伸びてきているのが、手作りのものを販売する市場的イベント...
お花畑に2匹目の“たまたま”が♡ 今日の恋愛運はいかがかにゃ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
LINEグループを自然な言い訳で退会するテク⇒「一旦」の前置きは使える
 付き合いや流れでメンバーに加わることのあるLINEグループ。  通知がうざかったり、会話の内容が嫌だったりすると...
お財布に優しい「ド根性植物」8選 ほっぽらかしでも毎年咲いてくれて感謝
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の店先に、一体どこから生えているのか分からない「羽衣ジャスミン」が咲いています。勝手に土...
台湾の聖子ちゃん?女神「媽祖」の人気が凄まじい…カオスな宗教お祭り記
 ガヤガヤとうごめく人混みの頭上に降りそそぐ、どう考えてもヤケドしそうな熱々の花火! 街全体が熱狂に包まれ、路上はさなが...
2024-04-24 06:00 ライフスタイル
後妻つらいよ。“子の運動会にパチンコした男”⇒前妻の嫌がらせは茶飯事
 バツイチ男性と再婚した場合、時々運の悪いことに「前妻からの嫌がらせ」を受けてしまう人がいます。女性は、愛や嫉妬が絡むと...