「この人となら幸せに…」と思って結婚するのが間違いな理由

山崎世美子 男女問題研究家
更新日:2021-07-31 06:00
投稿日:2021-07-31 06:00

この人と一緒なら不幸になっても構わないと思える相手を選ぶ

 結婚して幸せになる!という思いが強いほど、不幸せな現象が起きたときに「こんなはずじゃなかった」と、不安や怒りで心も折れやすいものです。

 自分が気に入った愛する伴侶を見つけて結婚するのはもちろんですが、結婚後はリストラ・災害・不妊・病気など、言い出したらキリがないほど人生は山あり谷ありです。

 そんな時に「幸せになれると思ったのに……」と、今のような不幸が起きているのは相手のせいだと思ってしまうこともあるかもしれません。

ダメになったら自分が面倒を見ると言い切った友人

 30年前以上の話になりますが、仲の良い友人が不倫をしました。当然若かった私は大反対でした。

 妻子のある彼は親の代からのお金持ちで、好きなときにゴルフや旅行や買い物三昧の生活が出来る裕福な相手でしたが、なにせ既婚者です。到底、幸せになれるなんて思えませんでしたが、二人の気持ちは真剣でした。

 駆け落ち同然で一緒になると決めた、と友人が言った時のことです。

「今はお金持ちだけど、もしお金がなくなって相手が働けなくなったらどうするの?」

 私は引き留めたい気持ちで聞いてみました。

 友人は当たり前のように、「そうなったら私が水商売でもなんでもして働いて彼の面倒をみる」と言ってのけました。

 不倫は今も昔もいいことではありません。しかし、その二人は30年後の今、どこへ行くにも一緒の仲良し夫婦です。相手が癌を患ったときも、30年前の言葉どおり甲斐甲斐しく面倒をみていました。

 彼女は安直に“幸せになれる”と思って、一緒にいる決意をしたわけではないと思います。たとえ不幸になったとしても彼と一緒にいたいと思った覚悟が、今の幸せにつながったのでしょう。

まとめ

 すべての悩みは自分が作り出した現象です。苦労を苦労と思う人と思わない人。その違いは心の持ち方です。

 結婚も人生のお勉強のひとつだと筆者は捉えております。

 一緒に人生を乗り越えるぞー!と覚悟してかかるくらいが良いかもしれませんね(笑)。

山崎世美子
記事一覧
男女問題研究家
「平成の駆け込み寺」として、人間関係、男と女をテーマとし、さまざまな悩みを抱える相談者に的確なアドバイスを送り、心のケア・親身なカウンセリングで一躍人気者となる。TV、ラジオ、雑誌、さらに講演会などからも依頼が多数。いま最も注目されている専門家である。YouTube「せみこの恋愛大学」毎週水曜配信中。
公式HPブログInstagramTikTok

関連キーワード

ラブ 新着一覧


彼がそっけない…男性の恋愛感情が薄れる5つの理由&対処法
 ある日突然、「彼の恋愛感情が薄れてしまったのでは……」と、不安に感じる女性は少なくありません。あんなに「好きだ」と言っ...
恋バナ調査隊 2021-03-20 06:00 ラブ
運命の出会いに気付ける? 共通点や予知夢&引き寄せる方法
「私に運命の人はいるの?」「運命の人に出会った時、気付けるかな?」と、運命の出会いに憧れを抱いている女性は多いはず。実際...
恋バナ調査隊 2021-03-19 06:21 ラブ
若い女の影…? OVER35歳男性が口にしがちなフレーズ3選
 アラサー・アラフォー女性における恋のお相手世代の男性には、同世代または少し年上の男性も多いですよね。オーバー35歳以上...
並木まき 2021-03-19 06:13 ラブ
男性の「甘えさせて」はどういう意味?隠された本音と対処法
「甘えさせて」と男性が言ってくることがあります。こうした場合、どんなことをすると喜んでもらえるのでしょうか。男性が「甘え...
内藤みか 2021-03-18 06:00 ラブ
“軽い女”だと思われる人の共通点&そう思われないポイント
 誰だって異性からどう見られているのかは気になるものですが、女性の場合、“軽い女”なんて思われるのは避けたいものですよね...
恋バナ調査隊 2021-03-18 06:00 ラブ
“空気読めない男性”のLINEにうんざり…未読無視した内容6選
 空気が読めない男性って、本当に厄介ですよね。特に、その空気の読めなさを本領発揮したLINEがしつこく届くと、思わず未読...
恋バナ調査隊 2021-03-17 06:00 ラブ
つい追いかけたくなる! “愛されまくるオンナ”の行動と特徴
 男性が追いかけたくなるような愛される女子って理想ですよね。ちょっと困ったことがあったら助けてもらえるし、愛情を持って優...
若林杏樹 2021-03-17 06:00 ラブ
東大卒プロウェイクサーファーが語る 初恋の人との交際0日婚
 女性が「結婚したい」と思って婚活をはじめる時に、相手のスペックとして見るのは「年収」「職業」「身長」などに次いで、やは...
田中絵音 2021-03-16 06:28 ラブ
まだ間に合う!40歳OVERで結婚願望が叶わない女性の共通点
「何歳からでも夫婦になるのは遅くない」とお伝えする、「40代50代の大人婚」連載の番外編。インタビュアー・内埜(うちの)...
内埜さくら 2021-03-16 12:13 ラブ
恋が続かない…恋愛下手女性に見られる共通点&脱出する方法
「彼氏がほしい」と思っているのになかなかできなかったり、恋人ができても短期間で恋愛が終わってしまう恋愛下手な女性がいます...
恋バナ調査隊 2021-03-16 06:33 ラブ
離婚後の実家暮らしがストレス…お金がないけど家を出たい!
 離婚したから、実家に帰ります! そう意気込んで里帰りしたものの、親との同居生活がストレスになることってありますよね。晴...
七味さや 2021-03-15 06:15 ラブ
男性が彼女と別れて後悔する瞬間&後悔させる女性になる方法
 周りから羨ましがられるような仲の良い理想のカップルであっても、突然別れを迎えることがあります。彼と別れた後、あなたは相...
恋バナ調査隊 2021-03-15 06:00 ラブ
LINEに「笑」や「w」を多用する男性にありがちな心理3選
 男性とのLINEで、面白くもなんともない話題の末尾に「笑」や「(笑)」「w」といった、「笑う」を意味する言葉が多用され...
並木まき 2021-03-21 16:01 ラブ
これは絶対タブー! 男性がデートで萎える女性の行動11選
 いい感じだった彼と、初デート♡ 喜んだのも束の間、デートの後から急に彼がそっけなくなったということはありませんか? そ...
恋バナ調査隊 2021-03-14 06:00 ラブ
実はマザコンだった…悲劇を招いたカップルの“誤爆LINE8選”
 自分の彼氏がマザコンだったらと考えたことはありますか? どんなにかっこよく優しい彼氏でも、やっぱり女性からするとマザコ...
恋バナ調査隊 2021-04-17 05:58 ラブ
追われると冷める…男をウンザリさせてしまう“2大NGワード”
 最初は気のない彼だったのに強引にアタックされて、交際がスタートした女性の話はよく耳にします。その逆に、女性から……の成...
山崎世美子 2021-03-13 06:00 ラブ